ここから本文です。
ここから現在位置です。
現在位置ここまで。

それいけ「ほくでん」探検隊

Vol.2 藻岩発電所

こちらに掲載されている記事のポイント獲得期限は終了しております。

それいけ「ほくでん」探検隊 Vol.2

今回の
探検場所

藻岩発電所

藻岩発電所外観

札幌市南区にある藻岩発電所は、豊平川の水を利用する水力発電所です。
豊平川の流域には、藻岩発電所を含めて5カ所の水力発電所があり、合計で83,270kWの電気を作っています。
電力の安定供給に欠かせない、水力発電。
その現場を探検してきました!

水力発電の仕組み
を見学するだけで
ワクワクしますよ

札幌水力センター発電課 片岡 快斗さん
札幌水力センター発電課
片岡 快斗さん

前回に引き続き、札幌水力センター発電課の片岡快斗さんに案内していただき、藻岩発電所を探検します!

階段を下りて発電機の下部に到着すると、「ケーシング」と呼ばれるカタツムリ状のものが設置されています。
水圧鉄管から取り込まれた水がこの中に入り、水車が回ります。そのエネルギーが発電機に伝わり、電力が発生するという仕組みです。
ここも音がすごい。一生懸命大きな声で片岡さんは熱心に説明してくれました。

藻岩発電所は1936年9月に運転が開始されました。
当時の機械をメンテナンスしながら、補えないものは新しいものに替え、大事に使われています。
水車を回した水は「放水路」を通して、また豊平川へ戻っていくのです。汚れていないので自然に優しいですね。

建物裏手には、水圧鉄管と呼ばれる高低差約100メートルの水管があります。ここを登った先には水槽があり、上流の藻岩ダムで溜められた水が、導水路を通りここまで運ばれているのです。
ちょっと遠目でみてみると、スキーのジャンプ台のようにも見えますよ。なんとも圧巻の傾斜です。この高低差が生む水のエネルギーが電気に変わるのですね。
それにしてもこの急こう配は迫力満点。階段を登って水槽まで点検することがあるようですが、もし忘れ物をしたら、後悔するほど大変。例えペン1本でも忘れたくないですね。ちなみに一般の方は登れません。

藻岩発電所がある敷地内の一部は公園としても利用できるよう整備されています。
桜の木も植えられており、ご近所に住む方の憩いの場としても活用されているそうですよ。
その一角に小さなお社がありました。そこには水天宮が祭られているそうです。
「水の神様に感謝をし、無事故で皆さまの生活を支えられますように」と、手を合わせているそうです。
自然の力を暮らしのエネルギーに変える現場ならではのワンシーンでした。

改めて水力発電のすごさが分かる発電所見学。
水を大切に、電気を大切にしたいと改めて思う一日でした。

見学のご案内

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、見学受付を休止させていただいております。
見学をご希望されるお客さまには、ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
見学受付の再開につきましては、決まり次第、ほくでんホームページにてお知らせいたします。


藻岩発電所 札幌水力センター

札幌市南区南33条西11丁目3-1

※掲載情報は2021年5月28日時点のものです。

ポイント獲得はこちら

過去記事一覧へ戻る

ページの先頭へ戻る
本文ここまで。