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~北海道の地域を応援~発信!北海道いいものカタログ〔番外編〕

「北竜町お米のアイスストーリー」その3

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~北海道の地域を応援~発信!北海道いいものカタログ〔番外編〕

おうちにいながら
北海道地域応援企画!

北海道各地のメーカーや生産者のみなさんが、さまざまな想いを持って地域貢献を軸に開発した、世の中にあまり知られていない隠れた名品をご紹介する「発信!北海道いいものカタログ」。
その番外編としてお米を使った無添加のアイスクリーム「北瑞穂(きたみずほ)アイス (仮称)とそのアイスを生んだ北竜町について4回にわたってご紹介いたします。

※現在は仮称です。以下「北瑞穂アイス」と表記します。

「北瑞穂アイス」ができるまでとこれから
~ゲル化ができる唯一の北海道米であることを活かして~

3回目の今回は、前回ご紹介した北竜町のお米農家で、お米を使ったアイスの商品開発に関わった、北瑞穂生産組合 永井 稔さん、永井 美保子さんご夫婦、安達 明広さん、安達 直子さんご夫婦からお聞きした「米ゲル」という技術との出会いが「北瑞穂アイス」誕生の素となったお話をご紹介します。

永井 稔さん、永井 美保子さんご夫婦
永井 稔さん、
永井 美保子さんご夫婦
安達 明広さん、安達 直子さんご夫婦
安達 明広さん、
安達 直子さんご夫婦

「米ゲル」という言葉が出てきましたが、「米ゲル」とはいったいどういうものなのですか?

永井 稔さん
「米ゲル」は、国立研究開発法人 農研機構食品総合研究所(茨城県つくば市)の研究により開発された新しい食品素材の特許技術で、北瑞穂生産組合は研究所と許諾契約を締結しています。この技術を使うことで、お米が粘りのあるゲル状になります。ただ、すべてのお米がゲル化できるわけではありません。アミロース値の高いお米だけがゲル化できるのですが、北海道でゲル化できる品種は現在はこの「北瑞穂」だけです。
北海道のお米は、粘りがあっておいしいですよね。それはアミロース値が低いからなんです。その中でも特別低いのが、「おぼろ月」で15.6%、「ゆめぴりか」で17.8~20%、「ななつぼし」で20%ちょっと上くらいで「もち米」は0%なんです。そのアミロース値が「北瑞穂」は30%なので実はふつうに炊くとパサパサのお米なんです。

お米がゲル化した状態
お米がゲル化した状態

「米ゲル」をアイスにしようと思ったきっかけは?商品ができるまでのご苦労はありましたか?

永井 稔さん
「米ゲル」は保水性が高いので、これを使うことで乳化剤や安定剤を使用しなくてもなめらかなアイスが作れるんです。

安達 直子さん
「米ゲル」を何%使用したらいいのか。分量を変えたものを何種類か作って、味に影響が出るのかを試してみました。味の試作をしていて、商品の味を決めるのはとても大変なことだなと思いました。甘いのが好きな方、さっぱりとしたのが好きな方、それぞれの好みがあるので、どこに合わせるのがいいのかと悩みました。

永井 稔さん
市販のカップと同じ量を食べた後の満足感も気になりました。商品を開発するのは大変ですね。農業とまったく違った大変さがあると感じました。

試作の様子
試作の様子
試作の様子
試作の様子

現時点ではこのアイスを食べられるのは、北竜町の「お食事処 向日葵(ひまわり)」だけ、とのことですが、これからはカップアイスにして通信販売する、ということなどは考えていらっしゃいますか?

永井 稔さん
実は正式な商品名が決まっていないんです。昨年の北竜町の「ひまわりまつり」でアイスを販売して、名前の公募をしようと思っていたのですが、新型コロナウイルスの影響で「ひまわりまつり」が中止になってしまい公募ができなかったんです。名前が決まらないことには、カップアイスにすることもできなくて。ただ、みなさんに食べてもらって名前をつけたいという気持ちは変わらないので、今年の「ひまわりまつり」でたくさんの方に食べていただいて決めたいと考えています。

完成したアイスを北竜町の小中学校や役場に配ってお披露目した時のカップ。永井さんと安達さんの娘さんが無地だとさみしいからとデザインを考案
完成したアイスを北竜町の小中学校や役場に配ってお披露目した時のカップ
永井さんと安達さんの娘さんが無地だとさみしいからとデザインを考案

取扱店「お食事処 向日葵」店主の佐藤光男さん

あっさりしたアイスで、年齢を問わず「食べやすい」という感想をよく聞きます。昨年の夏の暑い日はかなり売れました。
お店では器に盛って提供しているのですが、カップに入れてテイクアウトで食べていただくこともできます。

※カップに詰めた商品としては販売しておりません。
お持ち帰り用のドライアイス等の対応はしておりませんのでご了承ください。

北竜町「お食事処向日葵」で提供されている北瑞穂アイス
北竜町「お食事処 向日葵」で
提供されている北瑞穂アイス

エネモール事務局の試食感想

口に入れた瞬間「やさしいアイス」という印象を受けました。自然な甘さで、余計なものが入っていない軽さが感じられるアイスです。それでいてしっかり牛乳のコクもあります。なにより、食べた後にのどの渇きを感じませんでした。このアイスなら夏の暑い日にもスッキリ食べられます。フルーツソースやチョコレートソース、小豆あんをかけてもおいしく食べることができそうです。

次回は「ひまわりまつり」のことも含めて、北竜町役場の方にお話をお聞きします。お楽しみに。

※掲載情報は2021年1月20日時点のものです。

企画:ドーモニ 事務局

「ドーモニ」は株式会社エルアイズが運営する北海道のモニターサイト。
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