知って納得!男と女どうしてこうなの? vol.9
知って納得!男と女どうしてこうなの? vol.9
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まず、女性はなぜ「脱ぎっぱなしはいけない」と思っているのでしょうか。「家の中に脱ぎっぱなしの服を置いていかれたら、家がきれいにならないじゃない」ということでしょうか。女性は「片付けることが大事」と考えているので、相手が脱ぎっぱなしにすると自分が片付けることになり、ストレスを感じるということなのですね。しかし、いくら言ってもできないのは、何度言われても、それがそれほど重要なことだと思えていないからです。残念ながら意識がそこにはないのです。

女性は自分や家族に危害や不安を与えることに関してとても敏感なので、身近な空間で安全な場所を確認し、その空間をとても大切にします。
しかし男性は極端な話、脱ぐということは次の行動の準備なので、意識が次の行動に向いてしまいがちです。1つ行動をしたら、もうその瞬間にその場にとどまっていないのです。小さなときから男の子の方がじっとしていることができなくて、すぐに次の行動に走ってケガをしたりすることが多いのもこのことが深く関係しているのです。
男性にとっても家は心地よい空間であったほうが良いに違いありません。しかし、男性の意識下には本能的に「女性が生活空間を見渡す役割の人」と組み込まれているようです。そうは言っても、現代においては男性の特性、女性の特性を互いが知り、相互に協力しあって相手の負担にならないようにすることが大切だと思います。
では、具体的にどのようにしたらよいのでしょう。
男性ができないこと、つまり脱いだ服を片付けたり、電気を消したりするのは、男性にとって得意ではない行動なのです。それを知ったうえで「どうしたら習慣づいてくれるか」という方法を編み出してみてはいかがですか?たとえば脱ぎっぱなし対策には、よく服を脱ぐ場所に一時的なカゴを置く、玄関にboxをおいて靴を脱いだらすぐに靴下をそのboxに入れてもらうなど。
また、つけっぱなし対策としてはLEDのセンサーライトに替えたり、おやすみタイマーをセットしてTVを見てもらうなどいかがですか。工夫の余地はまだありそうですね。苦手な男性が多いと知ったうえで、いろいろな作戦を考えてみるのも楽しいかもしれませんね。
次回は、男性から女性に思う「どうしてこうなの?」第3位「どうして女性は準備に時間がかかるの?」についてです。

日野佳恵子プロフィール
株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役
1990年創業
一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践。
長年男女購買行動を研究しており、講演は年間100本以上。
女性マーケティングのカリスマ的存在として知られている。
書籍多数。
企画:主婦ラボ事務局
「主婦ラボ」は株式会社エルアイズが運営する北海道の女性の情報交換&モニターサイト。
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