いいものがたり ~北海道未来応援プロジェクト~
vol.24 旭川市 高砂酒造 純米酒「旭農高日本酒プロジェクト 兆 2022」/「旭農高スモークビーフ」
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前回に引き続き、高砂酒造を取材しました。
地元の高校生や、地場産業の企業・団体と協力し日本酒や旭川のブランド牛を使った加工品を生み出しました。
高砂酒造 株式会社
純米酒「旭農高日本酒プロジェクト 兆(きざし) 2022」
「旭農高(きょくのうこう)スモークビーフ」

高砂酒造と旭川農業高校のほか、地場産業の企業や団体が参加して、旭川の未来を担う特産品を作ろうと立ち上げられたプロジェクトから生まれたのが、北海道産酒米きたしずくを使用した、純米酒「旭農高日本酒プロジェクト 兆 2022」と、旭川のブランド牛「旭高砂牛(あさひたかさごぎゅう)」を使った「旭農高スモークビーフ」です。企画から製造、加工などの全行程を同校の生徒が中心となって携わり商品化された、旭川の新たな特産品です。
「ものづくり」初体験の高校生の
ひたむきさが成功の秘訣

高砂酒造と北海道立旭川農業高等学校を中心に、地場産業の企業や団体が協力し、開発・販売された純米酒「旭農高日本酒プロジェクト 兆 2022」と「旭農高スモークビーフ」。日本酒は同校農業科学科水稲専攻班の生徒が、酒米の種まきから収穫のほか、ラベルデザインやラベル貼りに加え、高砂酒造の職人とともに酒造りを行い、商品名も自分たちで決めて製品化しました。

旭農高スモークビーフも同様に、同校食品科学科肉加工班の生徒が、旭高砂牛の切り分けや調味液の調合、パッケージデザインなどの一連の工程を担当。幾度となくチャレンジと失敗を繰り返しながらも、自分たちが納得できる仕上がりになったと言います。それぞれの商品には生徒たちのものづくりにかける熱い想いが詰まっています。

企画を担当した高砂酒造 企画部部長の廣野徹さんは「旭川農業高校をはじめ協力企業や団体の方々が熱心に取り組んでくれたおかげで、素晴らしい商品ができあがりました。何より嬉しかったのは、生徒さんたちが企画から製造、加工、商品化までの『ものづくり』の過程を、本当に真剣に向き合ってくれたことです。今回のプロジェクトで学んだことを卒業後の進路などで生かしてもらえたら」と、話してくれました。
自然豊かな旭川。
未来を担う若者の力にも注目

廣野さんには旭川の魅力についてもお伺いしました。
「旭川市は周囲を大雪山に囲まれ、雪解けのきれいな水が、石狩川や美瑛川などの河川に流れてきます。また寒暖差も大きな特徴だと思っています。冬は冬はマイナス20℃前後、夏はプラス35~6℃にもなり、この環境を利用したおいしい野菜やお米もたくさんとれます。産業の街として魅力がたくさんあります」と、答えてくれましたよ。

ここ数年は人口減少が目立つという旭川市。ですが、今回のプロジェクトは「地元を代表する老舗企業が未来を担う若者たちとともに、地域を盛り立てる商品づくりを目指す」というユニークな内容でした。すでに2023年発売に向け、旭川農業高校の生徒たちとともに新たな日本酒と旭高砂牛を使った加工品の開発にも着手しているとのこと。これからも、ぜひ注目し続けたい取り組みでした。

純米酒 旭農高日本酒プロジェクト 兆 2022
価格/1,485円(税込)
※2022年生産分は完売
内容量/720mℓ
アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米/北海道産きたしずく100%使用
精米歩合/60%

旭農高スモークビーフ
価格/1,080円(税込)
内容量/110g
原材料名/牛肉(北海道産/旭高砂牛)、酒粕、酒、白醤油、食塩、砂糖、香辛料/発色剤(亜硝酸Na)
(一部に牛肉・小麦・大豆含む)
保存方法/-18℃以下の冷凍で保存してください
賞味期限/製造より1年
●商品問合せ先
高砂酒造
https://takasagoshuzo.com/

ノーステック財団は、北海道産業の振興と活力ある地域経済の実現、そして道民生活の向上を目的として、科学・産業技術の振興に関する事業を総合的に推進する財団です。
ご紹介した商品は、ノーステック財団が「ほくでん産業技術振興基金」を活用して、北海道の産業振興につながる地域企業の商品開発を支援して作られた商品です。
※掲載情報は2022年7月15日時点のものです。