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みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.83

運動と身体 その3「鍼灸院の先生に聞きました①」

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みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.83

今回は札幌市内で女性専用の鍼灸院「水月鍼灸院」を経営されている鈴木いずみ先生に、鍼灸師になったきっかけ、運動の大切さについてお話を伺いました。

水月鍼灸院 鈴木いずみ先生 プロフィール

水月鍼灸院 鈴木いずみ先生の写真

北海学園大学経済学部を卒業後、北海道鍼灸専門学校に進み卒業、国家資格のはり師・きゅう師資格を取得。鍼灸院、整形外科、接骨院での勤務を経て、2007年6月に女性専用の「水月鍼灸院」を開院。くつろげる空間で一対一の治療を受けられると評判の鍼灸院です。


Q:鍼灸師という道に進まれたのはどんなきっかけだったのですか?

大学を卒業して普通に一般企業の営業職をしていましたが、手に職をつけたい、資格を持ちたいということで鍼灸の学校に通い始めました。最初は「身体を良くする仕事をしたい」というよりも「資格をとりたい」というのがきっかけだったんです。

Q:鍼って痛いんですか?

100人いたら100通りのやり方があってもおかしくないくらい施術者によって違うんですが、当院に限って言うと痛くないと思います。鍼も日本鍼灸で使うのは髪の毛ぐらいの細さとか、さらにもっと細いものを使います。材質もステンレスや銀などいろいろあって、その材質によっても刺激が変わってくるんですね。

当院では主に刺さらない、皮膚に接触させる治療をしていて、深く鍼を刺入するという施術は基本的にあまり必要ないと思っています。皮膚に軽く、皮膚に入るか入らないかくらい、当てるだけで変化していくように治療するやり方です。流派みたいなものですね。

Q:先生の鍼灸院ではピラティスもやられているとのことですが、きっかけは何ですか?

30代でここを開業して、ずっと来てくださっている患者さんも一緒に年齢を重ねていくのを見ていて、もう少し患者さんの将来を見据えたお付き合いをしていきたいな、という思いがありました。ここ5年ぐらい患者さんの身体を診ていて、鍼だけではこれ以上対応していけないケースがあるなと強く感じてきました。運動が嫌いな方に対しても本腰を入れてアプローチしていこうと思い、今年から始動しました。体幹を鍛えている方は高齢になってもきちんと歩けたりするので、患者さんへの運動アプローチの一環として私が選んだのがピラティスだったんです。

Q:エネモール会員のみなさんに「運動不足と感じるときは?」とお聞きしたところ

階段を上っているイメージ
  • 体重が増加した時
  • 身体が重く感じる時
  • 階段を上った時
  • すぐ疲れる時
  • 寝付き・目覚めが悪い時
  • 息切れをした時
  • 歩いている時

などの回答が多く寄せられました。
やはり運動不足になるとこのような症状が現れるのですか?

そうですね、結局普段から身体を動かしていないと、筋肉自体もどんどん衰えていきます。

姿勢を保持する体幹の筋肉も弱くなるので、良い姿勢を取ろうとしても疲れてしまい、例えば会議などで座っているだけでもすぐ疲れるんですね。

身体を維持する筋肉自体も落ちてきてしまうため、肩が前に入り、呼吸も浅くなり、階段を上った時に息切れするなど、心肺機能も弱ってきます。

日中動かないので、寝つきや目覚めも悪く、しっかりした睡眠が取れにくくなります。

筋力が減っていけば基礎代謝がどんどん落ちていきますから、年齢とともに体重は増えやすくなりますよね。通常の生活をしているだけでも、ある程度筋肉が維持できていれば、筋肉は消費カロリーが高いので座っていても勝手に消費してくれますが、筋力が衰えていけばカロリーを消費しないので太りやすくなります。

Q:運動をどのようにして始めたらよいのでしょうか?

簡単なことから始めていただくのをオススメしています。ハードルをいきなり上げないことが大事です。でも、多少お金を投資する方がみなさん良いみたいです。回収したいという気持ちが生じるんですね。ウォーキング等でも痩せられると思いますし、必要な筋肉をつけられるんですが、お金をかけないでできることは長続きしないみたいです。どれぐらいお金をかけて良いか、というのはその方にもよると思うんですけれど、初めに少し投資すると「お金かけているんだから頑張ろう!」となるようですね。

あとは目標を持つことですね。すごい目標じゃなくて「こういう風になりたい!」というような、クリアできそうな目標ですね。遠い目標よりも、小さい目標をひとつひとつクリアしていくことで、モチベーションが上がります。歩く時も「1時間歩く!」ではなく、近所でも良いから「毎日10分歩く」とか、そういう目標の方がクリアして次にステップアップしやすくなると思います。

Q:最後に、先生は食べ物で何かで気をつけていることはありますか?

冬は生姜をよく食べます。生姜には身体を温める成分がありますが、冷たい生姜だとその成分が有効にならないので、必ず温かい飲み物やスープ、お味噌汁などに入れたり、生姜ご飯などでいただくようにしています。生姜を温めて食べると、身体を温めるのに作用する生姜の有効成分が効果を発揮するんです。お寿司のガリなど冷たい状態で食べても、実は身体が温まらないんです。これは意外とみなさん知らないですよね。

あとは、朝は冷たいものは基本的に口にしないようにしてます。起床後は一番体温が低い時間帯なので、自分の体温より低いものはなるべく食べない方が身体が温まりやすいんです。

温かい飲み物のイメージ

東洋医学の考え方では、身体は年齢とともに右肩下がりに冷えていくと言われています。
自分の体温より冷たいものを食べても、排泄される時に冷たいまま出るわけじゃないですよね。一度身体の中で温めているということなんです。消化吸収するには温度を上げないと消化酵素などが有効にならないので、必ず温めるんですね。ということは自分の熱をそこで消耗するわけです。なので、自分の体温よりも低いものは、夏でも冬でも本当はあまりたくさん摂らない方が良いと思います。それが胃腸をいたわってあげることにもなります。特に朝の時間帯は体温が低いので、昔は、朝起きて冷たいコップ1杯の水を飲むのが良いなどと言ってましたが、本当は摂らない方が良いです。飲むなら白湯とか、常温のもので、冷蔵庫から出してすぐのものは、私は患者さんにはオススメしていません。

なるほど、納得です。

水月鍼灸院

住所:札幌市中央区南1条西17丁目1-18 白樺ビル3階
電話:011-303-7141
URL:http://mizuki-shinkyu.com/


次回も、鈴木いずみ先生に、家でも簡単にできる運動について教えていただきます。お楽しみに!

※掲載情報は2020年1月22日時点のものです。

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