みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.92
今こそ整理収納! その4「整理収納アドバイザーの先生に聞きました②」
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前回に引き続き、整理収納アドバイザー2級の認定講師で、一般社団法人 うぃーらの代表理事 桑島まゆみさんにお話を伺います。
今回は、エネモール会員のみなさんにアンケートでお聞きした「整理収納のプロに聞きたいこと」について伺ってきましたよ。早速、みなさんの疑問にお答えいただきましょう。

代表理事 桑島まゆみさん
Q:何から始めていいかわからないです。どのような流れで始めればよいですか?
まず片づけ作業を始める前に覚えていていただきたいのは、部屋の中にあるものは、下の3つのどれかに分類されるということです。

次に、片づけ作業の流れですが、まずは、ものを全部出してみてください(①)。これは全量を把握するためです。
そして下記のように②と③に分け、②は適切な場所に収納、③は④の作業へと進むのが良いと思います。

Q:整理収納を始めるきっかけはどのようなタイミングが良いですか?
ライフスタイルが変わった時ですね。子どもの進学・就職・結婚などで同居家族の人数が変わった時や、引っ越し・退職・転勤などのライフイベントがあった時です。変わった時に整理をしないまま、ものが増えていってしまっている場合は、今の人数に合わせて仕分けを行ってください。二人だからお茶碗は2つでいいかな、などですね。
Q:あまり無理せずに少しずつ始めたい場合はどこから始めたらいいですか?
小さいところからやっていきましょう。女性なら化粧ポーチから始めるのはオススメですよ。整理した後のスッキリ感を味わっていただくと、次に進めるはずです。場所でしたら玄関です。玄関をきれいにすると、風水的にも良い気が入って来るとも言いますしね。

Q:あっても使わないけど、捨てる勇気のないものはどうしたらいいですか?
捨てるかどうか迷ってくださって結構です。「迷い箱」を作ってその箱に入れて、次のシーズンに出してみて再度考えてみてください。捨てたくないものを捨てる必要はありません。一気に捨てるとリバウンドが来ます。
迷った場合は優先順位をつけてください。例えば趣味で集めているものも、この中で本当に気に入っているのはどれなんだろう、と優先順位をつけて上位だけ出してあとは迷い箱にしまっておく。しまっておくとそのうち忘れてしまうことが多いです。
Q:できれば捨てるのではなくどなたかに活かしていただきたいのですが・・・
リサイクルショップやインターネットでやり取りができる買取業者もあります。あとは寄付ですね。社会福祉協議会や児童福祉施設などに問い合わせてみてはいかがでしょうか。学校のバザーなんかもいいですね。地域の自治体の為になるというのもうれしいですよね。
Q:3歳の子どもが読まなくなった本や、おもちゃを「捨てていい?」と聞くと「ダメ」と言われて、勝手に捨てるとあとから気づかれて困っています。
お子さんであろうと整理の基本は同じです。全部出してこの中で一番好きなのはどれ?と優先順位をお子さんにつけさせてあげてください。ここに置ききれないものは箱にしまっておこうね、と迷い箱に入れてください。「これ要る?」と聞くと必ず「要る」というので「どれが一番遊んでる?」「一番好きなのはどれ?」という風に聞くのがいいでしょう。自分の意志に反して捨てられるのは一番つらいことだと思います。

Q:夫が何度言っても出したものを元の場所にしまわないのですが、良い方法はないですか?
もしかしたらご主人にとって、しまいづらい場所なのかもしれません。どこだったらしまいやすいのかを聞いて、その場所にするといいでしょう。自分が決めた場所だと入れるはずです。それでもできなかったら「あなたが決めた場所だけれど他にしますか?」と言えますよね。できない理由を聞いて、どうしたら良いか、意思を尊重しましょう。
Q:子どもたちの小さいころの絵や作文などが捨てられません。どうしたらいいでしょう。
しまっておく場所があれば捨てたくないものは捨てなくて結構です。場所を取るものは写真に撮って保存するといいでしょう。
Q:過去の給料明細、学校のプリント、請求書、年賀状などはいつごろまで取っておくものなのでしょうか?
決まりはないので、必要なのか、必要でないのかを考えてみてください。年賀状などは例えば何年前のまでは取っておく、など自分ルールを作るといいでしょう。紙類で取っておきたい場合はスキャンしてデータ保存すると場所は取りません。
Q:高齢の両親の住む実家が散らかっていて片づけたら「なんで勝手に」と怒られて…。どうしたらいいのでしょうか?

片づけを優先して親と喧嘩をしてしまうのは本末転倒ですよね。勝手に片づけて勘当同然になったという方も何人か知っています。人それぞれのものさしがあるので、自分のものさしを押し付けてはいけません。どうしても片づけなければならない場合は、きちんとご両親に納得していただいてからか、それがむずかしい場合は、私たちプロにご相談ください。第三者の意見で冷静な判断ができることがよくあります。
Q:最後にコラムをお読みのみなさんにアドバイスをいただけますか?
整理収納の基本は、ものに対しての優先順位をつけること。自分にとって何が一番大事なのかを選択することは、子どものころから経験しておいた方が良いです。
また、ものをもっと上手に活かしていくことが大事です。もったいないから使わないでとっておこうではなく、もったいないからたくさん使おう、と最後までものを使い切っていただきたいですね。
みなさんも整理収納を小さいところからぜひ実践してみてください。必要なのかどうか「作業の流れ表」を見ながら家族みんなでできたらとてもいいですね。
一般社団法人 うぃーら
電話:070-5282-7721
URL:https://www.wiila.net/
※ワンストップの相談窓口は初回1時間無料で承っていますので、お気軽にご連絡ください。
さて次回は、昨今話題の「シェアリング」について特集します。どうぞお楽しみに!
※掲載情報は2020年3月25日時点のものです。
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