いいものがたり ～北海道未来応援プロジェクト～
vol.34 浦河町 有限会社柵山水産「きんき切り込み」
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前回に引き続き、浦河町・柵山水産でお話を伺いました。
有限会社柵山水産
「きんき切り込み」
浦河沖で獲れた新鮮なきんきを使用して、一尾ずつ手作業で丁寧に骨や鱗を取り除き、柵山水産独自のさじ加減で味付けされた「きんき切り込み」。脂のりが良いきんきのトロッとした口当たりと、程よい塩辛さが絶妙な味わいになっています。また浅造りという熟成方法で、切り込みが苦手な人でも食べやすいように工夫がされているのも特徴です。冷蔵保管中に発酵が進んで少しずつ味が変化するので、好みの発酵具合で食べられる楽しみもあります。
「おもしろそう」から生まれた新商品
浦河沖で水揚げされた新鮮なきんきを使った、柵山水産の「きんき切り込み」。取締役の柵山順子さんが味を決め、一つずつ手造りをしています。きんき以外にもサメガレイやニシンなどの切り込みを販売しており、柵山水産の「切り込みの味」を求めて、道内各地からリピーターが訪れるほどの人気があります。
きんきは煮付けや刺身、飯寿司に使われるのが一般的で、切り込みは作られていませんでした。柵山さんが仕事中に何気ない会話の中で「きんきで切り込みを作ってみたら」と言われ、「おもしろそう」と思ったのが商品開発のきっかけなのだとか。何度か試作品を作り、周囲のアドバイスも受けながら、現在の商品になりました。
「きんきはほかの魚と違い、丁寧に処理しないと骨や鱗が口に残りやすいので、ちょっとだけ苦労しましたね」と、柵山さん。「大量生産はできませんが、買いに来てくれる人のため、直売所ではなるべく品切れにならないようにしたいと思っています」とも話してくれました。単品販売だけでなく、セット販売もできますので、贈答品としてもご利用いただけます。
海の幸だけでなく、山の幸も豊富な浦河町
浦河町の魅力についてもお伺いしました。「自然にあふれ、海の幸だけでなく山菜などおいしい物がたくさん獲れる、とてもいいところ。四季折々に違いがあって、私は毎日楽しいですよ。みなさんも一度、浦河町に足を運んでみてください」。町内にある「ルピナスの丘」からは、港の全景や浦河の街並みが一望できました。
浦河町の新たな特産品として作られた、「きんき切り込み」。同町を訪れた際のお土産としてオススメです。ちなみに、柵山水産直売所では切り込み以外にも、いろいろな種類の水産加工品が販売されています。柵山さんの頭の中には次なる商品開発の構想もあるのだとか。地元で獲れる鮮魚を使った新たなチャレンジはこれからも注目ですね。
きんき切り込み
原材料／きんき、こうじ、塩、しょうが、とうがらし、調味料（アミノ酸など）
内容量／60g
保存方法／要冷凍（-18℃以下）
賞味期限／製造日より3カ月
価格／1,300円（税込）
●商品問い合わせ先
柵山水産
0146-22-2919
ノーステック財団は、北海道産業の振興と活力ある地域経済の実現、そして道民生活の向上を目的として、科学・産業技術の振興に関する事業を総合的に推進する財団です。
ご紹介した商品は、ノーステック財団が「ほくでん産業技術振興基金」を活用して、北海道の産業振興につながる地域企業の商品開発を支援して作られた商品です。
※掲載情報は2022年12月16日時点のものです。
