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それいけ「ほくでん」探検隊

Vol.10 原子力PRセンター「とまりん館」

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それいけ「ほくでん」探検隊 Vol.10

今回の
探検場所

原子力PRセンター
「とまりん館」

原子力PRセンター「とまりん館」外観

原子力発電の仕組みや科学の不思議、西積丹の文化や自然まで、楽しみながら知ることができる、原子力PRセンター「とまりん館」。
実物大の発電設備の模型展示や子どもに大人気の科学体験、さらには歴史ロマンを感じる発掘品展示など、ワクワクが止まらない、見どころが満載の施設を探検してきましたよ!

地域のみなさまに支えられ、とまりん館は今年で開館30周年。これからもよろしくお願いします!

泊発電所マスコットキャラクター「とまりん」
泊発電所
マスコットキャラクター
「とまりん」
北海道のエネルギーの原点
コミュニティ誌「波稲(はとう)」の展示

前回に引き続き、原子力PRセンター「とまりん館」の探検です!
館内1階の「原子力展示」の見学を終え、2階に移動し、泊発電所周辺の自然や歴史を学ぶことができる「地域展示」へ。
泊発電所がある西積丹地域は、地元の泊村や周辺の共和町、岩内町、神恵内村の4町村を含め「岩宇(がんう)地域」と呼ばれています。名前の由来は岩内郡(共和町、岩内町)の「岩」と古宇郡(泊村、神恵内村)の「宇」から取られているそう。自然が豊かで、漁業や農業が盛んな地域なんですよ。

こちらには「北海道のエネルギーの原点」という展示がありました。泊村では1867(慶応3)年から100年以上にわたって石炭採掘が行われており、岩内町には1906(明治39)年に北海道初の水力発電所が作られました。今はそれぞれの役割を終え、当時の遺構を残すだけですが、岩宇地域は江戸時代から、北海道のエネルギー需要を支えてくれていたのですね。

とまりん館では岩宇地域に住んでいる方向けに「波稲(はとう)」というコミュニティ誌を発行し、地域密着の情報を発信していましたよ。

日本最古の穴あき真珠
周辺で発掘された埋蔵文化財の展示

「地域展示」で目立っていたのは、泊発電所の建設にともなって、周辺で発掘された埋蔵文化財の展示物でした。トドやアシカ、オットセイといった海獣の牙製釣り針は学術的に貴重な資料だそうです。
間近で見ると、その精巧さにビックリしてしまいました。
さらに驚いたのが日本最古の穴あき真珠です。こちらも釣り針同様、非常に貴重な出土品なのだとか。
きっと古代人もアクセサリーを身に着けてオシャレをしていたんですね。
さらに700点以上の縄文式土器がずらりと展示されていました。
古くから人々が生活をし、その分、長い歴史を秘めているんですね。

とまりんアドベンチャー
温水プール

続いては「科学展示」です。こちらは子どもが大喜びのコーナーだそうで、なかでも画面を見ながらペダルを漕ぎ、クイズに答えながらエネルギーの歴史を探る旅ができる「とまりんアドベンチャー」は一番の人気です。
そのほか、発電の仕組みが学べる参加体験型のゲームなどもあり、子どもたちに「科学は最高におもしろい!」って思ってもらえるような展示になっていますよ。

さらに、館内には温水プールがあり、5コースある25mプールと、滑り台付きの子どもプールがあります。
4階の展望ラウンジからは、西積丹の雄大な景色を360度の大パノラマで一望でき、天気が良い日は羊蹄山がきれいに見えるそうですよ。
現在(2021年8月取材時点)は残念ながら、科学展示の一部や温水プール、展望ラウンジは、新型コロナウイルスの影響で利用はできないそうですが、再開されたらぜひ楽しんでみてください。

原子力発電の仕組みをしっかり理解できて、地域の自然や歴史を学びながら、科学の楽しさに触れることができる「とまりん館」。時間を忘れるくらい夢中になれる施設でした。

見学のご案内

原子力PRセンター「とまりん館」

〒045-0201
古宇郡泊村大字堀株村古川45番地1

0135-75-3001

※掲載情報は2021年9月24日時点のものです。

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