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家電の神髄 vol.3

家電の神髄 vol.3「食材を新鮮に保存する。家庭の食を守る冷蔵庫」

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家電の神髄―日進月歩は止まらない!のぞいてみたい、家電の今、昔。―

Vol.03
食材を新鮮に保存する。家庭の食を守る冷蔵庫
日立アプライアンス
大容量冷蔵庫 真空チルド
R-XG6700G

キンキンに冷えた飲み物、冷たい氷、新鮮な食材たち—。日に日に暑くなる気温のダメージから守り、鮮度と味覚を少しでも長持ちさせるために、24時間休まず私たちの食生活を支えてくれるのが冷蔵庫です。
かつて「三種の神器」と呼ばれ、私たちのライフスタイルになくてはならない家電となった冷蔵庫は、常に稼働しなければならないからこそ、環境にも、お財布にも優しく進化しています。食材の鮮度を守るハイテクな機能の数々をご紹介します。


氷で冷やす箱から、電気で冷やす箱へ

冷蔵庫の始まりは19世紀初頭にアメリカで作られた、氷の冷気を利用した箱だったそうです。それからおよそ100年経ち、電気化した冷蔵庫が日本に輸入されたのは大正12(1923)年のこと。この頃日本では氷を使った冷蔵庫が主流でしたが、最新技術に注目した日立製作所が、独自の技術を使って開発しようと、いち早く研究に着手しました。海外メーカーの技術協力を受けない厳しい道のりでしたが、約7年の歳月をかけてついに、昭和7(1932)年に純国産技術による冷蔵庫1号機 「K-40」の完成にたどり着きました。


冷蔵庫は一家に一台の時代に

世間にも、ようやく電気冷蔵庫の普及が始まったようにみえましたが、戦争の影響でやむなく一時製造を中止。再スタートを切ったのは昭和22(1947)年以降でした。それまでのブランクを埋めるように、研究や開発を進め、次々と新製品を世に送り出していきます。
昭和41(1966)年には、急速冷凍スイッチなど、冷気の自動調節機構を備えた「スリースター冷凍室付き冷蔵庫 R-110K」を発売。さらに、多様化する家族構成や予算に応じられるように価格やサイズを変えた14種類の豊富なバリエーションを出し、人気を呼びました。冷蔵庫が一家に一台の身近な存在になったのです。


食材に合った適材適所で、収納を増やして整理整頓!

日立の冷蔵庫が誕生して85年。見た目はインテリアのようにスタイリッシュになり、驚くほど大容量を収納できるようになりました。
マルチな収納ができる冷蔵室エリアは、奥行きが十分にあるので、大きなカニやピザをそのまま冷蔵庫で保存するなんてこともできるんです。棚の高さを変えれば、鍋や背の高いボトルも収納可能。さらに、買い物カゴ約5個分の食品が入る冷凍室や、野菜専用室も完備しているので、まとめ買いが一層楽しくなりますね。


食材の鮮度と栄養素を守るための新技術

まとめ買いが楽しくても、その食材をうまく使いきれず、泣く泣く捨ててしまった経験をした人も多いのでは?特に魚などの生ものは傷みも早く、悩みどころです。
日立が独自に開発した「真空チルド」は、専用ルーム内を約0.8気圧の環境にすることで、生ものの酸化を抑え、鮮度と栄養素を守ってくれる機能です。さらに、炭酸ガスを加えることで酵素の働きを抑え、鮮度を長持ちに。ラップなしでも乾燥しにくいので、少しだけ保存したい時や作り置き料理に活用できますね。


鮮度を長持ちさせる、野菜室の工夫

新鮮な野菜も時間が経つと萎れていきます。これは、収穫後も自身が持っているエネルギーで呼吸を続けているから。それならば“呼吸活動を抑え、眠らせるように保存しよう”と誕生したのが「新鮮スリープ野菜室」です。ケース内のプラチナ触媒でにおい成分などを分解しながら、炭酸ガス濃度を高めることで、野菜の呼吸回数を抑えることが可能に。扉を閉めれば乾燥を防ぐうるおいカバーも内蔵されていて、適度な水分量を維持し、結露を極力少なくします。それによって、みずみずしさと栄養素がより長持ちする専用ルームです。


急速冷凍で、食材のうま味の減少を和らげる

食材ストックの強い味方といえば冷凍庫。191リットルの大容量のスペースに、3段ケースが取り付けられているため、とても整理しやすい構造です。注目したいのが、1段目のアルミトレイを使った急速冷凍が可能な「デリシャス冷凍スペース」。トレイのアルミが食品の温度を素早く下げるため、細胞内の水分が大きくなる前に凍らせることができ、細胞壁へのダメージを抑えます。そうすることで、解凍時にうま味成分が流れ出るのを抑えるため、風味が守られるのです。

冷蔵庫は、私たちの生活には欠かせないアイテムとして進化し続けてきました。まとめ買いができれば時間の節約になり、食材を無駄なく使えれば財布や食生活も変わることでしょう。そう考えると、今でも冷蔵庫は私たちのライフスタイルを変えてくれる“神器”のような存在ですね。


  • ●取材協力:日立アプライアンス株式会社
  • ●記事提供:株式会社あるた出版
  • ※「家電の神髄」は、月刊情報誌「O.tone」誌面内でも連動して掲載中。
    雑誌では発売当初の製品にスポットを当てて紹介しています。
製品情報

日立アプライアンス/大容量冷蔵庫 真空チルド R-XG6700G

定格内容積(L)
670
年間消費電力量(kWh/年)※
330
定格消費電力(W)(50/60Hz)
110/110
外形寸法 幅×奥行×高さ(mm)
825×728×1,818
質量(約Kg)
131
※冷凍室上段を冷凍(ツースター)、真空チルドルームを真空氷温で測定した場合の値です。

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