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あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー vol.23

第23回 「日高の旅」<前編>

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー 第23回「日高の旅」<前編>

これまで道内各地を取材してきた北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が、毎月、あなたのまちにスポットをあて、まちの魅力を深ぼりしてご紹介。
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛が続いていますが、コラムを読んで旅気分を味わっていただけたら幸いです。
感染拡大が収束した際には、ぜひ現地に足を運んでください!

今月は「日高」を旅します。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間・定休日の変更等を行なう場合があります。詳細につきましては各施設・店舗までお問い合わせください。


自転車で出かけたくなる 手作りパンと食事がおいしいカフェ【Cafe 勇輪 (ゆうりん)】

国道235号沿いに佇むカフェがありました!
思わず入りたくなる、すてきな佇まいです。

入口にはウッドデッキやサイクリスト向けのバイクラック。
ここは「パンと食事がおいしい」と人気の「Cafe 勇輪 (ゆうりん)」です。

2015(平成27)年にこの店を開いた小橋勇さんとひろみさん夫妻です。
娘のひなさんと3人で店を営んでいます。

白とグリーンで爽やかな雰囲気。
ゆったりと過ごせることはもちろん、シャワーや着替え場所も提供してくれる、サイクリストにうれしいお店でもあります。
日高エリアは雪が少なく、道内では長い期間自転車に乗れる場所。
日高でもっと自転車を楽しんで欲しい、という願いも込められたカフェなのです。

店内をよく探すと、可愛い自転車の雑貨がいろいろ。
自転車愛があふれるこのお店、なぜかというと……

実は店名の「勇輪」は、フランスや日本の実業団で活躍し、日本代表の自転車プロロードレーサーだった息子さんの名前「勇利」と自転車の「輪」を合わせたもの。
店内にはユニフォームなどが飾られています。

勇利さんは現役引退後、全国各地で自転車のスクールやツアー、フィッティングを行い、活躍されています。専門誌に登場することもあるんですよ。今年設立された、日高サイクリング協会アドバイザーにも就任しました。

さて、人気のパンコーナーにも自転車発見!
パンの購入だけで立ち寄るのももちろんOKです。

勇さんが丁寧に手作りしているパンは、ハード系のパンから菓子パン、総菜パンなど、どれもおいしそう。
常時20種類ほど並びますが、週末などはあっという間に売り切れます。

パンはイートインでも、お買い物だけでもOK。
実は勇さん、この春事故に遭いケガで入院したそう。
そんな大変な時にも、入院の1か月間を有効利用して、パンのレシピをじっくり練り直したそう。退院翌日からすぐに新しい製法でパンを焼き始めたのですって。塩パンやメロンパン、手作りのピーナッツバターをサンドしたコッペパンに出合えたらラッキーですよ。

そのかいあって、新しい製法のパンは大好評。
特に外側は香ばしく中はふわふわなセミハードの「食パン」400円(税込)は、ひろみさんもビックリなおいしさなんですよ。

ひろみさんが作るボリュームたっぷりの食事も充実しています。
オススメは、殻ごと焼いたエビと野菜をベースにとったエビだしが濃厚かつマイルドな「エビカレー」1,430円(税込)。自家製ローストビーフのサラダもついて食べ応えありますよ。
ほかにも、石川県のご当地グルメ、オムライスにデミグラスソース、揚げたてのトンカツをトッピングした「ボルガライス」1,550円(税込)なども評判です。
今は予約をするとテイクアウトもでき、車まで運んでくれます。

パンコーナーで販売している「ハンバーグ」350円(税込)や、ローストビーフ、唐揚げなどの、ひろみさんお手製の総菜をサンドしたパンは、腹ペコのサイクリストにも大人気。
店内でイートインもぜひどうぞ。

ブルーベリーのヨーグルトスムージーなど、ドリンクも充実しているので、おいしい食事とパンのおともにどうぞ。
日高に来たら、ぜひ寄ってみてくださいね。

Cafe 勇輪

住所
沙流郡日高町富川東5-21-8
電話
01456-2-3586
営業時間
11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日
月・火曜

※食事のテイクアウトはご予約ください。


家庭的なおもてなしでリラックス 季節の花と緑、海が絶景の宿【ペンション中村亭】

眺望自慢の宿がここ日高町にあるそうです。こんな住宅街の奥にあるのかな?
半信半疑でナビと看板を頼りに進むと、発見しました!

広々とした庭に囲まれた「ペンション中村亭」にたどり着きました。庭はなんと2000坪もあるそうです!

あたたかく出迎えてくれたのは、オーナーの中村さんご夫妻。
「花の季節は宿泊のお客さまでなくても、庭は自由に見学してもらっているんですよ。これからは昨年種類を増やした2700本あるアジサイもきれいです」と正晴さん。広大なお庭のお手入れは正晴さんの趣味なのだそう。
元々住宅用に建てたという6室の宿。3年前まで寿司職人として町内に店を構えていた正晴さんを支えながら、妻の初美さんがペンションを切り盛りして23年になります。
アットホームな雰囲気も好評で、「私より年上の人まで“母さん”って呼ぶんですよ(笑)」と初美さん。

ペンションからの眺めは抜群。2階のウッドテラスからは太平洋を望む一大パノラマが広がっています。
また、自由に散策できるお庭からも敷地内の遊歩道をたどれば、日高山脈の雄大な眺めが楽しめるそう。

眺めはもちろん、食事も評判です。
この日は自家栽培のアスパラや地元のサクラマス、イチゴなど、日高の旬のものを極力使い、肉・魚・野菜をバランスよく取り入れています。
地元でトマト農家を営む初美さんの弟さん家族と暮らす、92歳になる母・文子さんが育てる季節ごとの野菜もふんだんに使用するそう。

ちなみにこの日の夜のメニューは、サクラマスのちゃんちゃん焼き風、オヒョウの刺身、とれたての甘~いアスパラ肉巻きでした。
長期滞在のお客さんも多く、食事は完全日替わりにしているのだそう。冷凍物を使わない手作りの味を楽しみにしているリピーターも多いのです。

食堂からも、もちろんこの眺め!
「運が良ければ港に入る船が見えることもありますよ」と初美さん。
朝晩、広々とした眺めと一緒に食事も楽しめて贅沢ですよね。

窓際には自由に使用できる双眼鏡もありました。
明日の朝、船が見えるかな?

清潔な客室はトイレや冷蔵庫、洗面台も完備してプライベートも保てます。そして、何よりも海が見えるお部屋は6室中4室あります。

日高ならではの馬のオブジェが、館内にも庭にもあちらこちらにあるので、探すのも楽しいですよ。

まるで実家に帰ったかのように、こころ安らぐ宿。いつか自由にまた旅を楽しめるようになったら、ぜひここでくつろぎの時間を楽しんでくださいね。

ペンション中村亭

住所
沙流郡日高町富川西1
電話
01456-2-1818
料金
1泊朝食付き(1人1室)6,500円~
チェックイン
14:00~
チェックアウト
10:00

※掲載情報は2020年6月8日時点のものです。

北海道情報誌
HO
[ ほ ]
(毎月25日発売 本体556円+税)


北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
http://www.burant.co.jp/


プレゼント

「ペンション中村亭」より、1泊2食付きペアチケットを抽選で2名さまにプレゼント!

※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
※当選賞品の発送は7月下旬の予定です。

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