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第3回:LED照明

実験!北海道のおうちの省エネ術 vol.3

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実験!北海道のおうちの省エネ術のタイトル

エネモール会員のみなさんが日ごろ、「この家電って1回いくらかかってるの?」「これってどれくらい節約になってるの?」と思いつつも通り過ぎてきたアレコレを楽しくスッキリしていくコラムです!

照明器具の節電について調べてみよう!

今年も師走を迎えましたね。大掃除をして新しい年を迎える準備をしなくては……。
編集スタッフが大掃除で1年に1回だけ掃除をする場所のひとつに「照明器具」があります。虫が結構入っていたり電球や蛍光灯が黒ずんでいたり…。

そして電球を交換する時、いつも頭をかすめるのは「LEDにしなくていいのか?」ということです。そこで、今回は「LED照明」について調べてみましょう!

まず、北海道の女性のモニターサイト『主婦ラボメンバー』100人アンケートで「LEDの照明の導入状況や導入時期等」についてアンケートを実施してみました。

照明器具を掃除する女性のイラスト

LED照明の導入状況

LED照明の導入状況のグラフ
LED照明の導入時期のグラフ

71%の家庭でLEDの照明を使用しているのですね。しかも5年以上前から導入が31%、3年前位から導入が21%と、結構前から導入している家庭も多いのですね。もしかして我が家はすでに出遅れているのかもしれません……。 では、みなさんどのような動機でLEDの照明を導入しようとしたのでしょうか?

LED照明を導入する動機のグラフ

やはり、長持ち・節電の理由が多いですね。では実際に長持ちなのか、節電になるのか、検証してみましょう。

LED照明は本当に長持ちで節電?

電球が意外とよく切れて交換の多い、階段や廊下の60W白熱電球から調べてみました。我が家では夜間つけっぱなしの廊下の電球があるので、8時間で計算してみました。

白熱電球60W相当のLED電球の消費電力は、調べてみたところ各メーカーとも約6~8Wほどでした。
ここでは7Wで計算してみましょう。

白熱電球とLED電球の比較 
<1日8時間使用の場合>

対象 白熱電球 LED電球
1時間あたりの消費電力 60W 7W
使用時間 8時間 8時間
電気料金単価 29.72円 29.72円
1日の
電気料金
14.3円 1.7円
1か月の
電気料金
428.0円 49.9円
1年の
電気料金
5,206.9円 607.5円
電球代 300円 4,000円

※電気料金はWeb.eプラスBの電力量料金120kWh~280kWh、1kWhあたりの単価(2018年10月現在)

LEDにすると電気料金が圧倒的に下がるのがわかります!しかし初期投資コスト(電球代)が高いので二の足を踏んできたのです。そこで、いつ元が取れるのかを明らかにするためにグラフにしてみました。

エネモちゃんのイラスト

白熱電球とLED電球を1日8時間使用した場合のコストを比較したグラフ

たった10ヶ月で元が取れてお得になっていくんですね!
これはもう、今使用中の電球が切れたら即LED電球にしようと思います。

エネモちゃんのイラスト

「夜間つけっぱなしなんてもったいない!我が家はきちんとつけたり消したり徹底していますから、長くても1日2時間くらいです」というおうちもあるでしょう。
では1日2時間で計算してみましょう。

白熱電球とLED電球の比較 
<1日2時間使用の場合>

対象 白熱電球 LED電球
1時間あたりの消費電力 60W 7W
使用時間 2時間 2時間
電気料金単価 29.72円 29.72円
1日の
電気料金
3.6円 0.4円
1か月の
電気料金
107円 12.5円
1年の
電気料金
1301.7円 151.9円
電球代 300円 4,000円

※電気料金はWeb.eプラスBの電力量料金120kWh~280kWh、1kWhあたりの単価(2018年10月現在)

1日2時間の使用でも節電になりますね!

白熱電球の寿命はだいたい1,000~3,000時間と言われていますから、1日2時間利用だと約500日、約1年半ごとに買い替えるとして、グラフにしてみました。

白熱電球とLED電球を1日2時間使用した場合のコストを比較したグラフ

元が取れてお得になるのは約3年後です!
それでもやはりお得ですね!

エネモちゃんのイラスト

LED電球の寿命

LED電球の寿命はだいたい40,000時間だそうです。

<1日8時間つける場合>

40,000時間 ÷ 8時間/日 = 5,000日

5,000日 ÷ 365日 ≒ 14年

<1日2時間つける場合>

40,000時間 ÷ 2時間/日 = 20,000日

20,000日 ÷ 365日 ≒ 55年

やはりLEDの照明は “長持ち”“節電” なんですね。
次回の付け替え、買い替え時にはLEDの電球も視野に入れてみるのもよいですね。

LED照明の特徴

私のように、LEDの照明を使ったことが無い方は、いろいろと不安もあるはずです。
そこで、電気の専門家のエネモール研究員さんに質問してみました。

■LED照明の使用場所で向き不向きはありますか?

他の照明に比べLEDの光は、含まれる光の波長の範囲が比較的狭く、波長の長い赤外線や波長の短い紫外線を多く含んでいません。ですから、ペットや植物の暖房(加温用)に白熱電球(熱放射)を使用していた場合の代用にLED電球は使用できません。 一方、虫の好む紫外線が少ないので、玄関等の外灯にLEDを使用すると虫が集まりにくくなります。

■留意点はありますか?

LEDの光は指向性が強く、光の広がりが狭くなります。例えば吊り下げたLED電球から真下の方向は明るくなりますが、天井の方向には光が広がりにくくなります。
白熱電球を使用した場合、発熱したフィラメントから光が四方八方へ広がるので、壁や天井も明るくなります。この結果、同じ60W相当の白熱電球とLED電球を比べると、部屋全体の明るさから白熱電球の方が明るく感じるかもしれません。
光の広がり(配光角度)を工夫したLED電球も発売されておりますので、ご使用用途に合わせて選択してください。

エネモール研究員さんのイラスト

LED電球が、とても省エネになること、そして選び方や留意点もわかりました。

エネモちゃんのイラスト

では、実際にLEDの照明が使われているのは、家のどの場所が多いのでしょうか。
主婦ラボメンバーさんに聞いてみました。

家の中でLED照明を使用している場所のアンケート結果のグラフ

リビングが多いですね!確かに長時間使用するのでより節電効果が高いのでは……?

でも、我が家のリビングの照明は、電球ではなく蛍光灯シーリングライト(天井に直接取り付ける照明器具)なのです……。

エネモちゃんのイラスト

シーリングライトのイメージ写真

蛍光灯シーリングライトをLED照明へ

蛍光灯シーリングライトをLEDの照明にすることはできるのでしょうか?
こちらも電気の専門家のエネモール研究員さんに聞いてみました。

実は、一般的な蛍光灯シーリングライトをLEDにするには、照明器具ごと買い替えをしなくてはならないのです。しかしLEDシーリングライトも寿命が長い(だいたい40,000時間)ので、一度替えてしまえば大変長持ちします。また最近は、さまざま機能がついた高機能なものが発売されているので、生活スタイルに合わせた照明として利用ができます。

■取り付け方法と注意点

LEDシーリングライトの取り付けは比較的簡単ですが、天井に「配管器具(角型シーリング、丸型引掛シーリング・ローゼット、埋込引掛ローゼット等)」がついているかの確認が必要です。配管器具がついている場合は、基本的に蛍光灯シーリングライトと取り付け方が同じです。配管器具がついていない場合は工事が必要な場合もあります。
心配な場合は、天井の配管器具部分の写真を撮って、電気店で見せるものよいですね。

エネモール研究員さんのイラスト

照明器具ごと買い替えとなると、かなり大がかりになるようですが……長い目で見るときっと省エネ、節約になるのでしょうね。
この機会に真剣にシーリングライトの買い替えを考えてみようと思います。

エネモちゃんのイラスト

自信のない私は、天井の配管器具部分の写真を撮って販売店で見せて相談してみようと思っています。
みなさん、今年は年末の大掃除と共に、照明器具はLEDに買い替えを考えてみてはいかがでしょうか。

企画:主婦ラボ事務局

「主婦ラボ」は株式会社エルアイズが運営する北海道の女性の情報交換&モニターサイト。
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http://syuhu-labo.net

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