みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.77
特別編 その5「ゼンリョク宣言 特別インタビュー 後編」
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前回に引き続き、今や全員が全国区俳優の演劇ユニット「TEAM NACS」が所属する事務所である、株式会社クリエイティブオフィスキューの代表取締役社長 伊藤亜由美さんのゼンリョクインタビュー 後編をお届けします。
北海道愛にあふれたお話や「ゼンリョク宣言ほくでん」CMキャラクターの音尾琢真さん、伊藤社長の「ゼンリョク」についてもお聞きしてきました。そして、ソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)でもある伊藤社長に、北海道の「食」についても熱く語っていただきました。
Q:今後「ゼンリョクで取り組んでいきたい」と想い描いていることがありましたら教えてください。
トライしてみたいことはいろいろあるのですが、やはり「ムーブメント」を作っていきたいと思っています。自分たちが培ってきたエンターテインメントと北海道の素晴らしいものとのマッチングです。北海道映画3部作(※)もそのような想いが始まりで、北海道のたくさんの人たちの「モノづくり」が詰まった映画にしようということで始めました。今後はそれをもう少し違う形で道外や海外にも発信できるような「ムーブメント」を作りたいという想いがすごくあります。それにはたくさんの人との出会いや協力があってのことなので、対話の中から共感を多く作るということを、ゼンリョクで積み重ねていきたいと思っています。
※北海道映画3部作…北海道を舞台とした映画シリーズ。
「しあわせのパン(2012年公開)」
「ぶどうのなみだ(2014年公開)」
「そらのレストラン(2019年公開)」
Q:多くの方との出会いを通じて、北海道についての発信をもっと広げていく、ということでしょうか?

はい。結局は絶対「北海道」なんですよ。自分のアイデンティティとして、自分がこの場所で生き抜きたいという想いと、自分の周りにいる人たちが幸せになることが、自らの幸せに繋がると思うんです。日本を幸せにするとか、そういうことはおこがましいと言いますか、まずは自らが生きている地に誇りを持てること、次世代の子どもたちにも誇りのバトンを渡していけたらと。そうなれば、我々道民が一丸となってもっと元気になれるような仕組みを作れるんじゃないかな、と思うんですよね。
Q:御社には、地域活性事業に関わる事業室があるとお聞きしたのですが。
そうなんです。道内各地に足を運んで、いろいろな人たちとの繋がりを持って、地域の新たなコンテンツを一緒に作っていくためです。北海道にとって一次産業はとても大切で、東京に活動の幅を広げた時期に改めて北海道の良さに気づいて、「森崎博之のあぐり王国北海道」(HBC北海道放送)も企画しました。今では森崎も全国のさまざまな番組に出演させていただき、唯一無二の北海道農業を伝える「農業タレント」としての役割を担っています。それはやはり当社でなければ成し得なかったコンテンツですし、森崎という人間ありきだったと思います。そういう取り組みは今後も継続しなければと思っています。
「エンターテインメント」って人を喜ばせて感動させるという意味ですが、我々は、芸能のエンターテインメント以外に、「食エンタメ」、食べることでみんなが感動するとか、幸せになるっていうような取り組みが必要不可欠だと思っています。
現在、当社では「ブラッスリー コロン ウィズ ル・クルーゼ」というレストランを経営していますが、これからの料理人とはどういう役割を担っていくのか、どう地域に貢献していくのか等、料理人の地位向上も含めて新たなトライも行っています。
ミシュランで星を獲得することだけが最終目的ではなく、食という文化を次世代の子どもたち、国内外の方たちに「伝える」ことを基本に、さまざまな取り組みをしていきたいと思っています。
Q:最後に音尾さんについて教えてください。

音尾琢真はTEAM NACSの中で1番年下で、出会ったころは末っ子感が強くって。「仕方ないなぁ、音尾は」とかわいがられていた存在で甘え上手でもありました。ですが、東京で本格的な役者のお仕事をさせていただくようになってからは、たくさんの厳しい現場を経験することによって、非常にたくましく、頼もしい存在へと成長した気がします。
役者としても、時には悪人、時には気のいいおっちゃんとカメレオン的にいろいろな役を演じられるということで多くの作品に出演させていただいてます。「良い役者になったね」と言っていただけるようになったのはゼンリョクで頑張ったからでしょうね。
TEAM NACSはそれぞれが役者としての個性がある。それが5人いるので、だからやっぱりおもしろい集団だなと思います。
Q:音尾さん、これからますます楽しみですね。
本当に楽しみですね。まだまだ、伸びしろがあるのではないでしょうか。彼は表現力に加えて企画力もあるので、役者のみならずクリエイターとしてさまざまなエンターテインメントにチャレンジしてもらいたいですし、そんな音尾琢真にぜひご期待いただけると幸いです。
◆インタビューを終えて・・・
2週にわたり、たくさんのお話をお聞きしました。クリエイティブオフィスキューさんは、従来の芸能プロダクションの域を超え、芸能の枠組を使って、全国・世界に北海道を発信している企業であり、北海道を元気にしようとしている企業であることがわかりました。私たち北海道民にとって、とても誇らしく、また頼もしい存在ですよね。また、ゼンリョクで取り組む役者さんや企業の活動を見て私たち自身も励みにしたいと思いました。
聞き手:株式会社エルアイズ代表取締役 山本亜紀子
次回は最近注目されている「道産ワイン」についての特集です。どうぞお楽しみに!
※掲載情報は2019年12月4日時点のものです。
企画:ドーモニ 事務局
「ドーモニ」は株式会社エルアイズが運営する北海道のモニターサイト。
ドーモニに登録すると、飲食店の覆面調査や化粧品の試用モニター、アンケートの回答、グループインタビューの参加者の募集などが届きます。
16才以上の男女のみなさんに無料でご登録いただけます。
登録はこちら → https://www.domoni.jp/