vol.9 江花珈琲焙煎所

北海道の真ん中、上川エリア。中でも、のどかな田園風景や色彩鮮やかな自然が魅せるアートな景観が魅力の富良野・美瑛は、この季節人気のスポットです。
道内屈指の食材王国だけあって、土地ならではの素材を使った商品やお店がたくさん。
「美味しい時間」へ、めぐり旅です！

上富良野町、北海道道851号線にポツンと佇む、江花珈琲焙煎所。
北海道が憧れだった店主の澤さんは、数年前に埼玉県からこの地に移住。
譲り受けた民家を自らの手で改装し、大好きな珈琲を通じて「人が集える場所・癒される場所」をつくれたら、と開業しました。

こちらでは、常時20種類以上の珈琲豆が生豆の状態で店頭に並び、注文ごとにその場で焙煎してくれます。
品種の札には、店主の感性あふれる言葉で豆の特徴が紹介されていて、読むだけでどれも興味津々。
試したいものばかりで選ぶのが大変です……。
もちろん、店内でも珈琲をいただけます。珈琲に付いてくる自家製のスイーツは、珈琲と合うように考えられていて、これが絶品なのです。
購入した新鮮な珈琲は、炭酸ガスを抜くために常温で1日以上置いてからいただきます。
豆の個性によって違う、日を追うごとの味の変化も楽しんでみて。
嬉しいことに、珈琲豆を200g購入すると店内で試飲のサービスもありますよ！

店内の大きな窓に面したカウンター席。江花珈琲の“一等席”です。
窓から見えるテラス席の奥には大きな空と芦別岳。のどかな大自然が広がり、まるで絵画か映画館のスクリーンのよう。
腰かけると「あれ？」と意外なちょっと低めの座席は、空と山がよりワイドに楽しめ、四季それぞれの趣のある景観を、最大限に体感してもらうための店主のさりげない演出です。
店内に流れるBGMと相まって、珈琲タイムが優美なものになります。
真っ白な世界に空の青が映える、冬のシーズンもオススメだとか。

店主の人生を変え、その味わいで、今までの珈琲の概念を変える「人生を変える珈琲店」。
美味しい珈琲が紡ぐご縁は、人が集い、つながりを生むスペースとなり、
訪れる人にとって、ほっとできる癒しの空間となっています。

※掲載情報は2021年6月9日時点のものです。

ポイント獲得はこちら