ほっかいどうYORISUGURI編集室
【保存版】【コーヒーの選び方】珈琲のプロにお気に入りの一杯の選び方を聞いてみた
はじめまして!「ほっかいどうYORISUGURI編集室」、編集長のナオです!
このコラムは、北海道の中でも特に魅力的なものを選りすぐり(“YORISUGURI”)、エネモール事務局内の同編集室スタッフが自ら紹介していくコーナーです。
記念すべき第1弾は、札幌市北区あいの里の「いわい珈琲」さんから、「あなた好みの簡単なコーヒーの選び方」をテーマにお届けします!
「なんとなくコーヒーって奥深くて難しそう…」「種類が多くてどう選べばよいかわからない…」なんていう悩みを抱えている方も多いのでは…?
そこで選び方のポイントについて、いわい珈琲 岩井貴幸代表に聞いてみました!
焙煎(ロースト)の具合による違いがあります。コーヒー豆を煎(い)る時間の差で、焙煎時間が長いと「深煎り」、短いと「浅煎り」となります。
深煎りだと苦味が強そう、浅煎りだとあっさり飲めそうっていうイメージが何となくありますが、合っていますか!?
だいたい合ってます。深煎りは、例えるならスイーツのカラメル部分、ご飯のおこげといったイメージで、香ばしい風味や苦み・コクを感じやすいと思います。
すごくわかりやすい例えで、一気にイメージが湧きました!
明るいさわやかな味わいを求めるなら浅煎りがおすすめです。ちなみに北海道では比較的、深煎りを好まれるお客さまの割合が多いと思います。
勉強になります!
あとコーヒーって、「何と一緒に飲むか」っていうのも選び方の一つだと思うのですが…ずばり、どんな選び方になりますでしょうか?
ずばり、「色」ですね。
「色」、ですか…!
例えば、シフォンケーキのような軽いスイーツであればこちらも軽めの浅煎りコーヒー、チョコレートケーキのような重ためのスイーツであればしっかりしたボディの深煎りコーヒーといった形で、コーヒーと食べ物の色を合わせると、より美味しく戴けると思います。
ワインの選び方に近いですね!
ちなみに、飲むシーン別の選び方もあるのでしょうか?
例えば朝はおだやかに迎えたい人が多いと思うので浅煎り、夕食後はゆっくり重めな時間を過ごすのに深煎り、といった選び方はできると思います。
なるほど!でも、夜に深煎りコーヒーだとカフェインが多そうで睡眠に影響がありそうな気がするのですが…
焙煎時間が長いほどカフェイン含有量が減るので、飲みすぎない限り、そこまで影響はないかと思います。
完全にイメージですが、てっきり「深煎り」=カフェインが多いのかと思っていました!実際は逆だったのですね!
コーヒーは少し苦手だけど飲めるようになりたい…なんて方もいると思うのですが、そんな方はどうすれば良いでしょうか?
そういう方はカフェラテにして飲むことが多いと思いますが、牛乳で割った時に焙煎時間が長い方(深煎り)が味がぼけづらいのでおススメです。
しっかりした味の方が牛乳を入れた時にコーヒーの美味しさを損なわずに飲めるのですね!
色々説明してきましたが、最後は自分が好き、美味しいとシンプルに思えるコーヒーが一番で、気難しいことは考えなくて良いと思います。そのためにも、まずは少量でも試してみるというのが良いと思います。
あまり難しいことは考えないで、自分の”好き”を見つけるために失敗を恐れず少しずつチャレンジしていくということ、これが大事なんですね!ドリップタイプで色々試してみようと思いました。
ちなみに、いわい珈琲さんの定番ブレンドはどれもかわいいジャケットで、素敵なネーミングですが、どういったコンセプトでつけられているのでしょうか?(とても気になる…)
デザインはいずれも知り合いのデザイナーに頼んだものですが、ネーミングは元々の商品名を少し変えたり、新たに自分で付けたりしています。どっしりとしたボディ感の「ゆたかな夜に」、ぼーっと過ごしたいときに飲みたい「ゆらゆらと」、といった形で味のイメージから表現しています。
特に気になるのが「それで結構」ですね!
これは私も好きな味ですが、文字通り、それで良いという意味を込めてます。
とても良い言葉です。自分のこの取材も「それで結構」な気がしてきました!
あなた好みの簡単なコーヒーの選び方、伝わりましたでしょうか?
こんな感じで、YORISUGURI編集室のコラムをお届けしてきますので、これからよろしくお願いします!
※掲載情報は2023年3月13日時点のものです。
早速ですが、コーヒーって「深煎り」とか「浅煎り」とかっていう言葉をよく耳にするのですが、簡単に言うとどういった違いがあるのでしょうか?