いいものがたり ~北海道未来応援プロジェクト~
vol.14 釧路市 一般社団法人 音別ふき蕗団「音蕗(おんぶき)のピクルス 瑞音(みずね)」
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前回に引き続き、釧路市音別(おんべつ)町の音別ふき蕗団を取材しました。
音別町の特産品でもあるフキを使った「音蕗(おんぶき)のピクルス 瑞音(みずね)」の商品開発の背景についてお聞きしました。また、音別の魅力についても伺いました。
一般社団法人 音別ふき蕗団
「音蕗(おんぶき)のピクルス 瑞音(みずね)」

音別町の特産品でもあるフキを使った、オリジナルのピクルス。夏に収穫されたフキの後に自生する「二番フキ」で作られた商品です。ピクルス液には白ワインビネガーとりんご酢などを使い、若い人にもフキを食べてもらいたい、との想いが込められています。フキの爽やかな苦み、シャキシャキした食感、ピクルス液の味わいが見事にマッチした一品です。
大好きだから地域のためにできること

代表 伊藤まりさん
地域の特産品でもあるフキを使った「音蕗のピクルス 瑞音(みずね)」。音別ふき蕗団の代表理事・伊藤まりさんをはじめ、フキの栽培や商品製造には多くの人が関わっています。伊藤さんは「とにかくこの地域が大好きだから、音別のために何かできないかと思っていました。気が付いたら行動していましたね」と、笑います。

育てているフキは伊藤さん曰く「お嬢さま育ち」。無農薬栽培を徹底し、雑草を取り、害虫予防のバオバオ(不織布)掛けなど、手間暇と愛情をたっぷり注いでいるそうです。
最盛期に収穫されるフキは2メートルほどの高さになるそうで、本当にすくすく育っているんですね。

そんな伊藤さん、実は農業経験は初めてだったそうです。約40年、医療従事者として働き、10年ほど前に仕事で音別に住んだのがきっかけとなり、今に至っています。
農業については町内の農業経験者からたくさんアドバイスをもらったそうです。「酪農をしていた方を含め、みなさん本当に詳しくて、頼りになるんですよ」と、話してくれました。

パッケージは、白地にグリーンやブルーでデザインされたタンチョウなど道東の動植物が描かれており、釧路市ビジネスサポートセンターの協力を通じて作られました。
「栽培や味付け、デザイン、そして雇用を守ることも含めて、私一人ではとてもできなかった商品です」と、伊藤さんは話します。
静かで暮らしやすいまち・音別

「あまり知られていませんが、タンチョウの給餌場がある音別は、とても静かで住みやすいところ。フキの栽培には欠かせない水もとてもきれいで、私にとっては大好きな場所です」と、紹介してくれました。
栽培・加工・販売と、フキの6次産業化を進める音別ふき蕗団。これからも注目したい存在です。

音蕗(おんぶき)のピクルス
瑞音(みずね)
内容量/210g
原材料名/蕗水煮(釧路市音別産・国内加工)、りんご酢、グラニュー糖、白ワインビネガー、食塩、ローリエ、ピンクペッパー、黒胡椒
賞味期限/製造より1年(未開封時)
保存方法/常温で保存
価格/990円(税込)
●商品問合せ先
一般社団法人 音別ふき蕗団
https://www.ombetsu-fukifuki.com/

ノーステック財団は、北海道産業の振興と活力ある地域経済の実現、そして道民生活の向上を目的として、科学・産業技術の振興に関する事業を総合的に推進する財団です。
ご紹介した商品は、ノーステック財団が「ほくでん産業技術振興基金」を活用して、北海道の産業振興につながる地域企業の商品開発を支援して作られた商品です。
※掲載情報は2022年2月18日時点のものです。