秋の味覚 その3 「サンマと鮭の知っ得情報をお魚のプロに聞いてきました!」
みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.23
こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。
秋に食べたい料理は何ですか?と、エネモール会員のみなさんにお聞きしたアンケートで、断トツ1位だった「サンマの塩焼き」。
サンマはそのほかにも刺身、煮つけ、炊き込みご飯などたくさんの票を集めました。また、鮭は、ちゃんちゃん焼き、ホイル焼き、ムニエル、フライ、石狩鍋等で4位にランクイン。
どちらも北海道に馴染みのあるお魚ですが、栄養素や調理法、今年の傾向など知っているようで知らない、知って得する「知っ得情報」をお魚のプロ、カネシメ高橋水産の森本さんにお聞きしてきましたよ。

マーケティング担当 森本英裕さん


今年のサンマの初セリの様子。
Q:サンマのおいしい食べ方を教えてください。
やはりサンマは塩焼きが一番でしょう。
でも焼き方ひとつでずいぶんおいしさも変わるんですよ。通常は使わないみりんを使った、脂を逃がさないジューシー焼き!焼き時間も通常より短くて済む秘密の焼き方をお教えします。
サンマの塩焼き~みりんでジューシー&時短バージョン
材料
サンマ | |
---|---|
みりん | 適量 |
塩 | 適量 |
作り方
- 予熱を3分間し魚焼きグリルを温める。
- 10倍希釈した「みりん」をサンマ全体に塗る。
- 塩を適量振る。
- 強火で7分間加熱する。(両面グリルの場合/片面焼きグリルの場合は、表5分+裏4分)
- 取り出して皿の上で2分間余熱を入れる。
※通常は14~16分程度焼きますが、「みりん」を使用することにより皮はカリッとし、身はジューシーに短時間で焼き上がります。
Q:サンマのおいしさの秘密を教えてください。
サンマは鹿児島から福島の沖合の黒潮海域で生まれ、北上します。
北海道沖合の栄養豊富な海域でエサをいっぱい食べ、脂を一気に蓄えます。その時の脂質含量は30%に達することも。
これはマグロに匹敵する量で、旬と言われる9~10月はまさに脂乗り抜群です!
Q:サンマの主な効能や効果を教えてください。
高血圧予防、ボケ予防、動脈硬化予防、貧血予防、老化予防、がん予防、胃腸改善、食欲不振改善など。食品の栄養評価の一つにタンパク価(プロテインスコア)というものがあり、タンパク質に必須アミノ酸の種類と量の割合を示すものであり、サンマのタンパク価はほぼ100に近い数値を持っています。
またサンマの脂は、EPA、DHA、タウリンの宝庫と言われています。
Q:続いて鮭の魅力を教えてください。
鮭と一言で言ってもたくさん種類があります。日本で食べられる一般的な鮭はシロサケと言って、塩鮭や新巻鮭、鮭フレークなどに使われます。
日本の川でふ化した稚魚は、海を目指して川を下り、オホーツク海やベーリング海、アラスカを回遊し、4~6年で産卵のために、生まれた川に戻ってきます。シロサケ以外にはカラフトマス、ニジマス、アトランティックサーモン、トラウトサーモンなども鮭の種類です。
鮭は低カロリーで、老化予防にもなるスーパーアンチエイジングフードとして、世界からも注目されています。
鮭の主な栄養成分のたんぱく質は、消化吸収が良く、美肌効果の高いアスタキサンチンや、必須脂肪酸(DHA・EPA)、ビタミン類などを豊富に含んでいます。
また、鮭は捨てるところがない魚です。身、卵、頭や中骨、皮、氷頭(ひず)、内臓、白子など全て食べられます。

Q:鮭のおいしい食べ方を教えてください。
簡単でおいしい秋の味覚満載の一品です。
フライパンで簡単!鮭と野菜の秋の味覚蒸し焼き(2~3人分)

材料
鮭の切身 | 2~3切れ |
---|---|
きのこ類 | お好み量 |
キャベツ | 5~6枚 |
もやし | 1袋200g程度 |
ピーマン | 2~3個 |
人参 | 1/3本 |
塩・コショウ | 少量 |
油 | 大さじ1 |
バター | 適量 |
作り方
- 鮭の切り身に塩・コショウをする。野菜は食べやすい大きさに切る。
- 熱したフライパンに油を入れ、野菜・きのこ類をしきつめる。
- 野菜の上に鮭をのせ、バターを上に置く。
- 蓋をして蒸し焼きにする。
- ぽん酢やごまだれなどお好みの調味料でどうぞ♪
ポイント
4の蒸し焼きの前に、味噌たれをかけるとちゃんちゃん焼きになります。
最後に森本さんから昨今の魚離れについてメッセージをいただきました。
日本では魚の消費量が減っているとはいえ、回転寿司店では行列ができるほど賑わい、飲食店では性別・年齢に関係なく魚料理を注文している場面をよく見かけます。
また、魚料理について主婦の98%が「食べたい」と答えている中の64%が「食べたいとは思っているが時々しか食べていない・ほとんど食べていない」という結果が出ています。このようなことから、現状は「魚離れ」ではなく「魚料理離れ」と言えるのではないでしょうか。
そこで札幌市中央卸売市場の水産協議会では「魚食普及委員会」を立ち上げ、「魚料理離れ」に歯止めをかけるため料理教室の開催、「お魚屋さんガイドマップ」の作成、市内のホテルや小売店と連携した魚食普及事業など、様々な活動を行っています。カネシメ高橋水産でも、家庭で魚食を取り入れてもらうため、魚食普及委員会主催の料理教室を通して、実際に魚を「触って」「調理して」「食べて」、魚の「良さ」を実感してもらうことが必要だと考えています。
栄養もありおいしいお魚を家庭でももっと食べたいですね。
会社情報:カネシメ高橋水産株式会社
http://www.kaneshime.co.jp/
プレゼント
このコラムを読んでくださった方の中から抽選で3名さまに、秋の味覚満載の「石狩鍋セット」3,980円相当をプレゼントいたします。
※冷凍便でお届けいたします。
※写真はイメージです。


次回はスーパーアークスさんが提案する秋のオススメメニューを紹介します。どうぞお楽しみに!!
企画:主婦ラボ事務局
「主婦ラボ」は株式会社エルアイズが運営する北海道の女性の情報交換&モニターサイト。
商品や店舗のモニター会員募集中!
http://syuhu-labo.net