vol.6 自由きままな ひとりごはん

札幌の情報誌「poroco」がお届けする、コラム「おいしく楽しく さっぽろ旬スポット」

「poroco」の読者アンケートからピックアップした札幌で人気のお店をご紹介する企画の第6弾。今回は2019年6月号「自由きままな ひとりごはん」特集より、香り豊かなコーヒーが人気のカフェや気軽にアートに触れられるショップ、プロならではの技術が冴える本格的なイタリア料理店などをピックアップ。すべて再取材した、ここでしか読めない特集記事は要チェック！

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間・定休日の変更等を行なう場合があります。詳細につきましては各店舗までお問い合わせください。

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札幌の芸術拠点で本を片手に楽しむ本格コーヒー

カフェの枠にとらわれない自由な発想で、札幌の文化を牽引し続けている「MORIHICO.」。その姉妹店が札幌の新たなランドマーク「札幌市民交流プラザ」の1階にある。ガラス張りの外観が目を引く同店は、スタイリッシュな空間にアンティークな佇まいの家具をゆったりと配置。書棚には図書館司書が選書した旅やコーヒー、食にまつわるものなど、さまざまなジャンルの本が並び、ページをめくりながらのんびり過ごすのもオススメ。同じビル内には劇場も併設され、観劇の余韻に浸りながら丁寧に淹れた一杯とともに、ちょっぴり贅沢な時間を楽しむ……なんて使い方も。

「おかめや」のパンを使った「ホットサンドセット」1,000円（税別）は、平日モーニングタイムだけのお楽しみ。しっかりとプレスされたパンの間にはたっぷりのツナとチェダーチーズを挟み込み、あしらったレモンがさわやかな風味を添える。11時まではマシン抽出のコーヒーをリーズナブルに提供しているので、こちらもぜひ利用して。

イチゴの断面がキュートなフルーツサンドのほか、コーヒーが苦手なゲストからも好評のスイーツはどれも程よい大人の甘さ。例えば、写真の季節限定「パフェ・フレーズ」950円（税別）なら、ダイスカットされた甘酸っぱいイチゴとストロベリーティーのジュレ、バニラアイスやスポンジが層となり、最後まで飽きずにいただける。季節ごとにパフェの内容は不定期で変わるので、楽しみに訪れるゲストも多いそう。

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アートな空間で日々の暮らしをワンランクアップ

インテリアとファッション、アート、カフェ＆レストランが同居する人気のショップ。天井が高くスタイリッシュでありながら、アンティークの家具やグリーンがゆったり配置された店内は、落ち着いた大人の空間。月替りで壁を彩るアート作品は、併設しているギャラリー「hanaagura」によるセレクト。一部を除いて購入もでき、手ごろな価格のものも多いので気軽に問い合わせて。

モーニングからディナーまで、あらゆる場面で利用できるのも魅力。ランチではワンプレートメニューや、そば粉を使った香ばしいガレットなどを提供している。見た目にも鮮やかな「今月のワンプレート（ドリンク付き）」1,600円（税別）は、月替りのメイン料理にグリーンサラダ、キャロットラペほか数種類のデリが一度に楽しめるひと品で、バランスがよくボリュームも◎。
もちろんスイーツも多彩。オリジナルスイーツを盛り合わせ、季節のジェラートを添えた「スイーツプレート」980円（税別）はさまざまなスイーツを一度に楽しみたい人にぴったり。そのほか、季節限定のドリンクやパフェも用意され、いつ訪れても新しいおいしさに出合えそう。

店内奥の物販エリアでは、日々の暮らしに取り入れたい着心地のいい上質なファッションや海外のインテリア、作家ものの器などの雑貨をセレクト。実用的でありながらハイセンスなものが所狭しと並び、つい目移りしてしまう豊富なラインナップ。作家とコラボしたオリジナルプロダクトにも注目。

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なめらかな濃厚スープがクセになる新感覚ラーメン

有名グルメガイドブックにも掲載され、人気と実力を兼ね備えた東京のラーメン店「銀座 篝」。行列必至のその味わいを、札幌の街ナカで気軽に楽しめるのがこちらのお店。一番人気は「鶏白湯SOBA」1,000円（税込）で、驚くのはまずそのビジュアル。真っ白なスープの上に季節を感じる彩り豊かな野菜を盛り付け、まるでフレンチのひと皿のようなオシャレな佇まい。

国産の丸鶏と鶏ガラを贅沢に使ったスープと、数種類をブレンドした天然塩に魚介を合わせたスープはなめらかで、口当たりは濃厚なポタージュのよう。コシのあるストレート麺にスープがしっかりとからみ、ひと口、またひと口と、口へ運びたくなるおいしさ。薬味としてフライドオニオンとおろしショウガが添えられ、好みで加えれば味変も楽しめる。ほかにも、つけ麺や親子丼、トリュフオイルで風味豊かに仕上げた和と洋のマリアージュが楽しめる個性的な「鶏白湯トリュフSOBA」1,200円（税込）といったメニューも提供。おなかに余裕があれば、締めにはダシ醤油でいただく卵かけごはんをどうぞ。

また夜は「名物 水炊き」1,500円（税込）や、鶏にこだわる同店ならではの「篝のザンギ（5個）」680円（税込）と一緒にお酒を楽しむのもオススメ。ザンギは独自の下ごしらえと味付けで、ふっくらとしてジューシー。ビールやハイボールとの相性は抜群で、軽く飲みたいときのおともにも。和モダンでオシャレな雰囲気ながらかしこまらず、心地よく過ごせる。

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ライブ感あるキッチンで仕立てる北イタリア料理

北イタリアと気候風土が似ている、北海道ならではの旬の素材に独自の感性をプラスし、ここにしかないひと皿が味わえるオステリア。シェフの齋藤一さんは、現地の星付きレストランでスーシェフを務めていたという実力派ながら、ここではオープンキッチンの活気ある店内で肩肘張らずに料理が楽しめる。

「あくまでも料理をさらに引き立てるという意味で、ぜひワインと一緒に味わってほしい」と齋藤さん。ディナーコースのほか単品でも提供する「卵黄のみを使った生パスタの黒トリュフ添え」2,400円（税別）をはじめ、熟成牛肉ならではのナッツのような熟成香と、噛みしめるほどに赤身肉の旨味を感じられる「お肉屋さんが60日間熟成させた牛肉のステーキ フライドポテト添え」3,800円（税別）など、どの料理も豊富に取り揃えたイタリア産ワインとの相性は抜群。

2020年からはワインが主役のマリアージュセットをスタート。「ワイン＋お料理のセット」1,600円（税別）では、イタリア産ワインと、それに合わせた少なめのポーションの料理を終日楽しめる。その一例、写真の「“旨みサラダ”インサラータ ミスタ ガラムマサラの香り」は、ユズと鮎の魚醤で和えたトマトの旨味を楽しむサラダ。柑橘やフレッシュハーブを思わせる、さわやかな風味の自然派白ワインとよく合う。特別な日のとっておきのディナーはもちろん、気軽なランチや軽く飲みたいとき、オードブルなどテイクアウトにも応じてくれる、使い勝手のいい懐の深い一軒。

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※掲載情報は2020年5月18日時点のものです。