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それいけ「ほくでん」探検隊

Vol.14 石狩湾新港発電所

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それいけ「ほくでん」探検隊 Vol.14

今回の
探検場所

石狩湾新港発電所

石狩湾新港発電所

ほくでん初のLNG(液化天然ガス)を燃料とする火力発電所、石狩湾新港発電所。発電効率に優れた発電方式が採用され、見学者用のプロジェクションマッピングや、国内最大級のLNG貯蔵タンクなど、驚きが詰まっていました。

ほくでん初のLNG火力発電所から、みなさまのご家庭に、ゼンリョクで電気をお届けします!

中央操作室
中央操作室

前回に引き続き、「石狩湾新港発電所」の探検です。
案内されたのは「中央操作室」。365日24時間体制で運転管理操作が行われている、まさに発電所の頭脳部と言える場所です。発電に関わる制御はパソコンのような機器で行われています。操作もマウスを使った「マウスオペレーション」という方法で行っていました。他の発電所と比べ、非常にコンパクトなつくりになっているそうですが、最新のシステムでしっかり管理されていました。

並んでいる3つのモニターは70インチの大きさです。向かって左側と中央のモニターには、発電所の運転状態や操作状況が表示されています。それぞれの箇所で不具合が起きていないかなどをチェックしています。右側のモニターでは発電所構内に設置されている多数の監視カメラの映像が表示され、中央操作室内にいながら発電所内全域を監視・確認することができるようになっています。

タービンフロア
タービンフロア

続いてはガスタービンや蒸気タービン、発電機が設置されている「タービンフロア」へ。
石狩湾新港発電所では、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電効率が高い「ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式」を採用しています。ここにあるガスタービンはLNG(液化天然ガス)を燃料とし、圧縮した空気とあわせて燃焼器で燃やされます。ガスは燃やすと急激に膨張するため、この力を使ってガスタービンを回転させ、直結している発電機が回るという仕組み。
ガス燃焼時の温度は約1600℃あり、ガスタービンを回転させた後の高温の排ガスは、「排熱回収ボイラー」へと送られます。この中にはたくさんの管が巡らされており、排ガスの熱を吸収して水が高温・高圧の蒸気になります。この蒸気は蒸気タービンへ送られ発電機を回す力としても利用されているのです。
石炭・石油を燃料とする火力発電所と比べて、発電所の起動にかかる時間が短く、発電出力の調整速度が速いという特長があります。常に変化する電力需要への即応力が高い、優れた発電システムなのです。

設置されている「ガスタービン」に映し出されるプロジェクションマッピング
設置されている「ガスタービン」に映し出されるプロジェクションマッピング

ここで驚きの仕掛けを目にしました。
設置されている「ガスタービン」を覆っている囲いにプロジェクションマッピングが映し出されるというのです。
タービンフロア内の照明が消えると、迫力ある音と映像が。そこに現れたのは、ほくでんのマスコットキャラクター「エネモ」。ガイド役となって普段は外から見ることのできないガスタービンの外部、さらには内部の様子を紹介しながら「タービンの冒険」へ連れ出しくれるというのです。「ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式」について、とても分かりやすく教えてくれました。
まさか発電所内にこんな仕掛けがあるなんて、想像もしていませんでした。一瞬、ここが発電所だということを忘れてしまいました。ですが、燃料を燃やしてできる燃焼ガスの力、そしてその排ガスで作る蒸気の力、この2つの力を利用して効率良く発電しているのだということが、しっかり理解できました。

次回も引き続き「石狩湾新港発電所」です。いよいよ「石狩LNG基地」へ潜入します。Vol.15をお楽しみに。

※掲載情報は2021年11月26日時点のものです。

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