ここから本文です。
ここから現在位置です。
現在位置ここまで。

聞いトク!知っトク!プロトーク Vol.03

スポーツジャーナリスト 増田明美さん

こちらに掲載されている記事のポイント獲得期限は終了しております。

聞いトク!知っトク!プロトーク SPORT JOURNALIST MASUDA AKEMI

爽やかで清々しい北海道の初夏は、外で過ごすのにうってつけ。ベストシーズンをもっと楽しみたいなら、ランニングがおすすめです!「走るのは苦手…」という方もきっと挑戦したくなるランニングの魅力を、マラソン界の大スター増田明美さんに教えてもらいました。


増田明美さん

増田明美さん Profile

1964年、千葉県いすみ市生まれ。成田高校在学中、長距離種目で次々に日本記録を樹立する。1984年のロス五輪に出場。92年に引退するまでの13年間に日本最高記録12回、世界最高記録2回更新という記録を残す。マラソン、駅伝の解説が好評で、2017年にはNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の語りを担当。現在、テレビ番組のナレーションも数多く務める。(一財)日本パラ陸上競技連盟会長、(特非)日本フロアホッケー協会理事長、(公財)日本パラスポーツ協会理事。


聞いトク!知っトク! 01 ~ PROFESSIONAL TALK ~

風光明媚な北海道を走って
体も心も健康に!

― 世界中を走ってきた増田さんから見て、北海道はランニングに適していると思いますか?

もちろん!最高の場所だと思っています。私、北海道が大好きなんです。空気が澄んでいて透明感があって、ずっと走っていたくなるくらい美しい景色ばかり! 90分から2時間くらいは、平気で走ってしまいますよ。札幌、美瑛、石狩、士別、旭川、猿払などなど挙げたらキリがないけど、現役時代からいろいろなまちへ行きましたね。景色がいいから飽きずに走れるんです。北海道の魅力ですね。

― ランニングは誰でも挑戦できるものでしょうか?

基本的には、走るのに適していない人はいないと思います。ランニングは有酸素運動なので、生活習慣病の予防になったり、健康を増進したり。体にいい効果が期待できます。走ることでセロトニンという神経伝達ホルモンが分泌されるので、ストレスの軽減や心の安定にもつながるんですよ。ドアを開ければすぐに走り出せますから、忙しい方ほどランニングはおすすめです。

聞いトク!知っトク! 02 ~ PROFESSIONAL TALK ~

お気に入りのウェアでモチベーションアップ!
ただし、靴選びは慎重に。

― かっこいいウェアに憧れるのですが、初心者なので気が引けて…

そんなことありませんよ!初心者さんこそ、ぜひ格好から入ってください。だって、好きなものを身につけると気分が上がるでしょ。私は季節の色でコーディネートすることが多いですね。春先は菜の花に合わせて黄色、桜が咲いたらピンク、藤の花がきれいな時期は紫、夏は清涼感あるブルー、といった感じです。自分が風景の一部になっている気分で楽しいですよ。ランニングを続けるモチベーションにもつながります。

― 靴もサイズが合えばデザインが気に入ったものを選んでいいのでしょうか?

靴はサイズが合えばいいというだけではないんです。ランニング用のシューズの中には、プロでなければ履きこなせないようなものもあります。そんなシューズを選んでしまうと、筋肉に大きな負荷がかかりケガをしてしまう可能性が高いんです。ですから、サイズはもちろんですが機能性や履き心地が大事!今は何でもインターネットで購入できますが、シューズは直接お店に出向いて選んでください。店員さんに初心者向けのものを聞いて、履いたら走り出したくなるような相性のいいものを選んでくださいね。

聞いトク!知っトク! 03 ~ PROFESSIONAL TALK ~

運動前の動的ストレッチでケガ予防を。
ウォーキングから始めるのもおすすめ。

― 走る前にどんな準備運動をするといいのでしょうか?

今の主流は動的ストレッチといって、関節や筋肉を動かして温めることを重視します。冷えた状態で無理して伸ばしたり曲げたりすることはケガにつながります。いろいろな運動がありますが、一つ紹介しますね。
足を左右に開いて、片足を内側斜めの方向に上げます。膝がおへその前を横切るイメージです。ゆっくり大きい動きで膝を引き上げたら、足を広げて下ろします。このとき、スクワットをするように腰も深く落としましょう。そこから今度は反対の足。同じように内側斜めの方向に高く上げ、下ろしましょう。腕もバランスを取りながら大きく動かします。大きくゆっくり何度か繰り返すことで筋肉や関節が温まり、ケガの予防やパフォーマンスの向上につながるんです。

― 準備運動以外に、気をつけるべきことはありますか?

膝への負担は注意した方がいいですね。ランニングは着地時に、体重の3倍ほどの衝撃が膝や足首などにかかると言われています。筋力などに不安のある方は、ウォーキングから始めるのがおすすめです。大事なのは正しい姿勢で行うこと。歩き出す前に一度バンザイして背筋を伸ばして歩き始めましょう。両手は小石を掴むように軽く握り、肘は90度に曲げて、そのまま肘を後ろに引きます。大きく腕を振り、歩幅もいつもより広めに。正しい姿勢でウォーキングを続けるうちに徐々に脚の筋力が増していき、ランニングに移行できるようになります。

聞いトク!知っトク! 04 ~ PROFESSIONAL TALK ~

走ることは旅すること。
自分の足と好奇心でどこへだって行ける。

― 増田さん流のランニングを楽しむコツ、ぜひ教えてください!

私の一押しは、大会を目標にすることです。「この大会に出るぞ!」と決めると、ぐーんとモチベーションが上がります。マラソン大会によってコース設定はさまざまですが、札幌マラソンのように1キロや2キロといった短めのコース設定もありますからね。ご家族で参加し、それぞれに合った種目に出場するのも楽しいです。
私は、ランニングは旅だと思っています。強い脚ができれば、どこへだって行けます。「あのレンガ色の建物まで行ってみよう」とか「あっ、きれいな花壇が見える」なんて景色を数えながら走ると、ワクワクしますよ。初夏の北海道を走って満喫してくださいね。

\歩数ミッションの達成で
エネモポイントが貯まる
ほくでんヘルスケアを活用して、
目指せ!健康増進!!
エネモール会員向けヘルスケアアプリ「ほくでんヘルスケア」 健康医療相談チャット・オンライン診療・デジタル歩数計

詳しくはこちら

※エネモポイントは、ほくでんヘルスケアアカウントのオーナー、かつ、ほくでんエネモールのポイント会員に付与します。

ポイント獲得はこちら

※掲載情報は2025年6月13日時点のものです。

トップページへ戻る

本文ここまで。