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カナダ「エバーグリーン・ブリックワークス」

バカンスのススメ 非日常の世界に遊ぶ vol.5

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五大湖のひとつ、オンタリオ湖畔北岸西部に位置するカナダ最大の都市トロント。超高層ビルが林立するカナダ経済の中心地である一方、人口のおよそ半数を各国からの移民が占めるモザイク都市を形成している。

そんなトロントの話題のスポットが、都心に自然豊かな緑の環境を再生することをコンセプトとした「エバーグリーン・ブリックワークス」。カナダ全土で活動する環境保護団体「エバーグリーン」が、1980年代に閉鎖されたレンガ工場とその採掘跡地を元の環境に戻そうという試みからスタートした、カナダらしい複合施設だ。


エバーグリーン・ブリックワークスでしたい
7つのこと

1. 週末のファーマーズ・マーケットへ

毎週土曜日に開催され、トロント近郊の美味しい食材が大集合!みずみずしいトマトや色鮮やかなルバーブをはじめとするオーガニック野菜はもちろん、メープルシロップ、ハムやサラミ、チーズにヨーグルト、焼きたてパンにワインなど、見ているだけでもワクワクする。近郊の農家直送のナチュラルで新鮮な食材を求めてトロント市民で朝から大賑わい。


2. 豊かな自然を満喫、展望台までのショートハイク

「エバーグリーン・ブリックワークス」は自然回帰をテーマにしているだけあって、工場のレトロ感が上手く自然との調和を果たしており、なんとも居心地の良い空間が演出されている。工場跡地の前に広がる大きな池の畔(ほとり)に置かれたマスコーカチェアに座ってくつろげば、都会にいることをつい忘れてしまう。また施設内に咲き誇る美しい草花を眺めながら小高い山の頂上を目指す20分ほどのハイキングルートが設定されている。頂上の展望台からは、トロントのランドマークであるCNタワーとスカイラインを見渡す最高のビュースポットが待っている。


3. 歴史に触れる

ここは1889年に建設されて以来、約100年間稼動していたレンガ工場。トロントの街の発展に大きく寄与した工場だった。この地域周辺は数千年前、氷河の川の河口だったことから、良質な粘土が採掘されたのだ。そんな地質的にもユニークで自然と都市が共生するこの場所は、ナショナルジオグラフィックの「世界のトップ10ジオツーリズム・デスティネーション」に選ばれている。週末には工場の歴史や地質についてのツアーガイドが開催されているので、参加してみるのも面白い。


4. アートでつながる

産業遺産であるこの施設は、環境や社会問題を見つめ直すのに最適な場所を意味する。特に水の重要性は人類の未来に必要不可欠のものであり、私たちが日常生活で水が果たす役割を理解するように掲げられているのが「Water Consciousness」というアートオブジェだ。さり気ないオブジュだが、その意味合いは深い。そんな空間を介して自然、都市、工業、先住民など、土地の記憶が共有されるように、アートが人々をつないでいる。


5. キッズガーデンで遊び、気になるイベントは迷わず参加

キッズガーデンは、子どもたちが自然を通して、いろんなことを学べる空間。週末は料理教室や工作、ゲームなどの体験学習で子どもたちの感性を育てるプログラムを実施。誰でも参加可能なので、思いきって飛び込んでみるのも良い体験になるかも!また大人向けの料理教室やさまざまな環境に関してのセミナー、イベントも常時開催されている。


6. 楽しいショッピング!

ファーマーズ・マーケットは週末のみの営業となるが、隣接するするガーデン・マーケットは毎日営業。素敵なガーデニングツールのほかに、カナダ産のオーガニックフードやボディケア、ホームデコなど魅力的なプロダクツもいっぱい。お土産探しにもぴったり。


7. オンタリオの美味を食す

週末のランチ時は行列必死なのが施設内にある「カフェ・ビロング」。星の数ほどあるトロントのレストランのなかでも指折りのカジュアルレストランだ。
「私たちは、近郊農家と共にあります。オンタリオの地形は、狭い範囲における微細な気候や土壌などの環境条件の差異の違い「マイクロクライメイト」が、おいしいワインを生み出します。また近郊のナイアガラやプリンスエドワードカウンティはカナダ有数の農業地帯。野菜、果物、肉類など食材のほとんどは地元で仕入れることができる素晴らしい場所です」。シェフのブラッド・ロング氏は語る。
香ばしいナッツ入りのセントローレンス・サラダと5つのスパイスと共に煮込んだビーフ・ブリスケット、そしてナイアガラ産のシャルドネ。どれもシンプルながら滋味深い味わい、オンタリオ州の美味しさが存分に詰まっている逸品が揃う。

文/鈴木博美
撮影/Ryoichi Sato
協力/オンタリオ州観光局
   http://www.ontariostyle.com/


Information on Canada

トロントへのアクセス
札幌(新千歳)から東京(成田)で乗り継ぎ、バンクーバー国際空港またはシカゴ・オヘア国際空港へ、JAL便が毎日運航。
各地よりトロント・ピアソン国際空港へコードシェア便が運航。

Information about JAL

開設50周年を迎えたバンクーバー線でカナダへ!
カナダへは、東京(成田)―バンクーバー線がボーイング787型機で毎日好評運航中。787ならではの解放感、快適性に優れた機内で、Wi-Fiもご利用可能です。
カナダ国内は、サービスに定評のあるウェストジェット航空とのコードシェア便のご利用が便利です。

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