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あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー vol.5

第5回 「喜茂別の旅」<前編>

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー 第4回「上富良野・中富良野の旅」<後編>

これまで道内各地を取材してきた北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が、毎月、あなたのまちにスポットをあて、まちの魅力を深ぼりしてご紹介。
北海道がもっとおもしろくなるマニアックな旅へお誘いします。

今月は「喜茂別」を旅します。


峠のふもとで長く愛されるお菓子屋さん【藤田菓子舗】

札幌の中心地から車で1時間ほど。
中山峠にやってきました。今回訪ねる喜茂別町の入り口です。

羊蹄山のいい眺め。銀色に輝くのはアスパラガスのオブジェです。
喜茂別町は昭和初期からアスパラガスの産地として知られているまちです。

町内の老舗のお菓子屋「藤田菓子舗」にやってきました。
花壇や寄せ植えのお花できれいに飾っていますね。
貼り紙にあるお菓子「アスパラの里」で親しまれています。

クッキーとカステラの中間のような生地にチョコクリームをサンドした「アスパラの里」は1個130円。発売からもう40年以上。決してアスパラ入りではありませんが、まちの特産品の名を冠したロングセラー商品です。

迎えてくれたのは朗らかな笑顔の藤田勝子さんです。夫の勝己さんは療養中で、3代目を継いだ息子の和彦さんと共に店を守っています。

「今日は試合でいないのよ~」
和彦さんは地元の野球少年団の監督で、お孫さんもチームで活躍中なのだそう。お会いできず残念です!

さて、藤田菓子舗は1943(昭和18)年創業という歴史あるお店。倶知安町の菓子店で修業したおじいさんが始めたころは和菓子専門でした。

今でもおじいさんの代から受け継いでいるお菓子はいろいろあります。70年以上の歴史がある「じゃがいも」90円は、シナモンが香る本物そっくりの白あんのお菓子です。

勝子さんと夫の勝己さんの代には、中山峠で販売していた大福「五色餅」が大ヒット。地元の黒豆やヨモギ、赤シソなどを使ったあざやかな五色餅は今も店で1パック550円で販売していますよ。

そして最近では「喜茂別 焼きドーナツ」200円が人気です。地元の牧場タカラの新鮮な放牧乳や地元の味噌「きらめき味噌」、これからの季節は喜茂別産のカボチャやホワイトコーンなども使用します。「できるだけ地元のものを使いたい」というのがお店の方針なのです。

キツネ色のおいしそうな「スイートポテトパイ」。なんと11月から春にかけては喜茂別産の安納芋を使用するそうです。
ほかにも、地元のきたあかりやカボチャを練り込んだ白あん入りの「パイ饅頭」が好評です。

おや、手にもっているイチゴは…
「今、町内で作っている若いご夫婦がいてね。10月くらいまで採れるのよ。今日はこれで試作するから食べてって!」
いつもお孫さんのおやつや、商工会女性部の集まりに合わせて、その時々のお菓子を作るそう。ちなみに勝子さんは喜茂別商工会女性部の部長さんです。
店で勝子さんのお菓子を食べながらイベントの打ち合わせ…なんてこともよくあるそう。

「私がお嫁に来る前からあったのよ」という初代のおじいさんが購入したという電気オーブン。古いけれど手入れがきちんとされていて、今も現役で活躍しています。さて、このオーブンで焼き上げたのが…。

こんがり焼いたパイ。そこにイチゴソースとクリーム、先ほどの喜茂別のイチゴをのせて、あっという間にイチゴパイのできあがり。

「いつかお菓子を食べながらおしゃべりできるカフェができたら…なんて思うのよ」
爽やかなイチゴパイ、おいしかったです。
また食べたいな。いつか喜茂別イチゴパイ、カフェで出してくださいね!

藤田菓子舗

住所
虻田郡喜茂別町字喜茂別243
電話
0136-33-2512
営業時間
8:00~18:30
定休日
日曜

※お菓子は売り切れの場合もあります。箱詰めのお菓子などは予約がオススメです。


地元のメロンと牛乳の、おいしいスムージーを畑の前で【畑の食堂 あべ屋】

さて、喜茂別町の中心地からちょっと離れた場所に向かいます。

喜茂別のまちから千歳方面へ向かう国道276号線を車で走っていると…、あったあった!メロンの看板。

評判のメロンスムージーが味わえる畑の売店があるのです。
敷地内にオープンの看板があれば営業している証拠なのですが…。

店に入ると、こんな貼り紙がありました。今こちらに向って来てくれているのかな!

来た来た!店主の安部良一さんです。
農作業を中断して急いできてくれましたよ。
スムージーにするメロンはもちろん、アスパラ、ブロッコリーやトマト、ジャガイモなどを育てているそうです。

急いで作業服から白いコックコートに着替えて再登場です。
決まってますね。

かつては神奈川県の人気レストランで働いていた安部さん。
「厨房で使っている野菜の価値やおいしさは、一体どうやって決まるのか…。野菜が育つ現場を見てみたかったんです」と、親戚を頼りに北海道に来たのは21年前のこと。

たまたまニセコのレストランで働いていたという友人と合流し、洞爺湖周辺から留寿都、真狩など、この近隣の農家を「仕事を見せて欲しい」と訪ねて回ったそうです。
縁あって、この地域の農協の方と知り合い、紹介してもらった喜茂別町の農家のもとで働き、16年前に独立しました。現在は2ヘクタールの畑を切り盛りしています。

「農産物は適切な時期に収穫したものが一番おいしいんですよね。そんなことができる環境でぜひ食べてみませんか…という提案で始めました」
畑の横にテイクアウトの店を開いて5年目。今日も遠方からのお客さんが、店の名物メロンスムージー目当てにやってきます!

喜茂別産メロンと、町内にある牧場タカラの放牧乳だけのスムージーは、メロンの甘くさわやかないい香りの後に、ミルクのコクが加わりとてもまろやか。「生のメロンと牛乳を合わせたらビックリするほど苦いんですが、凍らせると大丈夫なんです。不思議ですよね…」と安部さん。氷は使わず、凍らせた旬のメロンと牛乳だけを合わせたスムージーは一度味わうと忘れられません。

「メロンスムージー」各400円。品種はその時々で変わり、この日の青肉はニセコグリーン、赤肉は北紅クイーン。赤肉と青肉の味わいを比べられるのもうれしいのです。晴れると羊蹄山を眺めながら味わえますよ。
緑がきれいな「アスパラジェラートアイス」280円もあります。

「緑のあすぱらもなかアイス」160円や、濃厚な味わいのトウモロコシ「恵味ゴールド」をトッピングした「とうきびプリン」300円はおみやげにもいいですよ。

ちなみに裏メニューがあるのです。ここですぐ食べるなら、「とうきびプリン」をコーンのカップに入れてもらうと、まるで濃厚なコーンポタージュのような味わいになりますよ。

ほかに旬の時期には、アスパラやブロッコリーなどをオリーブオイルと塩だけで、シンプルな焼き野菜にして販売する日もあります。これからは焼き新じゃがに出合えるかも。

農作業の都合上、開店できない日もあるそうですが、できる範囲でこれからもぜひおいしいものを食べさせてくださいね。
実りの秋、本業の畑仕事をがんばってください!

畑の食堂 あべ屋

住所
虻田郡喜茂別町字双葉21-1
電話
0136-33-6636
営業時間
10:00頃~日没頃まで(作業や天気によります)
営業日
11月中旬ごろまで。週末を中心に不定期営業。
※詳細はFacebookで確認ください。
Facebook
https://www.facebook.com/abeya.kimobetsu/

※掲載情報は2019年9月9日時点のものです。

北海道情報誌
HO
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(毎月25日発売 本体556円+税)


北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
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プレゼント

藤田菓子舗「パイ饅頭(きたあかり・カボチャ)15個入」を抽選で10名さまにプレゼント!

※セット内容は変更になる場合があります。
※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
※当選賞品の発送は10月下旬の予定です。

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