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あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー vol.9

第9回 「十勝の旅」<前編>

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー 第9回「十勝の旅」<前編>

これまで道内各地を取材してきた北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が、毎月、あなたのまちにスポットをあて、まちの魅力を深ぼりしてご紹介。
北海道がもっとおもしろくなるマニアックな旅へお誘いします。

今月は「十勝」を旅します。


大人も楽しい作って飾れるぺーパークラフト【紙あそび製作所ペパル】

さて、今回私たちが向かったのは十勝。

広々とした畑が広がる士幌町にやってきました。
ジャガイモや人気のブランド牛「しほろ牛」の生産が盛んです。

士幌でまず立ち寄ったのは道の駅「ピア21しほろ」
農産物や加工品はもちろん、雑貨類も多く揃える、買い物が楽しい道の駅です。
そこで見つけたのが「紙あそび製作所ペパル」の作品。

かわいらしいカフェや八百屋さん、牛やクマ、キツネなどの動物たちのペーパークラフト作品が並んでいました。カラフルな色使いでとってもおしゃれ。
この作品を作っている地元のペーパークラフト作家さんを訪ねてみます!

木幡典子さんは「飾りたくなる紙あそび」をテーマに活動するペーパークラフト作家。
カラフルでガーリーな雰囲気の作品に思わず目が釘付け。企業とのタイアップ作品やテレビの美術協力など、士幌にいながら幅広い活動をされています。「minneハンドメイドアワード」など受賞経験もいろいろ。
道の駅のほかにもインターネットサイトにてさまざまな種類の作品を販売しています。

組み立てるのはもちろん自分です!販売されているときはこんな紙の状態です。
道の駅でも販売していた、一番右のミルクパックの形がかわいい「紙のミニチュアショップ・カフェ」は、750円(税込)とお手ごろです。

カッターや定規、接着剤などを使って組み立てて楽しむ紙雑貨です。
オススメの道具についてはHPにも紹介されていますよ。

思いついたアイデアを書き留めて、そのメモをもとにパソコンでデザインして1枚の紙に納め、あとは切り出して組み立てるだけの状態にしています。そのために何度も試作することも。ちなみに一番楽しいのは色を決めることなんですって。

以前は菓子会社の会社員としてデザインに関わる部署で仕事をしていた木幡さん。退職したときに、当時小学生だった娘さんと一緒に楽しい時間を過ごすため、リクエストに応えて作ったダンボールを利用したお家づくりが、紙あそびの世界にはまるきっかけだったそう。これが当時の写真。さすがのクオリティ!

販売用に最初に作った作品も、完成したら子どもたちと遊べる、かわいらしい紙の牧場「きたの牧場」1,500円(税込)。
身近な町内の牧場風景をモチーフに、牛舎やトラクター、ハート柄の牛など、14種類のアイテムを組み立てることができます。

ほかにも野鳥や草花、美しい星空など、木幡さんがふと目に留めた、身近な士幌の自然をテーマにしたすてきな作品がたくさんあります。

今では子どもと一緒に楽しめるものはもちろん、大人が作ってインテリアとして飾れる、雑貨感覚の楽しい作品がいっぱい。壁に飾れるウォールフラワー、吊り下げて楽しむ気球のガーランドなど…次々と楽しい作品を生み出しています。

最近の人気のキットは、リボンをほどきフタを開けると立体のパーティーシーンや思い出の写真、メッセージが飛び出す、仕掛けいっぱいの立体カード「PARTYな祝い箱」。誕生日、結婚、合格など、大切な人を祝うさまざまなシーンで贈りたくなるメッセージカードです。

これからの季節は、暖かな部屋でこんな楽しい作品をコツコツ作るのが楽しそう。
あなたもこの冬、士幌から届くペーパークラフトを作ってみませんか?

紙あそび製作所ペパル

URL
https://pepal.jimdo.com

酪農を身近に感じる きっかけに出合えるカフェ【Farm kitchen 佐倉cafe】

牧場地帯に現れるモダンな建物を見つけました。

大正時代に士幌町に入植し農業を始め、1953(昭和31)年から酪農を続ける山岸牧場が営む「Farm kitchen 佐倉cafe」です。

ブルーを効かせたモダンなインテリアで、さりげなく飾られた美濃焼のいろとりどりのカップや雑貨もおしゃれですね。
大きな窓からは開拓当時から残しているという原始の森が見えます。
光あふれるキッチンで楽しそうに料理するのは山岸厚子さんと娘の北出愛さん。

思わず目を奪われる「今日の気まぐれランチ」は1,200円(税別)の登場です。
家族や友人たち、牧場の実習生のために、いつも料理を作ってきた農家のお母さんである厚子さん。
昨年のオープン以来、これまでの経験を生かして腕をふるう料理は、たくさんの人に喜ばれています。
「ここは料理が好きな母の城なんです」と愛さん。

日替わりの総菜はその日のひらめきで作るんですって!
「甘いもの、しょっぱいもの、それに焼き物や揚げ物、サラダ…いろんな味を楽しんでもらいたくて種類が増えちゃうの」
使用する野菜は、ハウスもある家庭菜園のものと地元や十勝各地の友達の農家から届く旬の野菜がほとんど。この日は定番の山岸さんちのふんわりとした卵焼き、グラタン、芽室町の1年寝かせた希少ポテトなどがずらり。メインは3種類から選べ、人気は煮込みハンバーグ。どれもとてもおいしいのです。

また、厚子さんと愛さんが2010(平成22)年から作り始めた「さくら工房」の添加物不使用、山岸牧場の生乳100%のヨーグルトやミルクを使ったメニューも人気なのでカフェタイムにもぜひ。

スタッフのパティシェが作るカフェ自慢のスイーツとヨーグルトを盛り合わせた、ドリンク付きのデザートプレートセット1,100円(税別)をぜひ!爽やかなヨーグルトクリームのロールケーキ、たまらないですよ。
完熟バナナと合わせたヨーグルトスムージーも人気です。
スイーツやヨーグルトはテイクアウトもできます。

また、牧場の牛乳も飲めますよ。低温殺菌のまろやかな味わいを、牛乳好きならぜひお試しあれ。

さて、牧場では酪農体験も行っています。
案内人は牧場の代表でお父さんの利明さん。農家の4代目でしたが、利明さんから本格的に酪農を始めたのだそう。現在は家族と社員3名とともに、子牛から育てる育成型の牧場を営んでいます。
「うちの牛乳でヨーグルトを作るようになってから、お客さんと接することが多くなって、直接「おいしいね」と言ってもらえるとはげみになるんですよ。毎日の仕事ももっとお客さんに喜んでくれるようにと頑張っています。酪農のことも知ってもらえたら…と体験も始めるようになったんです」

毎日どんな仕事をするのか、おいしい牛乳になるよう気を配る点、牛たちの環境や餌のことなど…、とても興味深い話が聞けますよ。ここで生まれた子牛たちにも出会えます。

昼寝をしたり牧草を食べたり…、牛舎でのんびり過ごす牛たちですが、なかにはこんな装置も。牛が自分でかゆいところにあてると回る大きなブラシですって!

これ、なんだかわかります?牛たちが大好きな発酵食・サイレージになるデントコーンです。人間用ほど甘くないのですが、初めて近くで見ました。牛たちの世話のほかに、デントコーンや牧草などを育てサイレージを作る作業も大変!
牧場では可能な限り自家製の飼料を与えているそうです。
300頭ほどいる牛たちのためのおいしい餌を用意するのは、とても大変なことだとわかります。

今年からカフェに併設した1日1組(最大5名)の宿泊施設「Farm-Inn日和(ひより)」も始めました。牧場で過ごすのんびりとした休日を過ごせます。

カフェの片隅で見つけたのは、以前、愛さんが友人に「山岸牧場でこんなことができたらいいな」と伝えて描いてもらった理想の牧場。
「できたらいいな、が現実になってきました。カフェをはじめ酪農を身近に感じてもらえそうなきっかけが揃ってきたので、より良く充実させるために奮闘中です」と愛さん。
家族一丸となって頑張っていますね!
今度は泊りがけで来たいな。

Farm kitchen 佐倉Cafe

住所
河東郡士幌町中士幌東7線118-2
(河東郡士幌町佐倉南2)
電話
01564-7-7780
営業日
木~日曜 
※1~2月は休み
営業時間
[ランチ] 11:30~L.O.14:00 
[カフェ] 11:30~17:00(L.O.16:30)
URL(佐倉Cafe)
https://www.sakura-cafe.jp/
URL(山岸牧場)
https://www.yamagishi-bokujo.jp/

※予約がオススメです。
※牧場体験、Farm-Inn日和も予約制です。

※掲載情報は2019年11月11日時点のものです。

北海道情報誌
HO
[ ほ ]
(毎月25日発売 本体556円+税)


北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
http://www.burant.co.jp/


プレゼント

「さくら工房」のヨーグルト450g 6本セット(プレーン、加糖を各3個)を抽選で6名さまにプレゼント!

※セット内容は変更になる場合があります。
※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
※当選賞品の発送は12月下旬の予定です。

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