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プロトーク vol.3

専門家のワンポイントアドバイス 掃除編「見落としがちなところをきれいにする」①

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専門家のワンポイントアドバイス「プロトーク」

見落としがちなところをきれいにする意外と汚れている場所の掃除

皆さん、初めまして!家事代行と片づけ・整理収納の会社を経営しています、広沢かつみと申します。日々の掃除で見落としがちな部分や汚れ落としのポイントを紹介していきたいと思います。今回は「意外と汚れている場所の掃除」。日々の掃除にちょっとプラスするだけで、年末の大掃除がとてもラクになりますよ!

【家庭菜園・ガーデニング】長谷川 豊 氏 はせがわ ゆたか
広沢 かつみ 氏 ひろさわ かつみ
1968年生まれ、札幌市在住。
賃貸住宅情報誌CHINTAI札幌支社支社長、リフォーム雑誌「プランドゥリフォーム」編集長職を経て、2011年セミナー講師や執筆、リフォームコンサルタントの事業Clover Officeを創立。
2013年家事代行や片づけ業務、整理収納などを事業とするコレモッタ株式会社を設立。
北海道新聞「おうちが好き」の連載執筆のほか、NHK「あさイチ」ではスーパー主婦として片づけ・掃除の特集で出演するなどメディア出演多数。
著書に「玄関から始める片づいた暮らし」(青春出版社)。

手がよく触れる場所の汚れ

日々の拭き掃除というと、床や棚の上といった大きな面を中心に行っている方が多いと思います。もちろん、ホコリや汚れがたまりやすいので毎日でも拭き掃除をしてもらいたいものですが、意外と見落とされがちなのがよく触れる場所。家族の皆が毎日何度も触れると、自然と手垢がついて黒く汚れていきます。そんな場所は家の中にたくさんあります。床や棚の上、テーブルの拭き掃除の時と一緒に、ぜひちょっと拭き掃除をしてみてくださいね。

毎日何度も触れる場所といえば、冷蔵庫の取っ手、ドアノブ、スイッチプレートなどです。キッチンの拭き掃除をする際に一緒に冷蔵庫の扉、取っ手を併せて拭きます。また、床や棚の上などの拭き掃除をする際に、併せて室内ドアとドアノブも拭きましょう。定期的に拭き掃除をするなら、二度拭きの要らない弱アルカリ性洗剤を含ませた水で雑巾を濡らして、絞って拭きます。

スイッチプレートなどの小さく、細かい箇所は、綿棒とキッチンペーパーまたは雑巾を使用します。綿棒の先が真っ黒になってびっくりしますよ。このほか、給湯ボイラーやIHクッキングヒーター、ガスコンロのスイッチやつまみなど、手が常に触れる場所を探して1週間に一度ほど拭き掃除をしてみてくださいね。

綿棒に弱アルカリ性洗剤を染み込ませ、凹凸の部分をこすっていきます。最後に、キッチンペーパーまたは、雑巾でカラ拭きします。

意外に汚れているところ

頭より上や部屋の隅など、あまり視界に入らない場所にもホコリはたくさんかぶっています。例えば、照明器具のカサの上。食卓テーブルなど吊り下げ式の照明器具は形が山になっているので、どうしてもホコリがたまっていきます。上側は見えないので尚更です。掃除機をかける前に、はたきでホコリを払いましょう。湿気の上にホコリがたまってしまった場合は、はたきでは落ちないため、住宅用洗剤を使用します。さらっとした汚れなら中性洗剤(食器洗い用を水で薄めて)を、こびりついているならアルカリ性洗剤を選択してください。

また、ホコリがたまっていて気づきにくい場所といえば、観葉植物の葉の上です。葉に掃除機をかけるわけにはいかないので、ペーパーモップに装着するドライシートで優しくホコリをとります。

くすんでいた緑色が鮮やかなグリーンになり、生き生きしますよ。

さらにコンセント周りと配線が固まっているところも掃除がしづらくてホコリがたまりがちですが、発火すると危険ですので、面倒がらずに毎日掃除機のノズルに不要になったストッキングをかぶせて吸引しましょう。また、壁や階段の下にある巾木(はばき)という1センチほど出っぱった木があります。ここにもホコリはたまっています。

巾木の上は、ブラシ付きノズルの掃除機で日々ホコリを吸い込むか、ドライシートでカラ拭きをするとホコリがとれます。

IHクッキングヒーターのガラストップは毎日目にしているのに、気づけば焦げ付きのような汚れがついていたという経験はありませんか?毎日使用後に湯拭きするといいのですが、少し汚れが目立ってきた場合は重曹を使ってみてください。

重曹を少量の水で少しずつ溶いて、どろどろとした感じに仕上げます。そして、気になる場所にのせます。

ラップかキッチンペーパーを上にかぶせて30分ほど放置します(汚れの度合いによっては1~2時間程度)。
あとは、かぶせたラップを丸めて優しくこすると、真っ白な重曹が茶色になります。

白いものが茶色や黒くなると汚れが落ちたんだな~と思い、その瞬間が掃除好きの私にはたまりません!それから、最後に忘れてはいけないのが、掃除道具の掃除です。雑巾も毎回最後は、洗濯洗剤を少し入れたお水で洗ってから干しましょう。毎回水洗いだと雑菌の臭いが染みつきます。それと、掃除機も手で触れることの多い場所です。たまに拭き掃除をしましょうね。

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