夏の食事のお困りごと その3「料理研究家がズバリ解決!」
みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.19
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その1、その2ではエネモール会員のみなさんの工夫やアイデアレシピをご紹介しましたが、今回は 料理研究家の坂下美樹先生 に解決策を聞いてきました!

Q:「食中毒が心配」に関して気をつけたいことを教えてください。
とにかく1番は調理前の手洗いです。手の洗い方は最近浸透してきていますが、指の間や指先、腕まで洗ってください。普通のハンドソープでOK。ただ手を拭くときにタオルではなくキッチンペーパーなどで拭くのがベストですね。また、多くの方は肉や魚の処理の後は手を洗っているようですが、実は野菜にも菌が付着しているので、野菜を処理した後もまな板や手をしっかり洗ってください。

食材は冷蔵庫から出したら出しっぱなしにせず、速やかに処理をすることも大事です。
実は9月は食中毒の発生が意外に多いので少し涼しくなったからといって油断しないでくださいね。
Q:「腐り防止」については?
家庭では作った物をすぐに食べてしまうのがベストですが、私のようにお店をやっているとある程度の下ごしらえが必要ですし、お弁当を作っている方は心配ですよね・・・。
お弁当対策としては、入れる際はしっかり冷ましてから入れてください。特に夏場は冷ましている間も菌の付着が心配ですので、保冷剤などを活用してなるべく早く冷ますようにしましょう。また前日の残り物を入れる場合は必ず再加熱をしてください。煮物などはそのままでも良さそうですが、冷蔵庫内の温度でも生きている菌がいますので、再加熱して菌を殺して、冷まして入れるといいでしょう。また水っぽいと腐りやすいのでおひたしなどはしっかり水切りが大事です。
メニューとしては自然の防腐剤である、酢や大葉、みょうがなどを使うのがオススメですね。
ということで簡単酢豚を教えていただいたので、作ってみました。
酢豚というと素揚げするのが面倒とか、味付けが決まらないとか、とろみが上手につかない、など結構気合を入れて作る感覚だったのですが、簡単でびっくりです。しかもおいしい!
ポン酢で酢豚

材料
玉ねぎ | 1/2個 |
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パプリカ | 1/2個 |
豚小間切れ肉 | 100g |
塩・こしょう | 少々 |
片栗粉 | 大さじ2 |
ごま油 | 大さじ1 |
ポン酢 | 大さじ3~4 |
作り方
- 玉ねぎとパプリカを切る。
- ポリ袋に豚小間切れ肉を入れて塩・こしょうで下味をつけ、片栗粉を入れて全体にまぶす。
- フライパンにごま油を入れて2の豚肉を炒め、次いで1を加えて炒める。
- 3にポン酢を加えて全体にとろみがつくまで炒め合わせる。
味付けはポン酢だけ。豚肉にまぶした片栗粉がとろみになるので調理も簡単です!
お弁当に使う際は少し小さめに切るといいですね。忙しい朝でもできちゃいます!
もうひとつ、海苔の代わりに大葉を使った「大葉おにぎり」
中の具も梅干し、ごま、ゆかりなどをまぶすと彩りも良く、食中毒も防止され、夏のおにぎりはこれで決まり!ですね。
目にも鮮やかで、さっぱりしておいしいおにぎりです。

坂下美樹先生プロフィール
実母で料理研究家の坂田蓉子に師事(さかた料理研究室主宰)。
管理栄養士、調理師、製菓衛生師、フードコーディネーター。
現在、北海道新聞 生活面「今日の1品」執筆中。「道新文化教室」開催。
レシピ制作、道新ポケットブック等の料理制作など。
2008年11月「カフェ&料理教室/うららか」オープン。
【cafeうららか】
住所:札幌市中央区大通西17丁目2-1 大久保ビル1F
電話:011-640-2367
定休日:水曜日、第1・3日曜日
ホームぺージ:http://www.nagomitable.com/
次回は「火を使わない料理」「夏バテへの工夫」「メニューのマンネリ化」についてお聞きします。お楽しみに!!
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