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夏の食事のお困りごと その4「料理研究家がズバリ解決!」第2弾

みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.20

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

前回に引き続き、料理研究家の坂下美樹先生に解決策を聞いてきました!第2弾の今回はお悩み3位~5位の「火を使わない料理」「夏バテへの工夫」「メニューのマンネリ化」についてです。

料理研究家 坂下美樹先生

Q:オススメの「火を使わない料理」を教えてください。

火を使わない料理と言えば電子レンジ調理ですね。栄養も取れていいメニューがありますよ。しかも包丁もまな板も使いません。

シーフードとポテトのレンジ煮

材料
シーフードミックス 200g
冷凍フライドポテト(皮付き) 150g
トマトジュース(無塩) 150cc
にんにく(チューブ) 少々
大さじ2
オリーブオイル 小さじ1
塩・粗挽き黒こしょう 各少々
カイワレダイコン または パセリ 適量
作り方
  1. 耐熱ボウルにシーフードミックス、冷凍フライドポテト(皮付き)、トマトジュース、にんにく、酒、オリーブオイルを入れ、ラップをふわっとかけてレンジ(600W)で6分加熱する。
    (ポテトが少し溶けてトロっとした感じになります。)
  2. 塩コショウで味を整え、器に盛り、お好みでカイワレダイコンやパセリを散らす。

火を使わないといえばIHクッキングヒーターでの調理もオススメです。台所がガス火の熱でどんどん暑くなることもありません。
余談ですが油ハネも新聞紙をお鍋の上に置いておけば最小限に防げます。タイマー機能があるので失敗も無駄も少ないです。またガスコンロとは熱の対流が違うので麺類を茹でる時も麺がくっつきにくくていいんですよ。

IHクッキングヒーター

「IHクッキングヒーターは料理のしやすさはもちろんのこと、安心安全の観点からも買い替えをご検討されるお客さまが増えております。取り付けのご相談やお見積りも承っております。お気軽にお申しつけ下さい」

(ケーズデンキ発寒店)

そこでフライパンひとつでできる「和風ツナパスタ」をご紹介します。

和風ツナパスタ

材料
ツナ缶(オイル漬け) 1缶
スパゲッティ(1.4mm) 120g
しめじ 100g
ミニトマト 6個
小ねぎ 少々
にんにく(チューブ) 少々
お茶漬けの素 2袋
お湯 2カップ(400cc)
粗挽き黒こしょう 少々
作り方
  1. しめじは石突きをとって小房に分け、ミニトマトはへたをとって半分に切る。
  2. フライパンにお湯2カップ、半分に折ったスパゲッティ、しめじ、ミニトマト、にんにくを入れて蓋をし、途中で一度全体を混ぜながら強火で5分ほど加熱する。
  3. 水気がほぼなくなったら、ツナをオイルごとお茶漬けの素を混ぜて、コショウで味を整える。
  4. 器に盛り、小ねぎを散らす。

お茶漬けに入っているあられの食感が楽しく、いろいろな調味料を使わずに味が決まるので助かります。
スパゲッティのゆで汁の湯切りもいらないので暑い夏にいいですね。

Q:夏バテ防止の工夫を教えてください。

バランスがいい食事をするのは当然なのですが、身体を冷やすと夏バテしますので、冷たい飲み物は控えて、常温の水をオススメします。それから糖分をあまり摂らないことですね。暑いのですっきりした清涼飲料や炭酸飲料を飲みたい季節ではありますが、糖分は角砂糖にすると10個以上は入っています。
またビタミンB群を摂ると良いので、うなぎや豚肉を食べるといいでしょう。土用の丑の日にうなぎを食べるのは理にかなっているんですね。
一番のオススメはご飯です!タンパク質やビタミン、食物繊維など栄養成分がたっぷり入っています。ご飯を食べる量がすごく減っているのをご存知ですか?日本人は56年前(1962年/昭和37年)で年間1人平均で118㎏食べていたのが、去年の統計ではなんと54㎏と半分以下なんです。もっといっぱい食べてほしいです。

Q:メニューのマンネリ化についてアドバイスはありますか?

暑いと作るのが面倒でなかなか品数が増やせないですよね。栄養面も考えて味噌汁になんでも入れちゃう具だくさん味噌汁はいかがでしょう。わが家では昨日のおかずの残りのザンギも入れちゃいます。コクが出ておいしいんですよ。コツは見た目が色とりどりにきれいなこと。色味で栄養のバランスが整っているかがわかります。ザンギの茶色のほかに緑のほうれん草、黄色のさつまいも、白の豆腐など。お味噌汁を副菜の一つと考えるといいですよね。あとはご飯があれば十分です。

ザンギが入ることでおかずに変身!

最後にいいことをお聞きしました。
「手抜きではなくて“手間抜き”ってよく使う言葉なんです。ひと手間省く分、愛情をたっぷり入れる。手は抜かず手間は抜く。肩の力を抜いて楽しくお料理してください」

今回取材に伺って、「体はすべて食べたものから出来ているんだ」と、当然のことですが忘れていた事を思い出しました。昨今食べるよりも写真を撮る方に夢中になって、せっかくのお料理が冷めてしまうなんて方も多いかもしれませんが、1食1食を大事にバランスよく楽しく食べたいですね。

坂下美樹先生プロフィール

実母で料理研究家の坂田蓉子に師事(さかた料理研究室主宰)。
管理栄養士、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター。
現在、北海道新聞 生活面「今日の1品」執筆中。「道新文化教室」開催。
レシピ制作、道新ポケットブック等の料理制作など。
2008年11月「カフェ&料理教室/うららか」オープン。

【cafeうららか】
住所:札幌市中央区大通西17丁目2-1 大久保ビル1F
電話:011-640-2367
定休日:水曜日、第1・3日曜日
ホームぺージ:http://www.nagomitable.com/

次回は「防災について」の特集です。お楽しみに!

企画:主婦ラボ事務局

「主婦ラボ」は株式会社エルアイズが運営する北海道の女性の情報交換&モニターサイト。
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