それいけ「ほくでん」探検隊
Vol.19 北海道スペースポート (HOSPO)
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今回の
探検場所
北海道スペースポート
(HOSPO)

十勝管内の南側に位置する大樹(たいき)町は、36年ほど前から「宇宙のまちづくり」を推進してきました。
2021年4月からは本格的に民間に開かれた宇宙港「北海道スペースポート」が稼働し、熱い期待が寄せられています。
世界中が注目する「宇宙関連産業」。
北海道の未来の担う産業創出に、ほくでんも協力しています。
ほくでんが「宇宙関連産業創出」という、北海道の新たな挑戦をゼンリョクで応援します!

経営企画室
新領域創造グループ
総合エネルギー事業部
事業戦略グループ兼務
副主幹


今回訪れたのは、帯広市から車で1時間ほどの場所にある大樹町。人口5,400人ほどが暮らす小さなまちですが、「宇宙のまちづくり」を標榜し、ロケット打ち上げなどで話題を集めています。最近では「北海道に宇宙版シリコンバレーを作る」という計画を実現するため、アジア初となる民間に開かれた宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」が2021年4月から本格的に稼働しました。その一環として、新たなロケット射場建設や滑走路などを整備していく予定とのこと。この宇宙港を運営するのが「SPACE COTAN(スペースコタン)株式会社」という企業ですが、大樹町や道内企業などが出資して設立されており、ほくでんもそのうちの1社として出資しています。


ほくでんの経営企画室・幾世橋(きよはし)歩さんは、「北海道スペースポートを通じて創出される宇宙関連産業は、北海道の主力産業である『食』と『観光』に次ぐ、世界に打って出られる数少ない成長産業領域だと思っています。そこを当社のような北海道に根付いた企業が支援するというのは「ひとつの大きな」使命だと思っています。北海道の可能性を飛躍的に高めることのできるプロジェクトだと考え、SPACE COTANへの出資を決定しました。また大樹町が行うロケット射場などの整備には、『企業版ふるさと納税』を活用し、寄付をさせていただきましたが、これも宇宙の可能性への投資と考えています。この活動を通して、大樹町内を起点とする「宇宙版シリコンバレー」の実現によって生み出される経済効果や関連産業の相乗効果を、道内隅々まで浸透させるということもお手伝いしたいと思っています」と、話してくれました。


大樹町内には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設や、ロケット開発で有名なインターステラテクノロジズ株式会社のロケット射場や工場などがあり、宇宙とのつながりがしっかりと形になっています。宇宙関連産業は、10年後、20年後には100兆円を突破すると言われる、急成長の経済分野です。この一翼を北海道が担うというはワクワクしますね。そして、ほくでんが「北海道の新たな可能性の扉」を開けるために一役買っていると思うと、探検隊も誇らしくなります。この取り組みをもっと知りたいと、大樹町内にある航空宇宙関連施設や、インターステラテクノロジズ株式会社の工場などもしっかりと見学してきました。
次回も引き続き、大樹町からお届けします。同町が取り組む「宇宙のまちづくり」ついて取材してきました。
続きはvol.20をお楽しみに。
※掲載情報は2022年2月25日時点のものです。