いいものがたり ～北海道未来応援プロジェクト～
vol.12 稚内市 中央水産株式会社「蛸と昆布のアヒージョ」
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前回に引き続き、稚内市の中央水産株式会社を取材しました。
日本海やオホーツク海など、稚内の近海で獲れる水産品を使った「蛸と昆布のアヒージョ」を2021年6月より販売、早くも人気の商品になっていると言います。また、稚内の魅力についても伺いました。
中央水産株式会社
「蛸と昆布のアヒージョ」
日本海の「利尻昆布」とオホーツク海で水揚げされた「ミズダコ」から出た旨味がたっぷり詰まったオリジナルのアヒージョです。週末や記念日など「特別な日」の食卓に、またキャンプに持ち寄る一品としてもオススメです。ビールなど喉越しの良いお酒にはもちろん、ワインとも相性抜群。お好みの野菜と一緒にフライパンなどで温めるだけですぐに食べられます。常温保存が可能なので手間いらずの商品です。
女性社員の声を参考に製品化
「稚内を代表する商品を作りたい」と考え作られた「蛸と昆布のアヒージョ」。商品化までに要した時間は1年半ほど。中陳大樹社長は「とにかく、自分が美味しいと思うものにしたかった」と話します。『アヒージョ』にしたのは、キャンプ好きの中陳社長の「非日常を感じられる特別な一品を」という想いがありました。
味付けは試行錯誤の連続。「試作品で作ったニンニクの風味が濃く、辛味が強い味付けは、女性には敬遠されましたよ」と、苦笑い。そこで参考にしたのが、奥さまやその友人、それに一緒に働く女性従業員の『声』でした。「30代後半から50代の主婦をターゲットにする商品として、身近な人たちの意見を参考にしました」。
パッケージデザインも社内で人気のあった案を採用。バイヤーとの商談会ではパッケージで話が盛り上がることもあるそうです。「商品の味だけでなく、パッケージも評価してもらうのは今までにない経験でした」と、中陳社長は驚いていました。
「一人ではできなかった商品。従業員と一緒に一丸となって作った商品なんですよ」と、話してくれました。
子育てしやすい、自然豊かな稚内
中陳社長は、生まれ故郷、稚内の魅力について、「自然が豊かで、食べ物は美味しく、本当に良いまちだと思っています。不便な場所だと思う方もいるでしょうが、私にとっては子育てがしやすく、住みやすい場所ですよ」と教えてくれました。雄大な利尻富士が望める『ノシャップ岬』や日本の最北端『宗谷岬』などの観光名所も多く、一度は訪れてみたい地域ですよね。
自社のことだけでなく、地域の将来までを見据え、作り手が自信をもって「美味しい」と勧められる、地元産の食材を使った新商品。手軽に料理の一品として活用できるという点も重宝します。「北海道新技術・新製品開発賞」の食品部門で大賞を受賞する実力もあります。
特別な日の一品として、一度お試しください。
蛸と昆布のアヒージョ
原材料名／ミズダコ（北海道沖）、オリーブ油、昆布（北海道沖）、おろしにんにく、魚醤粉末、フライドガーリック（乾燥ガーリック、食用こめ油）、粗挽き黒こしょう、鷹の爪、食塩、粉末こしょう
内容量／210g
賞味期限／製造日より180日
保存方法／直射日光を避け常温で保存
価格／1,080円（税込）
●商品問合せ先
中央水産株式会社
http://wakkanai.tv/shop/chuuou/
ノーステック財団は、北海道産業の振興と活力ある地域経済の実現、そして道民生活の向上を目的として、科学・産業技術の振興に関する事業を総合的に推進する財団です。
ご紹介した商品は、ノーステック財団が「ほくでん産業技術振興基金」を活用して、北海道の産業振興につながる地域企業の商品開発を支援して作られた商品です。
※掲載情報は2022年1月21日時点のものです。
