第1回:ドライヤー
実験!北海道のおうちの省エネ術 vol.1
こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。
エネモール会員のみなさんが日ごろ、「この家電って1回いくらかかってるの?」「これってどれくらい節約になってるの?」と思いつつも通り過ぎてきたアレコレを楽しくスッキリしていくコラムです!よろしくお願い致します!
ドライヤーはどのくらい電気料金がかかるの?

最初のお題に選んだのは、毎日使う「ドライヤー」。
人によっては朝も晩も使う利用頻度の高い身近な家電のひとつですよね。熱も風も出しているので案外消費電力が高いのでは?と思いながらも、何気なく使っているのではないでしょうか。
今回は改めて、1回あたりいくらの電気料金がかかっているのか、ロングヘアの編集スタッフAとショートヘアの編集スタッフBが実験してみました。
<実験の詳細>
【ドライヤー】
消費電力1200Wのものを使用
【実験者】
・スタッフA
(肩甲骨の下まであるロングのストレートヘア、髪質/細め・やわらかい、髪量/普通)
・スタッフB
(ショートヘア、髪質/普通、髪量/多め)
【電気料金プラン】
ほくでん「Web・eプラスB」
120kWh~240kWhで計算
http://www.hepco.co.jp/newmenu/index.html
まず、編集スタッフAのドライヤー1回あたりの電気料金を出してみます。
洗髪後の濡れた髪の毛を乾かすためにドライヤーを使った時間は8分23秒でした。ちなみにドライヤー前のタオルドライは2分とのこと。
電気料金は時間さえ測れば、実は次のように算出できるんですね。うすうすわかってはいたのですが(>_<)
電力量kWh(消費電力kW × 使用時間h) × 1kWhあたりの電気料金 = 電気料金
ドライヤーを8分23秒(503秒)使った場合の電気料金は、
1200W=1.2kW、8分23秒=約0.14hですから、
消費電力 1.2kW × 使用時間 0.14h × 1kWhあたりの電気料金 29.72円 ≒ 電気料金 4.98円、約5円ですね。
これを見た編集スタッフAは計算しだして…。
「毎日使ったら、1か月30日で約150円、1年365日で約1,800円、我が家にはロングヘアの娘が2人いるから女子が3人で約5,400円!まずまずかかるもんなんだな…」と独り言を言っておりました(^^)
ショートヘアの編集スタッフBは、同じ実験でドライヤーを使った時間は2分、1回あたりの電気料金は約1.2円でした。
ロングとショートでは大分違うものですね~。
洗髪後のドライヤー使用時間と電気料金
対象者 | 編集スタッフA ロング |
編集スタッフB ショート |
---|---|---|
所要時間 | 8分23秒 | 2分 |
1kWhあたりの電気料金 | 29.72円 | 29.72円 |
1回の 電気料金 |
4.98円 | 1.19円 |
1か月の 電気料金 |
149.5円 | 35.7円 |
1年の 電気料金 |
1818.8円 | 433.9円 |
※電気料金はWeb.eプラスBの電力量料金120kWh~280kWh、1kWhあたりの単価(2018年10月現在)
タオルで拭く時間とドライヤーをかける時間の黄金比は?
はい、ドライヤーの1回あたりの電気料金はわかりました。
ここからが本番です(*^^*)
少しでも節電節約できないかな…いろいろ調べましたが、「ショートヘアにするとよい」だの、「暑い時は冷風で」、「ドライヤーの前のタオルドライ時間を長くする」なんていうことしかなさそう。
じゃあ、タオルで髪を拭く時間とドライヤーをかける時間を合わせて一番短くなる比率はどうなんだ?ですよね(^^)
「タオルドライ時間を長―くしてからドライヤーをかけるのがいいに決まっている」と思いつつ、タオルで髪を拭くのって案外面倒くさくって、十分にタオルドライせずにドライヤーをかけて、「あ、やっぱりビショビショだ」とタオルドライに戻る…なんてこともしばしばの編集スタッフBです。
黄金比にたどり着いて、髪を乾かす時間を最短にするぞっ!

そこで、実験をしてみましたよ。実験結果は以下の表のとおり。
セミロングで太さ・柔らかさ・量が平均的なモニターさん(女性)に、6日間毎日、タオルドライの時間を20秒ずつ長くしてドライヤーにかかる時間を計っていただきました!!

なるほど、きちんと比例するものなんですね~。今回はタオルドライ時間を20~120秒で試しましたが、節電節約のためにはできる限りタオルドライ時間を長くした方がよさそうです。
しかし、なにかと忙しい毎日ですので、髪を乾かす時間は短くしたいものです。そう、重要なのはタオルドライとドライヤーの合計時間が一番短くすむ黄金比率は?というところなんです。
そこでタオルドライとドライヤーにかかった合計時間を計算してみました。
タオルドライとドライヤーにかかった合計時間
実験日 | タオルドライ 時間 |
ドライヤー 所要時間 |
合計所要時間 | おすすめ |
---|---|---|---|---|
1日目 | 20秒 | 250秒 | 270秒 | |
2日目 | 40秒 | 235秒 | 275秒 | |
3日目 | 60秒 | 157秒 | 217秒 | ◎ |
4日目 | 80秒 | 145秒 | 225秒 | |
5日目 | 100秒 | 138秒 | 238秒 | |
6日目 | 120秒 | 118秒 | 238秒 | |
7日目 | タオルをかぶったまま ドライヤーをかける |
188秒 | 188秒 | 最短◎ |
この方の場合はタオルドライが60秒の時が一番ドライヤー所要時間が短く済んでいます!!比率にしてしまえば1:2.5でしょうか。これが黄金比!?
それはさすがに乱暴ですね(;^_^A
髪の長さ、太さや髪質、量その他いろいろ人によって違いますのでご自分の黄金比を実験して明らかにするとよいですね!!
実験してくれたモニターさんの感想もご紹介します!
「タオルドライ時間が長くなるほどドライヤーで乾かす時間が短くなるんだなぁ、と実感しました。タオルをかぶったままドライヤーをかけるとかなり時短になると聞いたことがありましたが、私のやり方が悪かったのか髪の毛の長さの関係なのかわかりませんが、思っていたより少し時間がかかってしまいました。」
やり方が悪かったなんてことはありません。上の表のように合計時間で比べると、タオルをかぶったままドライヤ―をかけるのが一番短く済むことがわかりましたからね。節電のためにも時間の節約のためにもタオルをかぶってドライヤーが効果的!!という結論です。
(タオルが熱くなりすぎないように注意してくださいね)
ヘアアイロンも調べてみました!
髪を乾かす際の黄金比がわかったところで、セットするときに使う「ヘアアイロン」も気になってきました!
ヘアアイロンはどのくらい電気料金がかかるのかな?調べてみると、機種によって消費電力がずいぶん違うようです。な、なんと20Wほどのものもあれば、800Wを超えるものも。
私が使っているヘアアイロンを確認してみましたら消費電力は65~95Wでした。
低めの温度で使用しているので、ここでは70Wとして計算してみます。
使用時間5分(約0.08h)として、
消費電力 0.07kW × 使用時間 0.08h × 1kWhあたりの電気料金 29.72円 = 電気料金 0.17円
え、これっぽっち?計算間違い?
朝のヘアセットでもドライヤーを使っていましたが、これからはヘアアイロンに変更~♪♪みなさんもお持ちのヘアアイロンの消費電力を確認してみてくださいね!

みなさん、いかがでしたか?北海道の家庭でできる省エネについて今後も調べたり実験をしてお伝えしていきますのでお楽しみに!!
企画:主婦ラボ事務局
「主婦ラボ」は株式会社エルアイズが運営する北海道の女性の情報交換&モニターサイト。
商品や店舗のモニター会員募集中!
http://syuhu-labo.net