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みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.95

シェアリング その3「フードシェアリングについて専門家に聞きました」

こちらに掲載されている記事の、ポイント獲得期限は終了しております。

みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.95

北海道でフードシェアリングサービスを今年から始めた、プラスフード運営事務局の事務局長 竹田さんにお話を伺いました。全国でもまだあまり広がっていないフードシェアリングですが、北海道で始められた経緯や実際の使い方、おトクな情報がたくさんです。最後までお読みいただいた方にはお試しのチャンスもありますよ。

プラスフード 運営事務局長 竹田尚弘さん
プラスフード 運営事務局長 竹田尚弘さん

Q:なぜフードシェアリングを始められたのですか?

当社は1928年創業の衣料製造卸の竹栄株式会社という会社です。2005年から衣料販売のインターネット事業を始め、楽天市場で北海道エリア賞を取った実績もありますので、そのノウハウを生かした社会貢献はできないかと、食品ロスを減らすシステムを考えました。
札幌市では年間約18万トンもの生ごみが発生しており、そのうちの約2割が食品ロス分で、特に外食産業からの発生量が多いんです。

Q:そもそもフードシェアリングってどういう仕組みなんですか?

全国にも何社かはすでに実施しているところもあり、食品ロスをなくすという目的は一緒ですが、仕組みはそれぞれです。プラスフードの場合は、毎月定額料金で一定回数の廃棄に回るはずだった食品を受け取れる仕組みになっています。食品廃棄をしたくない店舗(事業者)と、おトクに食品をゲットしたい消費者をマッチングするわけです。料金プランは3種類ありますが、オススメは月額980円(税抜)のライトプランです。1ヵ月に10回(1日1回)の上限で利用でき、1回に出品される金額は概ね500円以上で店舗にお願いしていますので、月に2回受け取ることができれば元が取れる計算になります。

Q:月額料金の収益はどのように使われるのですか?

ホームページ上で開示していますが、食品を出品した店舗、事務局運営費、システム維持費のほか、社会貢献として5%が子ども支援に使われます。今の子どもたちが大人になった時の札幌が良い社会環境であるよう、今、大人である私たちがなんとかしたい!という思いです。

Q:どのように始められますか?

まずホームページから新規登録をしていただきます。登録にはメールアドレスとクレジットカードが必要です。
登録後、食べたい食品、行きたいお店を検索して、お気に入りエリアを3つ設定できます。自宅、通勤先、習いごとなど、よく行くエリアを登録すると、そのエリアからお店の情報がメールで届きます。
条件が合えば申し込みをして、指定の時間にお店に出向いて注文した画面を提示すると、確認後、食品が受け取れます。

店員さんにスマホの画面を提示する様子の写真

ひとつご注意いただきたいのは、上限の回数分の出品がない月もあるかもしれませんし、希望しても早い者勝ちなのですぐに売り切れてしまうかもしれません。その日にお店のロスがあるかないかは予想がつきませんので、確約できませんことをご了承のうえご登録をお願いしています。

おトクに食べられることが第一の目的ではなく、「1人1人のアクションが食品ロスの減少につながる」ということ、また、「参加していただくことで食品ロスの問題を身近に感じ、食べ物に関する考え方を変えていただきたい」というのを目的として活動していることをご理解いただければと思います。

Q:プラスフードのソーシャルビジネス(社会問題の解決を目的とするビジネス)としての意義は?

SDGs(エス・ディー・ジーズ)の4つの目標に当てはめています。(重視している順)
<目標-12> つくる責任 つかう責任
<目標-2> 飢餓をゼロに
<目標-11> 住み続けられるまちづくりを
<目標-17> パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsのアイコン
SDGsのアイコン

「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」とは

2015年に国連サミットで決議された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)のこと。わかりやすく言うと「2030年に人間(地球)が平等で楽しく豊かであるために、解決しなけれればならない世界共通の目標」のことで、17分野に分かれ、それぞれの分野に細分化したテーマが挙げられている。

SDGsのアイコン

プラスフードを利用することで、店舗も登録者も、社会問題である食品ロスを解決しつつ、ご利用料金の5%が地域の子ども支援(寄付)に使われるので、いつの間にか社会貢献にも参加できるんです。

Q:参加している会員数や、利用可能店舗はどのくらいですか?

今年(2020年)の「さっぽろ雪まつり」つどーむ会場でザンギの食品ロス削減の取り組みからスタートし、3月1日から本格始動しました。会員数は100名、利用可能店舗は48店舗です(3月末現在)。どちらも数を増やすのに毎日活動しています。双方のバランスが悪いとうまくマッチングできないので、様子を見ながらの毎日です。ホームページで利用可能店舗がご覧になれますのでぜひご確認ください。 将来的には一人暮らしの高齢者や車がないので取りに行けない方にデリバリーをしたり、ハブ拠点を作って何店舗かの商品の受け渡しをできるようにするなどの構想は広がっています。

店舗も会員も地域も、みんなプラスの三方良しの精神で始まったサービスは、まだまだ発展途上だとは思いますが、食品ロスに関する一人一人の意識が高まっていくように、さらなるサービスの向上を目指して頑張りますので、みなさんぜひご参加ください!

プラスフード

URL:https://plus-food.jp/


次回は、ワークシェアリングについて専門家にお聞きしました。どうぞお楽しみに!!

プレゼント

ぜひフードシェアリングを体験してみたいという方に、プラスフードライトプラン980円(税抜)を1カ月500円(税抜)でお試しできるシリアルナンバーを5名さまにプレゼントいたします。

※当選者には5月末までにシリアルナンバーをお知らせいたしますので、6月の1カ月間を500円でお試しいただけます。
※メールアドレス・クレジットカードをお持ちの方に限らせていただきます。

このページの下にある「ポイント獲得・プレゼント応募はこちら」ボタンからご応募いただけます。

※掲載情報は2020年4月15日時点のものです。

企画:ドーモニ 事務局

「ドーモニ」は株式会社エルアイズが運営する北海道のモニターサイト。
ドーモニに登録すると、飲食店の覆面調査や化粧品の試用モニター、アンケートの回答、グループインタビューの参加者の募集などが届きます。
16才以上の男女のみなさんに無料でご登録いただけます。
登録はこちら → https://www.domoni.jp/

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プレゼント応募はこちら

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