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あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー vol.20

第20回 「白老の旅」<後編>

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得・抽選応募期限は終了しております。

あなたのまちを ぐるり深ぼりツアー 第20回「白老の旅」<後編>

これまで道内各地を取材してきた北海道の月刊情報誌「HO(ほ)」が、毎月、あなたのまちにスポットをあて、まちの魅力を深ぼりしてご紹介。
北海道がもっとおもしろくなるマニアックな旅へお誘いします。

今月は「白老」を旅します。


コーヒーの香りでほっとひと息 帰りは小さなマルシェでおみやげを【はしもと珈琲館 / はまのマルシェ】

白老の中心地から少し離れた竹浦地区の国道沿い。

「はしもと珈琲館」は1977(昭和52)年に、当時、白老では珍しかった自家焙煎のコーヒー専門店として開店しました。

店主の橋本紀子さんです。
サイフォンで一杯ずつ淹れるコーヒーは、挽きたて、淹れたての香り高い一杯。
「体が弱かった主人が、白老の温泉でゆっくりと休めるようにと家を買い、休みのたびに東京から家族で来て過ごした場所でした」

10年前に亡くなったご主人は、コーヒーを卸すメーカーで、世界の豆の品質管理を行うサラリーマンでした。
その技術を生かし、脱サラをして始めた自家焙煎珈琲の店は今年で43年。
店内に掲げられたいくつかのコーヒーにまつわる言葉に、食はもちろん人生を豊かにしてくれる「コーヒー」とともに歩んできた、橋本さんご夫妻の思いが感じられます。

店で扱うコーヒーは、特注の「はしもとブレンド」のほかは、亡くなったご主人の技術を引き継ぎ、紀子さんがほぼ毎日、店の入り口横の工房で焙煎しています。
もちろん、豆だけの購入もできますよ。「コロンビア」や「キリマンジャロ」などのストレートや、こくのある「ストロングブレンド」など、香り高く煎りたての新鮮なコーヒーは、地元ファンも多いのです。

お店でいただく自家焙煎のコーヒーは400円(税別)から。
橋本さんのこだわりは器にもこめられ、カップは白老や登別、札幌など道内作家の作品や、店で出たコーヒーの豆ガラを再利用して焼き上げるオリジナルの「珈琲焼」などを使用しています。
店の隣には、珈琲焼や道内作家の作品が購入できるギャラリーショップもあります。

お店でゆったりコーヒーブレイクを楽しむのはもちろん、食事もとても充実しています。
虎杖浜(こじょうはま)のたらこをペーストにして香ばしく焼き上げた「たらこトーストセット」は780円(税別)。

白老飛生(とびう)地区で育てている、おいしい豚肉のバーガーも評判です。とろけるように軟らかでボリューム満点の角煮をサンドした「とびとん角煮バーガー」は600円(税別)。パンも地元のパン屋さん特注。テイクアウトもできます。

ほかにも虎杖浜のたらこ丼などご当地メニューが充実しているんですよ!
白老牛のハンバーグやバーガーなども人気です。

コーヒーの香り漂うくつろぎの空間で、長く地元に愛されるおいしいものを、ぜひ味わってみてください。

帰り道、「はしもと珈琲館」の駐車場に、お店を発見。

小さいけれど、白老にこだわった品ばかりで、まるで小さな市場のよう。その名も「はまのマルシェ」です!

温かな接客で親しまれている、店主の太田由紀子さんです。
虎杖浜竹浦観光連合会で特産品の企画などを担当し、「白老の魅力を発信する拠点をつくりたい」と2017(平成29)年にこの店をオープンさせました。

虎杖浜のたらこをはじめ、白老の新鮮な魚介の冷凍食品、加工品などはもちろん、地元農園の朝採り野菜や原木しいたけも人気です。地方発送もOKですよ。

カラフルで美しいアイヌ刺繍の小物なども人気です。マグネットなどの手ごろな小物から、おしゃれながま口などもあるんですよ!
オオウバユリのでんぷんを使用したスイーツ、フクロウの形のフィナンシェも。「私史上、最高においしいフィナンシェなんですよ」と太田さん。
さらに、アイヌ伝統のポリフェノール豊富なイタドリ茶600円(税込)や、スーッと清涼感があるエント茶600円(税込)も評判です。

エント茶はこんなシソ科の植物。必要な種は残し、秋に収穫します。白老のアイヌの方が実際に加工しています。さわやかな後味が特徴で、体調の悪いときに飲むとほっと安らぎ、力が湧いてくるようです。
アイヌ伝統のハーブティー、みなさんのおみやげプレゼントにしますね。

はしもと珈琲館

住所
白老郡白老町竹浦118-31
電話
0144-87-2597
営業時間
[平日] 10:00~19:00
[日祝] 10:00~17:00
定休日
木曜
※祝日の場合は翌日
URL
http://84mo10.com/coffeekan/

はまのマルシェ

住所
白老郡白老町竹浦118-146
(はしもと珈琲駐車場内)
電話
090-9434-7700
営業時間
10:00~17:00
定休日
木曜
URL
https://hamanomarche.wixsite.com/mysite
Instagram
https://www.instagram.com/hamanomarche/

源泉かけ流しの温泉巡りにでかけよう【民宿500マイル / 湯元ほくよう】

白老といえば、泉質の良い温泉でも知られています。

国道36号線沿いにある一軒家は、温泉と食事が評判の「民宿500マイル」
温泉マークが目立っていますね。宿泊はもちろん、予約制の食事つき日帰り温泉としても利用できます。

中に入るとこんなマークがありました。
白老の虎杖浜温泉は、2011(平成23)年に、全国で10番目に「源泉かけ流し宣言」を行いました。

「民宿500マイル」の温泉はこのとおり。
決して広くはないけれど、海が間近にせまる露天風呂が開放的な宿なのです。
常連さんが多く、この露天風呂はお客さんにとってのパワースポット。
宿泊すると、天気が良ければ夜はお月見、翌朝には朝焼けなど、眺望もすばらしいのです。

内風呂は2つあり、もちろんどの風呂も源泉かけ流しの湯。
ほんのり硫黄が香る「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉」で、とろりとした泉質がバツグンですよ。

お風呂を楽しんだら、名物の食事を。
地元の海の幸を存分に楽しめる、豪華なお食事にビックリしてしまいます。
なんと、季節によっては毛がにまで味わえます。
大きな焼き魚は自家製サクラマスの塩こうじ漬け。残念ながらもうシーズンは終わりですが、こんな風に浜で上がった旬の海の幸がたっぷりと味わえます。

料理を担当する息子さんと一緒に店を切り盛りする、女将の田中志津枝さんです。
「親戚のお母さんのよう」と、たくさんの人に親しまれています。

アットホームな雰囲気の宿は実家でくつろいでいるような雰囲気。オーシャンビューの部屋でのんびり過ごしたくなりますよ。

さて、もう一軒は、竹浦地区にある地元の方にも評判の温泉宿「湯元ほくよう」へ。
朝から日帰り温泉も利用できます。ちょっとレトロな佇まいに心惹かれます!

笑顔で迎えられ、ほっとします。昭和な雰囲気のフロントがまたいい感じですね。
こちらも常連さんで早朝から賑わう温泉です。

どうです、この開放的な庭園風呂。300坪もあるんですよ。
こちらももちろん、源泉100%のかけ流し。地下1,000mから汲み上げた、ぽかぽかと湯冷めしにくい「ナトリウム塩化物泉」でお肌もすべすべに。美人湯と言われています。

朝限定の、朝食バイキングと日帰り温泉のセット1,100円(税込)がおトクです。
種類豊富な惣菜と、おかゆはなんと温泉で生米から炊いた炊き立てで、とても評判なのですよ。

ちなみにパークゴルフ場も大人気。宿泊すると1日200円で、チェックイン当日と翌日も夕暮れまで回り放題なのだそう!

白老に来たら、ぜひ寄ってみてくださいね。

民宿500マイル

住所
白老郡白老町虎杖浜2-4
電話
0144-87-2682
宿泊料金
1泊2食 8,900円~
※湯治コースもあり
日帰り温泉
10:00~15:00(予約制)
1家族 2,000円(温泉のみ、食事はご確認ください)
URL
http://500mile.net

湯元ほくよう

住所
白老郡白老町竹浦 121-41
電話
0120-234522
宿泊料金
1泊2食(3名1室利用) 8,900円~
日帰り温泉
5:00~23:00(最終入場22:30まで)
大人 550円(中学生以上)
小人 250円(3歳くらい~小学生)
※無料休憩所 5:00~22:00
※女風呂は平日のみ8:10~9:00まで清掃あり
食事処
11:30~14:00(L.O.13:45)
URL
http://www.h-hokuyo.com

※掲載情報は2020年4月27日時点のものです。

北海道情報誌
HO
[ ほ ]
(毎月25日発売 本体556円+税)


北海道の旬な情報、おすすめスポットなどを、独自の視点で紹介する北海道の総合情報誌です。道民も目からウロコの情報をお届けします。
http://www.burant.co.jp/


プレゼント

「はまのマルシェ」より、エント茶やアイヌ刺繍の小物、オオウバユリ使用のフィナンシェなどのセットを抽選で10名さまにプレゼント!

※セット内容は変更になる場合があります。
※厳正なる抽選のうえ、賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。
※当選賞品の発送は6月下旬の予定です。

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