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朝ごはんのススメ

4月から、いろいろな形で新生活をはじめられた方も多いでしょう。この時期だからこそ、毎日の習慣を見直して、健康で笑顔の生活をスタートしませんか。今回は「朝ごはん」についてお伝えします。

朝ごはんもしっかり、3食ちゃんと食べて
防げ！血糖値スパイク

朝ごはんを食べない、もしくはダイエットのために1日2食にする、という方がいらっしゃいますが、睡眠時間以外に食事の間隔を空け過ぎないほうがよいです。夜ごはんのあと、朝ごはんを食べないで、昼ごはんを食べたとすると、血糖値が急激に上がり下がりする「血糖値スパイク」が起きる可能性があります。この食べ方は、体にも血管にも負担をかけてしまうので、動脈硬化のリスクを高めてしまい、病気を予防するという意味でも、しっかり朝ごはんを含めて3食を食べることは大切です。

そのだるさの原因、もしかしたら
｢ソーシャル・ジェットラグ（社会的時差ぼけ）｣

朝ごはんを食べることは、1日のリズムをしっかり保つということにもつながります。
血糖値が適正に下がっている状態で、毎日同じ時間帯に食事をとることは、体内のリズムが整いやすく、健康を維持するという観点からも大切です。またリズムといえば、1日24時間で社会は動いていますが、人間の体内時計は「1日24時間超」でリズムを刻んでいます。実社会の時計と体内時計のズレが蓄積すると、「体がだるい」「頭が働かない」など「ソーシャル・ジェットラグ（社会的時差ぼけ）」という状態になるといわれています。この状態を解消したり、回避したりするためには、大きなポイントが2つあります。
それは、①朝に光をしっかり浴びる ②朝食をしっかり取る、です。朝に陽の光を浴びて1日を始まると自然に体内のリズムがリセットされます。まずはカーテンを開けて、朝が暗い時期は電気を灯すなど、明るい環境を作ることが大切です。

習慣づけで
小さなことからステップアップ

国民健康・栄養調査結果というデータを参照すると、特に20歳代の朝ごはんの欠食率が目立ちます。朝ごはんを食べない理由はさまざまあるのですが、過去に行った研究では朝の身支度や睡眠時間の確保を優先し、「朝ごはんは食べなくても問題ない」と考えている若い方が多い結果でした。朝ごはんを作る暇がない、食べる習慣がないという人は、果物や乳製品だけでも1品は必ず食べるという小さな習慣を身に付けて、最終的には、ごはんやパンといった炭水化物のほかに、タンパク質を取れるおかずとセットになった朝ごはんを目指してみましょう。

ヘルスdeスマイルレシピ
豆乳エッグベネディクト

平日、なかなか時間がとれないという方にオススメしたいのが、今回ご紹介するレシピです。休日の朝ごはんにちょっと作ってもらいたい、見た目にオシャレ、食べておいしい朝ごはんです。今回ご紹介するのは、ニューヨーク発祥のエッグベネディクト。豆乳を使うことで、脂質やコレステロールを控えめにすることができます。いつもとは違ったメニューで、ほっこりスマイルになれる休日はいかがでしょうか。