vol.43 くどう珈琲

春から道内各地を巡ってきたこの企画。締めくくりの冬は、札幌を「めぐり旅！」
全国の都市の中でも常に「住みたいまち」の上位にランクインする札幌。もちろん、このまちに住む住民にも深く愛されています。その魅力に出会いに、札幌エリアを探検です！

札幌市清田区にある自家焙煎珈琲の卸売専門店「くどう珈琲」。
店主である工藤光夫さんは、この道20年のベテランです。
品質管理が適正になされ、欠点豆を丁寧に手作業で取り除いたスペシャリティコーヒーを中心に、自家焙煎を通して「くどう珈琲ブランド」を発信。深めのローストが人気です。特に、深煎りが引き立つ「マンデリンGⅠ」100g 520円（税込）は、スモーキーな苦みを楽しみたいファンに支持され、くどうブランドの看板商品の一つ。
「ケニア・マサイAA」100g 840円（税込）は、特徴である力強い苦味とやわらかに芳香する甘味が上質で、コーヒータイムが優雅な気分に。
月替わりコーヒーの中でも定番になりつつある「ルワンダ・スカイヒル」100g 510円（税込）も人気銘柄。コク・酸味・香りのバランスが素晴らしく、贈答にもオススメです。
コーヒーは生豆の品種で味が決まるものではなく、焙煎の度合い、使用するマシンやドリッパーによって味や香りの風合いが変わってきます。だから、まったく同じコーヒー豆であっても焙煎店によって個性が表れ、多様性が楽しめる。コーヒーって奥深いですね！

高品質の豆を大手メーカーより2～3割引きで購入できるのも、くどう珈琲の魅力。
また、スーパーダイイチ清田店内にある2号店、「くどうふぁーむ」では、お買い物のついでに買い求めやすい商品を多めにし、本店とは違うラインナップを提供。日替わりホットコーヒーなど、コーヒーを中心にテイクアウトも販売しています。
しかし、代表的なコーヒー豆生産国での災害などの背景から、世界的に仕入れ値の大幅な価格改定が起きており、価格は変動しがちだそう。コーヒーが気軽に飲める環境はこれからも変わってほしくないですね。

そんな中でご紹介したい、特別なコーヒー豆。
「コロンビアエルパライソ農園アナエロビックローズティー」100g 1,080円（税込）。
なんとも覚えきれない長い名前は、“コロンビアのエルパライソ農園産”の豆を“アナエロビック製法”で熟成させた、“ローズティー” の香りを思わせるコーヒー、ということ。コーヒーなのに「ローズティー」ということで、好奇心が湧いてきます。
私たちの手に届くまでに、コーヒーにも「発酵」の過程があります。その際の微生物の活動の差によって、成分・味・香り・色などが特徴へと変化します。“アナエロビック”とは「嫌気性発酵」という意味で、酸素のない状態で生き延びた微生物のみで発酵させる手法。従来の好気性コーヒーにはない独特の味わいが生み出されます。
こちらの豆は、ワインのように嗅覚からも強いフレーバーを楽しむのがオススメの飲み方。ワイングラスのようなコーヒーグラスに注ぎ、口に含む前にひと回し。立ち上るアロマを先に堪能してから、舌で味わいます。
風合いはコーヒーなのだけれど、グン、と口に広がる、ローズヒップティーのような酸味と果実を思わせるフレッシュな甘い香りが驚き！かなりの浅煎りなので、苦味はありません。これまでに感じたことのない品のある華やかさは、まさにティーの名前通り、紅茶のようでもあります。
限定生産のため、完売したら終了のレアな品種。同じ味にはこの時しか出合えない、究極の逸品です。
今後も同じ銘柄の新商品が入荷予定！どんな新商品なのか楽しみですね！

こちらもオススメ。カフェインレスの「コロンビアブーゲンビリア農園EX」100g 800円（税込）。
カフェインレスコーヒーは香りが劣る、と言われますが、この銘柄は別。甘味も香りも満足の一品です。
体を気遣うコーヒー愛好家はぜひお試しあれ。

※価格は状況により変動します。

※掲載の価格は店舗での販売価格です。オンラインショップ販売は送料が含まれますので価格は変わります。

※掲載情報は2022年2月16日時点のものです。

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