vol.7 札幌テイクアウト特集

札幌の情報誌「poroco」がお届けする、コラム「おいしく楽しく さっぽろ旬スポット」

自粛期間中に注目されたテイクアウトやデリバリー。実際に利用してみて、その魅力に触れた人も多いのでは？
今回は特別編として、札幌市内でテイクアウトができるお店をご紹介。おうちで手軽に楽しめるプロの味や有名店の人気メニュー、お散歩やピクニックがてら気軽に味わえるひと品をピックアップしたので、ぜひチェックしてみて。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間・定休日の変更等を行なう場合があります。詳細につきましては各店舗までお問い合わせください。

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体が喜ぶお米や発酵食品、食の情報に出合える

2019年にリニューアルオープンしたお米専門店。“整腸第一主義”をコンセプトに掲げ、1階では無農薬栽培のお米を中心に、全国から取り寄せた発酵食品や加工食品、雑貨を販売。店内のショーケースには、塩麹や醤油麹などで調味したお惣菜や、砂糖がわりに玄米甘酒を用いた自家製スイーツも並んでおり、知っているようで知らない調味料の使い方や食べ方を提案している。さらに2階にはカフェスペースが広がっており、不定期でさまざまな企画展やイベントが開催されている。

「人を守れる場所を作ろう」という想いから始まったカフェづくりの中で、もっとお米や玄米に対する関心を高めたいと誕生したのが、進化したファストフードの「こめサン™」250円～（税別）。白米に10種類の雑穀米をブレンドし、サンドイッチのように具材を挟んで絶妙な力加減で成型。どこから食べてもバランスよく具材が味わえるように、サンドやカットの仕方も試行錯誤したそう。メニューは和の味付けから多国籍なもの、ビーガンに対応したものまで10種類あり、いずれも見た目が楽しく食べ応えがあり、しっかりとした満足感が得られる。

「こめサン™」は単品でもテイクアウトできるが、おうちごはんやピクニックには、2種類選べる「こめサン™」に、味噌とだし・干し野菜を用いた自家製の「みそ玉」、本日のサラダとマリネ、沖縄のおばぁ直伝のジーマミー豆腐ベースのタピオカプリンがついた「4号食セット」1,500円（税別）がオススメ。デリバリー向けの「こめサンBOX」1,000円（税別）もあり、Agtから半径約5km圏内・合計2,000円（税別）以上・当日12時までの予約で対応してくれるので、ぜひ利用してみて！

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厳選素材で丁寧につくるやさしい甘さのドーナツ

南円山エリアのドーナツ店「CUNTUS」に並ぶのは、プレーンや和三盆、きな粉といったシンプルなものや、フリーズドライのイチゴとホワイトチョコレートをトッピングした「ストロベリー」260円（税込）、小豆島の無農薬レモンを使った自家製ジャム入りの「ベルリーナ」280円（税込）など約13種類。トランスファット（トランス脂肪）フリーのオイルと牛乳100％を使い、低温熟成発酵させた無添加ドーナツは、きめ細かくしっとりとした生地に仕上がっており、油っこさのない軽やかな口あたりで何個でも食べられそう。

8種類の野菜を大きめにカットした自家製福神漬け入りの「カレーパン」300円（税込）も人気で、まろやかなチーズ入りのほか、夏には青南蛮の酢漬けが入ったピリ辛バージョンも登場する。さらに今後は、ドーナツ生地をベースにアレンジを加えた、モチモチ食感の「ワッフル」も仲間入りの予定。プレーン、チョコレートのほか、お酒と相性のいい「ブルーチーズと蜂蜜」もあるので、おつまみとして味わうのもいい。

パッケージにもこだわっており、北海道らしさが盛り込まれた北欧テイストのイラストは、東京で活躍するデザイナー「KIGI（キギ） co.,ltd.」が手掛けたことでも話題に。4個以上は箱詰めにしてくれるので、自宅用はもちろん、おみやげや贈り物にも喜ばれるはず。店の奥にはちょっとしたイートインスペースもあるので、ドーナツとともにアイルランドの紅茶「Campbell's Perfect Tea（キャンベルズ パーフェクト ティー）」430円（税込）や、ゼリーとドリンクが2層になった「ポケットボトル」600円（税込）を味わうのもオススメ。

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新鮮な鱧や初夏の特製弁当を自宅で堪能

1946年創業の高級料亭「エルム山荘」を前身とする「エルムガーデン」は、各界の著名人に愛されてきた歴史と伝統を受け継ぐ一軒。旬や素材を大切にしつつ、柔軟な発想で新たな和食に切り込む小林料理長が、心尽くしのもてなしでゲストを楽しませてくれる。そんな名店の味が自宅で楽しめると好評なのが、4月末からスタートしたテイクアウトメニューで、中でもこの夏のオススメは、旬の鱧（はも）が堪能できる限定30点の「九州空輸活鱧の鍋セット」2人前13,500円（税込）。原木椎茸や豆腐、打ち葱もついているので、丁寧にとったダシと自家製ポン酢で素材の旨味を存分に味わい尽くして。3日前までに要予約。

ほかにも「エルム初夏の特選弁当」1人前5,000円（税込）が人気で、旬の味覚を盛り込んだ「初夏の八寸盛合せ」3,800円（税込）に、「選べる炊込みご飯」1,500円～（税込）が付いたオトクな内容（写真は「真鯛の炊込みご飯」2,000円（税込））。単品でも注文でき、姉妹店「宮の森フランセス」の洋食メニューも購入可能なので、人数やシーンに合わせて選ぶのもいい。予約は前日までに電話かメールで（水曜の注文は日曜まで）。受付時間は11:00～19:00、受け取り時間は12:00～19:00。ドライブスルーでピックアップもしくは、半径2km圏内であれば＋500円（税込）でタクシーが自宅までデリバリーしてくれる。

窓外の約1,000坪の日本庭園には、日本家屋や庭石、離れが設えられており、春は桜や色とりどりの花、夏は目にも眩しい緑の木々、秋は深く色付く紅葉、冬は凛とした雪景色が広がり、四季折々の風情が感じられる。現在、タイプの異なる4つの個室が利用できる会食プランも用意されているので、日ごとに表情を変える美しい日本庭園を眺めながら、器や盛り付けなど細部にまでこだわった料亭の味とともに、優雅なひとときを過ごして。

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おうちで簡単調理できる、バル自慢の本格パエリア

札幌駅直結の立地にありながら、まるでスペインにいるような気分が楽しめる一軒。扉のないオープンな設計なので、誰でも気軽に立ち寄りやすく、明かりを落とした店内にはヴィンテージ感が漂うカウンターとテーブル席があり、心地いい雰囲気に包まれている。そんな空間で味わうのは、道産の旬食材を使ったタパスやアヒージョなど、“飲み気分”を盛り上げるメニューの数々。各国のワインも揃っており、15:00～18:00は本日のスパークリングワイン、ワイン3杯、タパス5種が付いた「ワイン飲み比べセット」1,408円（税込）を楽しむのもいい。

看板メニューのパエリアは、山海の幸の旨味が凝縮したスープでお米をじっくりと炊き上げた、サフランが香る逸品。定番のシーフードやミックスのほか、イカスミやパスタのパエリアもあるので、気分に合わせて選びたい。ランチメニューも充実しており、1人前でオーダーできる「パエリアランチ（サラダ、スープ付き）」1,080円〜1,280円（税込）は、本格的な味わいがリーズナブルな価格で楽しめると評判。気になるメニューを選んで、たまにはゆっくりと、贅沢なひとときを楽しむのもよさそう。

そんな人気のパエリアを自宅でも味わいたいという人にオススメなのが、「シーフードパエリアセット」2人前2,480円（税込）。テイクアウト用に魚介ダシと具材、サフランライスがセットになっており、フライパンやオーブンで簡単に調理できるので、おうちでおいしいバル時間を過ごして！ ほかにも、ワインにぴったりの「タパス盛り合わせ」「生ハム盛り合わせ」各980円（税込）、モロッコスパイスで味付けした「手羽フリット」2本350円（税込）などもテイクアウト可能なので、店頭もしくは、電話でピックアップの希望時間を伝えて注文しよう。

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※掲載情報は2020年7月20日時点のものです。