まかないにぎり vol.2
まかないにぎり vol.2「胆振・日高の食材」
こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

普段は質素なまかないも、この日は特別。
今日の、明日への活力となるおいしい道産米。そして道内各地のこだわりのおかずや素材で、スペシャルな「まかないにぎり」を実際に作っていただきます。

第2回のテーマは「胆振・日高の食材」。前回に続き、札幌すすきのにある「鮨処いちい」のおかみさん、井出美香さんが働きものの大将のために縦横無尽ににぎります!
ガツンとシンプル素材系?
それともフリースタイルな組み合わせ?
さて、どんなおにぎりが生まれるのでしょうか!?
今回の食材は“胆振・日高”から集めました!
本日の食材紹介(胆振・日高編)

-
万馬券(ななつぼし)
5kg 税込1,950円 -
10名さまにプレゼント
JAしずない
電話 0146-46-2885
http://www.ja-shizunai.or.jp つや、甘み、粘りのバランスが抜群。冷めてもおいしいのでおにぎりにもぴったりのお米です。特別栽培米として化学肥料や農薬を低減しているうえ、馬産地ならではの良質堆肥も使用しており、環境にも人にも優しいお米です。

-
室蘭 室蘭やきとり
20本入り 税込4,600円(送料込み) -
5名さまにプレゼント
鳥辰本店
電話 0143-22-2078(事務所)
http://www3.plala.or.jp/toritatuhonntenn/index.html 室蘭名物で「やきとり」という名の豚串。厳選された道産豚の肩ロースとタマネギを交互に串に刺し、炭火で焼き上げ秘伝のタレで仕上げます。店から直接チルド発送しますので、ジューシーな味わいを自宅で楽しめます。「室蘭やきとりゆうパック」の考案・開発販売第1号店で、全国に「室蘭やきとり」の名を広めました。


-
洞爺 アロニア羊かん
180g 税込540円 -
2本を5名さまにプレゼント
有限会社ピュアフーズとうや
電話 0142-82-5957
http://www.rakuten.co.jp/purefoods/ 目の疲れの回復や、抗酸化作用があるとされるアントシアニンを豊富に含み、優れた健康食品として注目されるアロニアの果汁を使ったようかんです。アロニアは洞爺の隣、伊達市大滝産を使用しています。

-
むかわ 生干ししゃも
メス 税込1,100円~
オス 税込1,000円~ -
メス・オス各10匹をセットで5名さまにプレゼント
カネダイ大野商店
電話 0145-42-2468
http://kanedaioono.com 大正12年創業、むかわ町最古のシシャモ加工販売店が、独自製法で作る「生干ししゃも」。クセのない味わいで身がふっくらとしています。メスのシシャモは口当たりが軟らかく、卵の旨みも絶品。オスのシシャモは身に脂がのり、コクを楽しめます。


-
室蘭 かつおばあちゃん直伝 南ばんみそ
140g 税込740円 -
5名さまにプレゼント
有限会社アウル
電話 0143-43-8452 伊達・洞爺地域の契約農家から仕入れる青南ばんを、味噌と砂糖で甘辛く煮詰めた品。激辛の青南ばんが、煮詰めることで程よい辛さに抑えられています。温かいご飯にそのまま、また田楽やもろきゅうなど、アイデア次第でいろいろな食べ方を楽しめます。

-
豊浦 粗挽きソーセージ・バジルトマトソーセージ
粗挽きソーセージ 100gあたり 税込291円
バジルトマトソーセージ 100gあたり 税込313円 -
5名さまにセットでプレゼント
豊浦S.W.FABRIK
電話 0142-83-1900 本場ドイツで修行を積んだ職人が、ドイツの製法とスパイスで作る本格ソーセージ。過去にドイツのコンテストで入賞したことがあるほどの腕前です。ガーリックが効いたバジルトマトソーセージは、女性にも人気。

-
苫小牧 ほっきごはんの素
ほっきごはんの素 700g(3〜4人前) 税込1,550円 -
5名さまにプレゼント
北起屋合資会社 電話 0144-32-5878 苫小牧産のホッキ貝を贅沢に使用した北起屋の「ほっきごはん」を、家庭で手軽に楽しめる一品。添加物を一切使用せずに、醤油ベースのやさしい味付けでホッキ貝の旨みを引き出しました。肉厚な貝の食感もたっぷりと味わえます。1~2人前用の「ほっきごはんの具」税込550円もおすすめです。

-
厚真 ハスカップ「あつまみらい」
冷凍250g×2パック 税込2,700円
(生ハスカップの場合は時価) -
5名さまにプレゼント
JAとまこまい広域
電話 0145-27-3102(Aコープあつま店) 大粒で食べごたえのある新品種。「小さくて酸っぱい」というハスカップのイメージを覆す、糖度12度以上の甘さを出荷基準としています。今回は地元ならではの食べ方である塩漬けで、色鮮やかなおにぎりにしました。
※5、6月の出荷は冷凍もの。生ハスカップは、7月からとなります。
ここは昼間のすすきの。ネオンが灯る前の小さなビルの1階です。
キリリとたすき姿で、まかないの準備をはじめているのは、前回に続き2回目の登場となる井出美香さん。大将の永一郎さんと、夫婦二人三脚であっという間に16年という「鮨処いちい」のおかみさんです。「まぁ~っ、立派なシシャモ。さすが、むかわ産ね」。今日はシシャモがおにぎりになるみたい。


今回届いたおいしいものは、胆振・日高方面から。むかわ産のシシャモに室蘭やきとり…お米は静内で育ったななつぼしで、馬産地らしくその名も「万馬券」。さらに、うれしそうにおかみさんが手にしているのは、「アロニア羊かん」!?
「そうです。ようかん、意外といけると思うのですよね。さあ、何はともあれ今日もはりきって、“まかないにぎり”を作りましょう!」
5月の北海道らしい、藤の柄の着物姿がたおやかなおかみさんですが…お料理のアイデアはやっぱりフリースタイル。そのギャップ、いい感じです!
…とは言っても、おかみさんが“まかないにぎり”を作りながら思うのは、
もちろん大好きな大将。夫の永一郎さんです。
「忙しい合間にサクッと食べてもらえて、満足感があるものを用意したいですね。
昔、息子たちが喜んだボリュームのあるおにぎりも、作ってみます」
若々しいおかみさんですが、成人した2人の息子さんのお母さんです。
今日はそんな、おふくろの味も“まかないにぎり”にアレンジしますよ!

「ん~っ、たまらないですね」炭火の香りもほんのりと、タレの香りにいきなりノックアウトされそうになる「室蘭やきとり」。お店から直送された大きなタッパーにぎっしりとつまっています。「あら、タレもカラシも付いているのね。これも利用しちゃいます」

「食べやすくひと口サイズにしましょうね。焼き鳥は温めて、タマネギとごはんを小さくラップでにぎります」そこにジューシーなお肉をトッピング。「焼き鳥って言うけど豚肉なのよね」とつぶやきながら付属のタレとカラシを使い、海苔の上に載せたらフィニッシュ!パーティーフードにもなりそうです。

さて、続いてソーセージを茹で始めたおかみさん。「我が家では水から茹でます。少量の水を入れ、沸騰したらフタをしてさっと蒸して完成。このおいしい豊浦のソーセージで、息子たちが大好きだったおにぎりを、今日は “まかないにぎり”にしますね」

「切ったソーセージを軽くマヨネーズであえ、温めたフライドポテトを一緒に入れましょう。前日の残りものでもおいしいですよ」
あとはお好みで塩をつけて、海苔を巻いたら完成!

「ごはんはフワっと軽く、にぎり過ぎないのが好き」というおかみさんに対して
「私はギュギュ~っと固くにぎったのが好き。自分でカチカチににぎり直す派」
と語る本日のカメラマン本間さん。そんな派あるの?と思いつつ…
にぎり具合の好みも千差万別。それぞれ好みがありますよね。

いよいよ登場しました。ジャ~ン!立派なシシャモです。
「メスのほうが骨がやわらかいから、おにぎりに向いているかも…と、
お店の方が教えてくれました。今日は子持ちのメスでいきます」

「シシャモに合わせて細長く2個にぎります。南ばんみそを入れたもの、そしてもう1種類は梅干し。自家製7年もので、とても酸っぱい梅干しを持ってきました。種を取って刻んだものを入れますね」

「ハイ、にぎります」…ってお寿司をにぎっているみたいですよ、おかみさん!
「あらやだ、大将に怒られちゃう~(笑)
さ、シシャモと青シソを乗せてお布団のように海苔を巻いたら完成です」

みんなで試食しましたが、頭からがぶりとひと口。ん~っおいしい!シシャモの旨みに甘辛い南ばんみそ、酸っぱい梅干し、どちらもよく合うナイスなお味でした。

次です。ハスカップの生産が盛んな厚真町から届いた独自の品種「あつまみらい」
おかみさんも思わず「こんなに大きいの見たことないわね」とビックリ。まだ生には早い時期なので今回は冷凍品を利用して、前日に軽く塩を振って塩漬けにしています。
「たっぷりと出てくる汁を、ごはんに好みの量を混ぜますね」

「きれいなピンク色のごはんになりました」
水を切ったハスカップをごはんに入れ、形を整えたら完成!
早速試食してみるとシソが香る梅のおにぎりみたい。酸味とほんのりとした甘みのバランスが絶妙です。ハスカップの塩漬けは厚真町の家庭の味。漬け方は家庭によってさまざまですが、軽い塩漬けにするのは地元の農協の方のアドバイスです。食べる2~3時間前に塩を振ってもいいそう。ぜひみなさんも挑戦してみませんか?

苫小牧名物ホッキ貝の旨みが効いた「ほっきごはんの素」で炊き込みごはんを作って、おにぎりに。

「簡単なのに本格的なおいしさが楽しめる、忙しい人にぴったりの食材です。別添えのホッキ貝には隠し包丁を入れておくと食べやすいですよ」。それにしても、大きな貝がゴージャスです!

最後です。「サイコロ状に切ったようかんを真ん中に、ひと口サイズににぎりましょう」仕上げに塩をぱらり。
「マグロに見える」とカメラマン本間さん。確かに。

いざ食べると「これはアリっ!」と思わず2個完食した編集部渋谷。さっぱりと上品な味わいの「アロニア羊かん」は、ごはんにぴったりでした。“まかないにぎり”のシメに、こんなデザートのおにぎりはいかが?

仕入れに出かけていた大将が帰ってきましたよ。
「お、今日は室蘭やきとりか…」と静かにほほ笑む大将。
「焼き鳥は、ひと口サイズのおにぎりにしてみたのよ」と差し出すおかみさん。
「どれどれ。ん~。間違いない味だ」
白いごはんに焼き鳥&タレは最強です。
マグロに似た、「アロニア羊かん」おにぎりもあったのですが。
大将に試してもらえず残念!?
さあ、“まかないにぎり”を食べたら力が湧いてきます。
間もなく開店の時間。今日はどんなお客さんに会えるかな?
とても楽しみです。

本日のまかないレシピ!
~おにぎりレシピ~
その1 室蘭やきとりおにぎり

- 材料
- 室蘭やきとり 適量
- タレ
- カラシ
- 海苔
- 塩
- 焼き鳥は温めておく。
- 炊きたてのごはんをタマネギと一緒にラップでまるめ、ひと口サイズになるように小さくにぎる。焼き鳥を載せ、カラシとタレをトッピング。
- 塩を適量まぶし、カットした海苔に載せたら完成。女性でも食べやすいので、パーティーにもおすすめ。
その2 豊浦ソーセージおにぎり

- 材料
- ソーセージ 1~2本
- フライドポテト 1~2個
- マヨネーズ
- 海苔
- 塩
- お好みでベビーリーフまたはレタスなど
- ソーセージは茹でて1cmほどに切り、マヨネーズであえる。
- フライドポテトは温めて、食べやすい大きさにカット。
- ごはんの中心になるよう、ソーセージとフライドポテト、マヨネーズを入れて丸くにぎる。
- 塩をまぶし、海苔を巻いたら完成。お好みでベビーリーフやレタスなどを入れても。ボリュームあるおにぎりは、おつまみにもおすすめ。
その3 シシャモおにぎり

- 材料
- シシャモ(メス) 2匹
- 青シソ(大葉) 2枚
- 南ばんみそ 適量
- 梅干し 1個
- 海苔
- 塩
- 骨が軟らかいメスのシシャモを焼いておく。
- ラップの上にごはんを載せて、細巻きのように中心に「南ばんみそ」を入れ、形を整えながら握る(今回使った「南ばんみそ」は水分が多く、崩れやすいので少量にする)。
同じように種をとり刻んだ梅干しを入れてもう1つにぎる。 - ごはんにシシャモを1匹と青シソを載せ、塩を適量まぶし、海苔を巻いて形をととのえる。
その4 ハスカップの塩漬けおにぎり

- 材料
- ハスカップ ひとつかみ
- 塩 小さじ1
- 前日にハスカップをビニール袋に入れ、小さじ1の塩をまぶして塩漬けにする。
※お好みで、2~3時間前に塩をまぶしておくだけでもOK。 - 塩漬けハスカップから出た汁をごはんに適量混ぜて、ピンク色にする。
- 塩漬けハスカップはキッチンペーパーなどで水を切る。ごはんの中に2~3粒入れて、三角ににぎる。

- 井出美香さん
- 札幌すすきのにある「鮨処いちい」のおかみさん。
12年続く人気ブログ「寿司屋のおかみさん小話」では、井出さんが作る「日々のごはん」も大好評。大将とのアツアツぶりもほほえましいのです。家庭料理や創作寿司などを載せた著書「おかみさん食堂」も出しています。

- 鮨処いちい
- 札幌市中央区南4西4 第5グリーンビル1階
電話:011-232-2321
営業時間:17:00~翌1:00 定休日:日曜
◎全10席のお店なので、予約がおすすめです
