vol.22 トムラウシ温泉 東大雪荘

「食料自給率 約1,100%」を誇り、日本最大の食料基地といわれる十勝エリア。
広々とした雄大な大地、「これぞ、北海道！」といった大自然の広がりに気持ちもゆったり、のびやかになります。
今回は、豊かな農畜産物と好漁場に恵まれた、“旨いもの”が真っ盛り！の十勝エリアをめぐります。

大雪山国立公園の中心にどっしり構える日本百名山のひとつ、トムラウシ山。原生のままの自然美や野生動植物の多様性から「日本最後の秘境」といわれ、”アルピニストの聖地“として夏には多くの登山客が訪れます。
そのふもと、「日本美しの森 お薦め国有林」に選定されたトムラウシ自然休養林の真ん中に、ぽつんと佇む「トムラウシ温泉 東大雪荘」。
「密と無縁」とは、まさにこのこと。たどり着くまでの、徐々に深い森に誘われる感覚は、もう探検気分。
全景、山・森・川に囲まれた、秘境の一軒宿は、大自然に溶け込み多彩なアクティビティを楽しむ訪問客にとって、保養と滞在の拠点となっています。

自然と存分にたわむれた後、疲れをすべて受け止めるように迎えてくれるのは、ユウトムラウシ川を見下ろす絶景の温泉。大自然のオーケストラに耳を澄まし、心身をデトックスするように「無」になる時間は、すべてを空っぽにできる癒しの時です。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。美肌効果のあるメタケイ酸という保湿成分が、一般的な“美肌の湯”の4倍近く含まれており、湯上がり後の肌はつるつるすべすべです。
「せっかく温泉に来たのだから、小さいお子さんのいるお母さんもゆっくり入浴できるように」と、浴場には、お風呂用の絵本や幼児用のイスとテーブルなどが用意され、利用者への温かい心配りが随所に光ります。

冬は湯治客で賑わうそうですが、目的は温泉だけではありません。
希少な野生動物が多く生息する大雪山から冬になると訪れるかわいい訪問客「エゾクロテン」は、今や冬の東大雪荘に欠かせないアイドル。その愛らしい姿をカメラに収めようと道内外から宿泊客が訪れるのだとか。

宿のお楽しみのお食事は、地場産の厳選食材を使い、地産地消にこだわった料理。
地元の特産、新得そばや新得地鶏、旬の山の幸を味わえるほか、地場の風土が育んだレアな素材も！
オススメは、トムラウシ関谷牧場のトムラウシジャージー牛。道内でほとんど生産されておらず、一般にはほとんど流通していないトムラウシ産の希少な牛肉は、柔らかくてコクがありジューシー。βカロテンや鉄分が豊富で、とっても栄養価が高いお肉。煮込みやすき焼きでいただけますよ。
もうひとつのオススメは、新得町の上田精肉店が扱う、「秋鹿」と呼ばれる冬に向けて脂がのって肉のしまりが良いエゾ鹿肉だけを使用した、鹿ロースレアカツとジンギスカン。鹿肉が苦手という方もぜひ試してみて！

また、この秋「新得町アウトドア×ワーケーション」の取り組みとして、グランピングドーム泊のモニターを募集しています！（2021年10月31日まで）詳しくは、トムラウシ温泉東大雪荘までお問い合わせをどうぞ。

※掲載情報は2021年9月8日時点のものです。

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