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あかりがたり vol.9

暮らしを照らすあかり術 vol.9「見せ場を作る照明」

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暮らしを照らすあかり術「あかりがたり」

【Vol.9】見せ場を作る照明

インテリアをあかりで引き立てる。

玄関やリビングに飾り棚があると、インテリアを楽しんでいるおしゃれな雰囲気が感じられますね。お気に入りのオブジェや写真を飾ったり、季節感のある小物を置いたり、日々の暮らしに華やぎが生まれます。そんな飾り棚をライトアップすると、ぐんとドラマチックなコーナーに。訪れる人の目を惹くギャラリーのような演出を取り入れてみませんか。

照らしたい物だけに光をあてる。

これから新築やリフォームをお考えなら、あらかじめ飾り棚に合わせてダウンライトをつけてみてはいかがですか。照らしたい物だけを集中的に照らすことができ、空間も美しくすっきりします。真上から照らすだけではなく、光の向きを調整できるタイプもありますので、お好みで選ぶとよいでしょう。今お住まいの家に取り入れるなら、スポットライトがおすすめ。ダクトレールを利用すると、複数のスポットライトをレール上の好きな位置に取り付けられるので便利です。

※ダクトレール:レール上の好きな場所に複数のライトを取り付け可能な照明用パーツ

下から照らして幻想的に。

オブジェを下から照らすと光と影のコントラストで幻想的に見えます。オブジェの素材がガラスなら光が反射してさらに美しく映えます。また飾り棚一面に照明をあて、光の中にオブジェが浮かび上がるような演出もおしゃれ。新築する時に飾り棚と照明を一緒に造作すると、このような演出が楽しめます。今お住まいの家でも、置き型のインテリア照明を一緒にディスプレイするなどの工夫次第で、素敵なコーナーが作れますよ。

豆知識「今どき図鑑」空間に同化する、あかり

照明を選ぶ時、器具はどんなデザインにしようかと真っ先に考える方が多いのではないでしょうか。でも最近の住宅では、器具を見せずに光が空間を照らすように設計されたものが多く見受けられるようになりました。壁や床、造作家具の中などに照明器具を埋め込み、空間と一体になった「建築化照明」です。

建築化照明の魅力は、器具の存在感がなく空間がすっきり見えること、そして、天井面や壁面を広く照らすことで空間に心地よい明るさや広がり感を与えることです。また、やわらかな光で眩しさを感じにくく、目に優しいことも挙げられます。シーンや用途に応じて様々な演出の方法があるので、新築やリフォームの機会があったらぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 寝室のヘッドボードに。寝室のヘッドボードに。
  • 和室の床の間に。和室の床の間に。

「あかりのれきし」9.LED照明~21世紀

照明の革命は日本人が起こした。

「21世紀を照らす」と言われ、蛍光灯に代わって主役になる照明が登場しました。長寿命でエコに貢献するLED照明です。LEDは電気を流すと発光する半導体の一種で、発光ダイオード(Light Emitting Diode)の3つの頭文字から名付けられました。1960年代から開発が続けられてきましたが、長い間赤色と黄緑色しかなく、明るさも足りなかったので照明には使われませんでした。

LED照明が実用化されたのは、1996年に白色LEDができたからです。その基となる青色LEDを作ったのが赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の日本人3 人で、この功績により2014年にノーベル物理学賞を受賞しました。地球に優しいLED照明は、日本から世界中に広がっていき、これからも暮らしの未来を照らすでしょう。

あかりのれきしのイラスト

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