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あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー vol.18

第18回 「八雲の旅」<後編>

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー 第17回「八雲の旅」<前編>

これまで道内各地を取材してきた北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が、毎月、あなたのまちにスポットをあて、まちの魅力を深ぼりしてご紹介。
北海道がもっとおもしろくなるマニアックな旅へお誘いします。

今月は「八雲」を旅します。


八雲の木彫り熊ゆかりの店で かわいい熊のおやきを【すーさん焼きの店 コパン】

さて、今回は木彫り熊作家のゆかりのお店「すーさん焼きの店 コパン」に向かいます。

八雲の木彫り熊作家の中でも近年注目されているのが、76歳から独学で熊を彫り始めた作家、鈴木吉次です。
仕事を引退して、ちょっとさびしそうだった様子を見て、お孫さんが「彫ってみたら?」と声をかけたことがきっかけでした。
どの作家とも違う個性があり、その魅力にはまる人が増えています。

まるでアザラシのような丸いフォルムと、つぶらなひとみにキュンとくる吉次の熊。
吉次はかつて熊撃ちをしていました。
「俺の獲った熊は冬眠前でみんなコロンとしていた」
そんな熊の供養のために彫っていると、生前言っていたそうです。

「すーさん焼きの店 コパン」は、そんな吉次が熊を彫るきっかけとなったお孫さんの平野百合子さんと夫の和雄さんが営むお店です。
コパンはフランス語で仲間のこと。スタッフの方はお手伝いで来てくれているのですって。

お店の名物は熊の形の「すーさん焼き」
「おやき屋を始めたいと思っていた時、木彫り熊がご縁で知り会った、東京の木彫り熊ファンの会「東京903会」を主催する方に勧められて、祖父の熊の面をモデルにおやきを作ることにしたんです」

平野さんは、八雲観光物産協会の前会長で、八雲町情報交流物産館「丘の駅」を立ち上げ、任を終えた後、2019(平成31)年の春になんと71歳でこのお店をスタートさせました。
「祖父が70代で熊彫りを始めたのだから、私も新しいことをがんばれると思ったんですよ」

前編で登場した、八雲町木彫り熊資料館の大谷さんもやってきました。
平野さんが観光物産協会の会長時代に、大谷さんと一緒に各お店に八雲の木彫り熊を飾ろうと呼びかけたのだそうです。

さて、名物の「すーさん焼き」は、あんとカスタード、プレーンの3個セットで300円(税込)。
道産小麦に地元の卵、函館牛乳を使った生地とカスタード。あんこもすべて手作りで、どれもほっとするおいしさ。何も入らないプレーンも、ふわモチな生地のおいしさがダイレクトに分かり、とてもおいしいのです。

くるりとひっくり返すと、吉次が作品に残した文字と同じ、「す」の文字まで入っています!

そのほか、コーヒーやソフトクリームもありますので、店内でゆっくり過ごせます。すーさん焼きをソフトクリームにのせた「すーさんのっけ」350円(税込)もありますよ!

店内では、吉次が初めて作った木彫り熊や熊以外の作品も数点見ることができます。
また、八雲の木彫り熊の本や、吉次の熊をモデルにしたグッズなども販売しています。
八雲にきたら、ぜひ寄ってみてくださいね!

すーさん焼きの店 コパン

住所
二海郡八雲町相生町10
電話
0137-66-5718
営業日
土日、祝日のみ
※変更の場合がありますのでお電話にてご確認ください。
営業時間
11:00~15:00

木彫り熊が迎えてくれる町内のお店を訪ねてみませんか?【ぶらり八雲木彫り熊巡り】

さて、せっかく八雲に来たのだから、もっと熊たちにあいたくなりませんか?
八雲の木彫り熊を飾るお店を、ほんの一部ですが、巡りましょう!

1955(昭和30)年創業の「まるみ食堂」はJR八雲駅を出てすぐ左手。

入口に入ると、すぐに木彫り熊たちと目が合いますよ。
前編で紹介した、人気の柴崎重行作品を手に持つのは、店主の篠原直樹さんです。

右側が柴崎作品、正面が茂木多喜治の作品と、八雲を代表する作家の作品が飾られています。
柴崎作品は「八雲を訪れる人に見てもらいたい」と、地元の人から譲ってもらったものです。

写真提供:八雲町木彫り熊資料館

茂木多喜治は繊細な毛彫りを得意とした作家。1936(昭和11)年に昭和天皇に木彫り熊を献上したことをきっかけに専業作家になり、戦時中、仲間が熊彫りから離れるなか、一人彫り続けていたそう。

なかには、まるみ食堂の先代が拾った作品もあります。
1941(昭和16)年の茂木多喜治の作品です。裏には当時八雲の木彫り熊をブランド化するために作られた、最初の焼き印が押されています。

よく見ると「まるみ(〇み)」と入った熊の置物も発見。
こちらは先代が特注した引間二郎作品の箸立てでした。

さて、作品を見せてもらっているあいだに、食事がきましたよ!

ご主人考案の地元グルメ「二海(ふたみ)カレースペシャル」です。
八雲町をイメージした、太平洋と日本海の二つの海の恵みと地元牛乳を使った白いカレーと店の定番カレーを合いがけして、ホタテフライと軟らかな八雲ポークの肩ロースカツものせました。
そのほか、道産そば粉で自家製麺している伝統のそばもオススメです。

さて、もう1軒。
「クレールいとう」は60年以上続く、地元で親しまれているお菓子とパンの店です。

お店に飾っているのは、店主の伊藤俊次さんの親戚である加藤貞夫の作品。

写真提供:八雲町木彫り熊資料館

加藤貞夫は鉱山の技師でしたが、1960(昭和35)年ごろに茂木多喜治と出会い、熊を彫り始めました。デザイン性の高い面彫り、繊細な毛彫り、共に評価が高い作家です。

現在は、3代目の伊藤さんが、人気のミルフィーユやべこもなかなどの伝統の味を守りつつ、地元素材のお菓子作りにもチャレンジしています。八雲産の紅はるかをたっぷりと50%近く入れるケーキ「森岡さんちのさつまいも」が好評です。

懐かしのたぬきやクマのケーキもかわいいですね。
甘さ控えめのバタークリームが絶品です。

さてラストは、もう一つお土産にしたい「永井製菓」の、その名も「八雲の木彫熊せんべい」。香ばしくてサクサクと軽めの食感がやみつきになります。道産小麦など素材にこだわり、添加物は使っていません。
30年ほど前に柴崎重行本人に許可をもらい、木彫り熊をモデルにした焼印を押しています。
八雲町木彫り熊資料館や、すーさん焼きの店 コパンからも近いので、寄ってみてくださいね!

まるみ食堂

住所
二海郡八雲町本町125
電話
0137-62-2734
営業時間
11:00~14:00、17:00~20:00
定休日
不定休

クレールいとう

住所
二海郡八雲町本町118
電話
0137-62-2856
営業時間
9:00~20:00(日曜 10:00~)
定休日
元旦のみ

永井製菓

住所
二海郡八雲町住初町53
電話
0137-62-2895
営業時間
8:00~18:00
定休日
日曜

歴史写真・資料提供:八雲町木彫り熊資料館

※掲載情報は2020年3月23日時点のものです。

北海道情報誌
HO
[ ほ ]
(毎月25日発売 本体556円+税)


北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
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プレゼント

「クレールいとう」より、森岡さんちのさつまいも や べこもなか など、お菓子の詰め合わせを抽選で10名さまにプレゼント!

※セット内容は変更になる場合があります。
※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
※当選賞品の発送は5月下旬の予定です。

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