あなたのまちのエナジースポット巡り旅 vol.21
あなたのまちのエナジースポット巡り旅 vol.21「旭川・美瑛の旅<前編>」
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北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が地元の人気店や穴場店、まちを元気にする企業、大切に守る伝統や歴史を訪ね、HO流の北海道再発見の旅へ、みなさんをお連れします!
丘のまち、美瑛にやってきました。まずは美瑛駅から徒歩5分ほどのところ。
						開店から58年という、地元の人が長く通う「喫茶すずらん」です。
						店内には風格ある一枚板のカウンター。壁には昔の写真や常連さんのコーヒーチケットがあり、クラシカルでいい雰囲気。
							店主は初代マスター佐々木欣一さんの孫にあたる笹原成未さんです。
							2代目の叔母・佐々木良榮さんから4年前に3代目として引き継ぎました。
						開店当初の写真です。
							一昨年までは別の建物で営業していましたが、改装してこの場所に戻ってきたそう。
						奥から料理を担当する両親・秀泰さんと一美さん、パートナーの小川高嶺さんとともに営む、アットホームな店です。
							カウンターに座るのは学生時代も来ていたという常連の武良さん。
							成未さんいわく「常連さんはおもしろい方ばかり。店の昔話を聞くが楽しいです。一番の古株は祖父の同級生で、88歳の方なんですよ」
						家業の宿を営むかたわら、美瑛で初めて喫茶店を作った、初代マスターの欣一さん。車に写真、音楽…と多趣味でたくさんの人に親しまれ、2016(平成18)年に85歳で亡くなりました。
							その年に、欣一さんの思いを大切にしたいと叔母の良榮さんが店を復活させ、成未さんを中心に家族で店を守っていくことを決めました。
						欣一さんのレコードと1970年代製のステレオは今も現役で、この日のBGMはグレン・ミラー。店内にはいつもジャズや映画音楽、歌謡曲など、幅広く懐かしい音楽が流れています。
						食事で人気は「いろどりランチ」850円。デザート付きです。
							お米はもちろん、美瑛産野菜をできるだけ使い、健康を考えた日替わりメニューです。
							この日登場した美瑛産ジャガイモの手作りのニョッキはお父さん手作り。星形がかわいい!
							ボリュームがあるので男性にも好評です。お弁当としてテイクアウトもOK。(要事前予約)
							ほかに金・土曜限定のスープカレーやナポリタンなども評判です。
						そして自慢のコーヒーも食後にぜひ。コクがあってすっきりとした後味です。
							1961(昭和36)年の開店当初から変わらない、すずらんオリジナルブレンドです。
						カップは店の復活時に町内のアトリエで作ってもらったもの。
							ちょっとレトロな感じがお店に似合いますね。
							手作りケーキと一緒にぜひどうぞ。
コーヒーが苦手な方は、ティーコンシェルジュの資格を持つ成未さんが選ぶ、季節のハーブティをどうぞ。今は美瑛の香り良い新芽だけを手摘みしたヨモギのお茶がオススメです。
					さきほど登場した常連さん「体験工房 BURAハウス」の武良さんが作っています。
						お店の一角で販売する手ぬぐいも人気なんですよ。
							叔母の良榮さんのデザインで、美瑛の自然や季節ごとのモチーフがそろいます。
							折っても広げてもいい「手ぬぐるみ」もすごいアイデア!
						地元の人と一緒に和気あいあい楽しかった。
							このあったかい雰囲気を守りながら、若き3代目を中心に、ずっと美瑛の人たちの憩いの場であってくださいね。
スポット情報

喫茶すずらん
- 住所
 - 上川郡美瑛町中町1丁目5-35 良栄舎1階
 - 電話
 - 0166-64-6252
 - 営業時間
 - 11:00~18:00
 - 定休日
 - 木曜
 - URL
 - https://suzuran.coffee
 - https://www.facebook.com/1961suzuran.ba
 
さて、美瑛はカフェをはしごしますよ。
						丘が連なる一面の銀世界。
							雪に覆いつくされた冬の美瑛も格別の美しさです。
							小高い丘の上にあるその店を探しながら景色もじっくり楽しみます。
						雪景色の中に、煙突から煙がのぼる小さなおうちを見つけました。ここが「ries café(リーズカフェ)」です。
						「田舎の親戚のうちにでも来たと思って、ゆっくり過ごしてくださいね」と、迎えてくれたのは川上里枝(りえ)さんです。
							カウンターに並ぶ美瑛の小麦を使った手作りのマフィンやベーグルがおいしそう。ずらりと並ぶ自家製ジャムは、庭で育てたたくさんのベリーが材料。多い時で7~8種類あるそうです。おみやげにもいいですね。
店を一緒に営む夫の敦さんはテレマークスキーの第一人者。
					冬はスキーのガイドで不在が多いので、店を守るのは里枝さんです。
					店名の「ries café」は “里枝さんのカフェ” という意味。敦さんが名づけました。
						このカフェは全国にいる敦さんの仲間やお客さんが集まる場でもあります。
							静岡出身の里枝さんと岩見沢育ちの敦さんが、ガイドの拠点として15年前に移り住んだのが美瑛でした。
						私たち、「HO」では2007(平成19)年に「ries café」を紹介したことがあります。
							当時はまだ未完成だったセルフビルドのこの建物も、そしてお二人も、あれからすてきに年を重ねたことが、このカフェから伝わってきます。
						店を暖めているのはアイルランド製の白いキッチンストーブ。
							鍋を乗せれば煮込み料理はもちろん、オーブンもついているので、このストーブで冬限定のお菓子も焼き上げます。
						常連さんが楽しみにしているのは、冬限定の手作り「アップルパイ」
							注文を受けてから20分ほどかけてきつね色に焼きあげます。
						サクサクのパイの中にはアツアツの甘酸っぱいリンゴのフィリング。3月ごろまでは味わえます。
							ぜひ自家焙煎のコーヒーと一緒にどうぞ。
							グアテマラのオーガニックコーヒーを、1杯ずつ挽きたてをドリップしています。
						敦さんの好物で店を始める前から作っていたという、モッチリとしたベーグル付きのランチはいかが?
							地元の大豆を煮込んだ「チリビーンズランチ」800円やスープとのセットがあります。
						雪の中、お客さんがやってきました。
							里枝さんの「あら~」と驚く声。なんと、宿から10㎞近くも歩いてきたそう。
							東京からやってきた学生さんで「社会人になる前の最後のお休みを、冬の美瑛で静かに過ごしてみたかったんです。のんびり雪景色を楽しめてよかったですが、おなかがすきました(笑)」
						もう10年近く隣町から通っているという男性客もやってきましたよ。
							夏は自転車で来るそうです。サイクリストにも人気の店なのですって。
						美しい雪景色と、窓辺に遊びにやってくる小鳥たちを眺めながら、ゆったりと過ごすかけがえのない時間を過ごせました。
						看板にもあるお店のシンボル、スズランの花が庭で咲くのは5月下旬ごろ。
							新緑もきれいなその頃に、また来たいな。
スポット情報

ries café(リーズカフェ)
- 住所
 - 上川郡美瑛町五稜第一
 - 電話
 - 0166-68-7821
 - 営業時間
 - 12:00~18:00 (L.O.17:30)
 - 定休日
 - 11~4月:火~金曜
5~10月:木・金曜 - URL
 - http://www.bonzu.jp/RC-HP
 
旭川市のまち並みを見下ろす高台で、長年営む温泉宿を訪ねます。
						創業から52年という歴史ある「高砂温泉」にやってきましたよ。
						営むのは3代目の高崎重幸さんと明子さん夫婦。
							日帰り公衆浴場もあり、多くの地元の人が訪れます。
							この日も朝から、地元の古くからのお客さんが次々と2人に声をかけ、お風呂に向かっています。
						ロビーに一歩踏み込むと…なんと懐かしい雰囲気でしょう。
							古いコンピューターゲームや貴重なジュークボックスがあり、どれもちゃんと利用できます。
						売店ではオリジナルTシャルやケロリンの洗面器なども販売していますよ。おみやげたちもレトロですね~。
							昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気にワクワク。いろいろ館内を案内してもらうことにしました。いざ出発!
						創業は1965(昭和40)年。2度の増築を重ねた館内には、あちらこちらに飾られた骨董品をはじめ、お客さんを楽しませるための工夫がいろいろあります。
							広々とした卓球場は「ダンスホールを卓球場に改装しました。地域の人にも利用され、町内会のイベントを行うこともありますよ」と重幸さん。
						
						宿泊できる客室には、岩風呂や露天風呂付きの部屋も!
					露天風呂からの景色は、かつて「仙人と天女の露天風呂」というCMでおなじみだったように、晴れた昼間は大雪山系もきれいに見えます。
						続いて日帰りの公衆浴場へ。
							温泉ではないけれど(別料金の家族風呂は天然温泉)、迷路のような浴場には湯船がたくさん。
							薬湯や電気風呂、オゾン風呂、気泡風呂、サウナ、女性専用岩盤風呂などなど…、まさにお風呂のデパート。すべり台付きプールまであり、独特の雰囲気にはまります。
						こちらは「中国漢方エキス薬湯」
							赤い漢方エキスのお湯がいかにも効きそう。体がポカポカと温まるお湯です。
						屋上には、磁化活水器を使用したオレンジ色の「マグマ泉赤湯」やエメラルドグリーンの「別府海地獄の湯」など…。
							天然温泉の成分に近づけ、植物性酵素を配合した温浴剤を使用したバラエティに富んだ湯がユニークです。
						予約をすればお弁当と入浴のセット1,300円もあります。食事をして無料休憩室でまったりと…。1日ゆっくり過ごせます。
						また、2018(平成30)年11月にはラーメン店「拉麺 皐月」も開店!
							店長の三橋大地さんが作る「ラーメン(しお・しょうゆ)」各700円、そして店の顔的メニュー「担々麺」850円が好評です。
						こだわりの自家製調味料で作る濃厚かつまろやかな、スープまで飲み干したくなる担々麺は、辛さの調節も可能です。
泊りがけでも日帰りでも。
					楽しみ方もあなたしだい!「高砂温泉」にはまってみませんか?
スポット情報

高砂温泉
- 住所
 - 旭川市高砂台8丁目235-1-5
 - 電話
 - 0166-61-0227
 - 日帰り入浴
 - 9:00~深夜1:00
料金:大人600円、子供250円、幼児100円
家族風呂(温泉):1名1,500円~、2名1,800円~ - ※お誕生日割引など各種あり。詳しくはHPをご覧ください。
 - URL
 - http://www.takasagoonsen.com
 
さてさて、お次はお風呂でほてった体にぴったりなものを食べに行きますよ。
						通りから少しはずれたところを入ると、目印のお米屋さんの看板を発見。
							その下にはなんと「氷」の文字が雪混じりの風に吹かれてはためいていました。
						そう、この建物の1階にあるお店は、かき氷の専門店「hihumi(ひふみ)」です。
							2014(平成26)年の12月に開店しました。
							1年中季節のかき氷を味わえるのですよ。
こんな寒い時期に…とお思いですか?
					極寒の2月の旭川ですものね。ところが…ひっきりなしに、お客さんがやってきます。
						「季節のメニューが楽しみで、定期的に来ています」と、地元のお客さん。
							そう、夏場は行列ができる大人気店ですが、冬は地元の方たちも、のんびりかき氷を食べにやってきます。
						店を営むのは酒井俊行さんと泉さん夫妻です。
							旭川は泉さんの故郷。俊行さんは長野県出身で、東京のホテルで洋食の料理人をしていました。
							俊行さんは、神奈川の有名かき氷店に通ううちに店主にスカウトされ、店で働くようになったそう。
							新感覚のかき氷を出す先駆者的な店で修行を経て2人で独立しました。
「いろいろ料理を作るより性に合っていたみたい(笑)」と泉さん。
					「1日に何杯も氷を削ることは苦じゃないんです」と俊行さん。
						単純そうで単純ではない氷の世界。ここで俊行さんが削るかき氷を食べるとイメージ変わっちゃいますよ。
使用するのは旭川の氷屋さんの純氷。不純物が少ない硬質で透明感のある氷です。
						2人も「お気に入りです」という冬季限定の「雪」は700円。
							見るからにふわふわ。なんてきれいなんでしょう。
徳島産のおいしい和三盆でシンプルに味わいます。下はシンプルな甘さのみぞれ氷になっていて、添えられたミルクでちょい足しも。味の変化を楽しめます。
						ちなみにふわふわの氷はすぐにとけて崩れやすいので食べ方に注意。
							泉さん直伝で、まずはこんな風に中心からスプーンを入れるといいそうです!
それにしても最初のひと口に驚きますよ。
					和三盆の優しい甘さとふわりとした口どけに、はっとしてしまいます。
大雪山系からの恵まれた伏流水もあり、古くから「川のまち」として知られる旭川は、きれいな川が市内をいくつも流れています。氷もおいしいはずですよね。
ほかには定番のイチゴをはじめ、季節限定でキウイや白桃、俊行さんの故郷・長野から届くブドウやナシやリンゴなど、旬の果物のメニューも店の顔。
					シロップは、果物本来の味と香りを生かした非加熱の特製です。これもまた食べてみたいですね。
						冬の時期は、数量限定で週替わりの昼ごはんも1種類あります。人気の「タコライス」850円はボリュームもある人気メニュー。
							ほかにパスタなど気まぐれメニューも登場するのでお楽しみに。
							コーヒーや果物のジュースもいろいろあるので、冬はフルコースを楽しんでみてはいかが?
スポット情報

hihumi(ひふみ)
- 住所
 - 旭川市5条通10丁目952 朝日プラザ旭川5条通1階
 - 電話
 - 0166-24-7324
 - 営業時間
 - 11:00~18:00
 - 定休日
 - 不定休 (2月まで:月・火曜)
 - ※季節で定休日が異なるのでツイッターで確認を
※2月18日~28日まで長期休暇 - URL
 - https://twitter.com/kohori_hifumi
 

北海道情報誌 
HO [ ほ ] 
(毎月25日発売 本体556円+税)
							北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
							http://www.burant.co.jp/
旭川・美瑛のおみやげプレゼント

「喫茶すずらん」
美瑛をイメージした日本手ぬぐい(1枚)を3名さま
							※デザインはおまかせください。

「ries café(リーズカフェ)」
オリジナル刺し子のふきん(1枚)とベリーのジャム2種類のセットを3名さま
							※デザインと種類はおまかせください。

「高砂温泉」
日帰り入浴チケット(ペア)とオリジナルタオル・オリジナルTシャツ(男女共用/Sサイズ)のセットを3名さま

「高砂温泉」
1泊宿泊券(担々麺付・ペア)を1名さま
※賞品は一例です。変更になる場合がございます。
							※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
							※当選賞品の発送は3月下旬の予定です。
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