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~北海道の地域を応援~発信!北海道いいものカタログ〔商品開発秘話編〕

北海道いいものカタログ 企画発案者インタビュー

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~北海道の地域を応援~発信!北海道いいものカタログ〔商品開発秘話編〕

おうちにいながら
北海道地域応援企画!

「北海道の地域を応援~発信!北海道いいものカタログ」と題しまして、2020年7月から北海道各地の名品をご紹介してきました。記事の中では、抽選プレゼントやポイントでの交換、販売先のご案内など、各地のメーカーや生産者のみなさんの少しでも助けになればと、ご紹介してまいりました。

今回は、商品開発を通じて各地の企業や生産者の方をよく知る、この企画の提案者でもある、ノーステック財団 地域連携支援部 部長の水沼さんにお話をお聞きしてきました。

ノーステック財団 水沼さん
ノーステック財団 水沼さん

北海道いいものカタログの企画を発案されたのはどのような想いからですか?

生産者と消費者がWIN-WINの関係になると考えました。商品開発している企業の中には、ホームページなどの商品をきちんと紹介する場面がない会社もあり、「今までに開発した商品をたくさんの方に知っていただきたい」、「企業さまに紹介する場面を提供したい」という想いからです。せっかくですから販路もしっかり載せて、売り上げアップに貢献したいというのもありましたね。また、エネモール会員さんや消費者のみなさんにとっても、地域の隠れた名品を知って楽しんでいただけるのではないかと思いました。

ノーステック財団ではどのように商品開発のお手伝いをされているのですか?

ノーステック財団では、道内各地の生産者から地域資源を活かした商品開発テーマの申請をしていただき、食やマーケティングの専門家の審査を経て、採択されたテーマの商品開発を支援しています。開発事業費の助成のほか、公設試験場との連携による素材の加工方法に関する技術指導、パッケージやネーミング、食品表示、商品流通に関するバイヤー(小売業の仕入れ担当者)との連携など、製品の加工製造から流通に至るまで、さまざまな助言やアイデア提案を行っています。

その「地域ものづくり支援事業」を始められたのは、いつごろからですか?

北海道での新たな地域振興政策として「産業クラスター創造事業」を1998年に開始しました。この年から地域の資源を使った商品づくり活動を行っています。これまでに約300件の商品づくりを行ってきました。

活用している「ほくでん産業技術振興基金」とは何ですか?

1995年に、北海道で産業技術の振興を図ることを目的に、北海道電力がノーステック財団に10億円を拠出しました。この基金の運用益を商品開発への補助金に充てています。

これまでで特に印象に残っている開発商品を教えてください。

商品開発のお手伝いを通じて、地域で頑張っている企業と異業種企業との響き合う関係、地域の活性化に共鳴しあうつながりをたくさん目にしてきました。旭川市江丹別の伊勢ファームチーズ工房さんの商品開発では、旭川の老舗酒蔵、高砂酒造とのコラボでできた「江丹別の青いチーズ - 酒粕熟成~旭川~」や、こちらでもご紹介した、ふらのワインとのコラボでできた「江丹別の青いチーズ - ふらのワイン熟成」があります。これらは、地域素材の組み合わせで新しい特産品ができあがった事例です。

江丹別の青いチーズ - ふらのワイン熟成
江丹別の青いチーズ - ふらのワイン熟成

豊浦町の「帆立オイル漬け 琥珀(こはく)」の開発では、レトルト(加圧加熱殺菌)加工が可能な岩内の企業とつなぎ、高級感のある土産品に仕上げました。この商品は上蓋に豊浦町礼文華地区のアイヌ文様をデザインしており、地域ならではの食文化と歴史に触れることができました。

帆立オイル漬け 琥珀(こはく)
帆立オイル漬け 琥珀(こはく)

その他、地域の伝統的な特産品として地理的表示(GI)に登録された桧山干しなまこの石けんや、ブラウンスイス牛のコンビーフなど、どれも印象に残っている商品ばかりです。

今年開発中の商品で、注目しているものはありますか?

はい、いくつかご紹介します。ぜひご覧ください。

伊勢ファームチーズ工房さんの「ブルーチーズディップ」
伊勢ファームチーズ工房さんの
「ブルーチーズディップ」
ホエイキャラメルを活用した「ホエイヌガー」
ホエイキャラメルを活用した
「ホエイヌガー」
北海道産ブドウの若葉を使った「北海道TEA」
北海道産ブドウの若葉を使った
「北海道TEA」

その他、豊浦産オリーブを使った化粧品や、厚真町産じゃがいも(メークイン)を氷室で半年熟成した糖度が高いブランドいも「あつまいも」を使った加工品などが開発中です。新たな特産品を生かした商品に期待してください!

今後の抱負をお聞かせください。

北海道のさまざまな地域で商品開発に携わっていますが、商品ができあがり、それがお客さまの評判を呼ぶことで、地域が元気になるという実感がもてます。「新しい取引先が増えた」「後継者の子どもが帰ってきた」「共同研究に携わった学生が研究をきっかけに就職することになった」などの声を聞きます。そのためにも、まずは地域の素材を消費者の目線に立って、いかに道民に喜ばれる道産品を開発できるかだと思っています。これからも開発から販路開拓までのきめ細かなお手伝いを通じて、地域のお役に立ち、地域を元気にしていきたいと考えています。

これまで紹介した商品も興味深いものでしたが、今後もとても楽しみな商品が並んでいますね。
水沼さんの「地域が元気になるという実感がもてます」という言葉がとても印象に残っています。今まで注目されていなかった特産品を活用した新商品を、これからもどんどん世に誕生させていただきたいと思いました。エネモール会員のみなさんの声も生かされ、北海道の地域がより一層元気になっていくことを願っています。

さて次回はいよいよ、みなさんに答えていただいたアンケートの結果から集計した、上位3商品の発表です!選ばれた企業の方の喜びの声もご紹介します。どうぞお楽しみに!!

※掲載情報は2021年3月3日時点のものです。

企画:ドーモニ 事務局

「ドーモニ」は株式会社エルアイズが運営する北海道のモニターサイト。
ドーモニに登録すると、飲食店の覆面調査や化粧品の試用モニター、アンケートの回答、グループインタビューの参加者の募集などが届きます。
16才以上の男女のみなさんに無料でご登録いただけます。
登録はこちら → https://www.domoni.jp/

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