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それいけ「ほくでん」探検隊

Vol.13 石狩湾新港発電所

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それいけ「ほくでん」探検隊 Vol.13

今回の
探検場所

石狩湾新港発電所

石狩湾新港発電所

ほくでん初のLNG(液化天然ガス)を燃料とする火力発電所、石狩湾新港発電所。発電効率に優れた発電方式が採用され、見学者用のプロジェクションマッピングや、国内最大級のLNG貯蔵タンクなど、驚きが詰まっていました。

ほくでん初のLNG火力発電所から、みなさまのご家庭に、ゼンリョクで電気をお届けします!

石狩湾新港発電所の外観
石狩湾新港発電所内見学スペースの様子

今回、探検隊が訪れたのは札幌市中心部から車で40分ほどの場所に位置する、小樽市と石狩市にまたがる石狩湾新港地域西地区です。ここに、ほくでん初となるLNG(液化天然ガス)を燃料とする火力発電所、「石狩湾新港発電所」があります。2019年2月に1号機が営業運転を開始し、現在では多くの電力需要をまかなっています。

取材に訪れた2021年10月時点では新型コロナウイルスの影響で、発電所内の一般見学の受け入れはしていませんでしたが、今回は特別に案内してもらいました。早速、厳重な入口正面ゲートをくぐり、探検開始です。
発電所の敷地は29ヘクタールの広さがあり、札幌ドーム5個分に相当します。
敷地内にある主要な建物や煙突には、「海と空と雲」をイメージした、ブルーの四角いドットが描かれていますが、美しい石狩湾の自然と調和するデザインになるよう配慮がされているとのことでした。周辺の景観を損なわないよう、自然環境と調和するような工夫がされていました。

石狩湾新港発電所の概要説明の様子
発電のしくみについての展示

いろいろと見て回る前に、事前の予備知識は必要です。そこで石狩湾新港発電所の概要について丁寧に説明をしてもらいました。より理解しやすいようにと映像や展示物などを見ながら、しっかり基礎知識を予習しました。

現在、ほくでんの大型火力発電所の多くが太平洋側に位置しているそうです。そのため「電源の分散化」を図るという観点から、日本海側に位置する石狩湾新港地域が選定されました。この地域は電力の大消費地である札幌圏にも近く、資機材の荷揚げに適した港湾インフラが整備されているという利点があるのです。

各種災害に対する安全対策も余念はありません。石狩湾新港付近で想定される最大津波の高さは、北海道のシミュレーションにより標高4.2mと予測されているため、発電所の地盤をこれよりも高く標高7.5mまでかさ上げしています。加えて、埋立地に建設されていることから、しっかりとした「液状化対策」も行ったとのことです。

発電のしくみについての解説
ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式の解説

そして、石狩湾新港発電所の東側、石狩湾新港の中央水路を挟んだ対岸に、発電所の燃料を貯蔵する「石狩LNG基地」があります。ここから地下に埋設されたガス導管を通して天然ガスが発電所に供給されてきます。そのスケール感はまさに壮大です。
石狩湾新港発電所では、このLNG(液化天然ガス)を燃料に使った、発電効率の高い「ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式」を採用しています。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式で、従来型の蒸気タービンだけで発電する方式と比べ発電効率が高く、エネルギーの有効利用を図ることができます。1号機の発電出力は56.94万kW。まさに次代を担う新型火力発電所なのです。

まだまだ、見どころがたくさんありそうなので、次回も引き続き石狩湾新港発電所のご紹介です。発電機には驚くべき仕掛けがありました。続きはVol.14をお楽しみに。

※掲載情報は2021年11月12日時点のものです。

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