腸活 その4「会員のみなさんの疑問に博士がお答えします！②」

Q：腸にとって良い食べ物を教えてください

水溶性食物繊維（ゲル状になり腸内を掃除＆腸内細菌のエサになる）と、不溶性食物繊維（水に溶けず、便のカサを増やして腸の運動を活発にする）の両方が必要でバランスが大切です。

腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維が多く含まれているのは、お米（玄米や押し麦等）や豆類、芋類などに含まれる消化しにくいデンプンです。パンやパスタ、うどんなどの小麦製品には、これがあまり含まれていません。普段の生活でお米（できれば玄米や麦飯）や納豆、じゃがいもなどを毎日とっていただくと、腸内フローラが活発化して良い腸になります。炭水化物抜きダイエットは、腸内細菌が育たないので、結果的に人間にも悪影響を及ぼします。

Q：下痢はしていないのですが、オナラや、ぐるぐるという音が午後から夜にかけて頻発します。異常発酵、食事時の大量の空気の飲み込みなどを原因として想像しますが、はたして正しいのでしょうか

食物繊維を食べるとおなかの中では必ずガスができます。おなかの中でできたガスは腸の壁から吸収されて消えていったり、オナラとして出ます。1日に20回程度は普通だということです。オナラが臭くなければ人知れず処理することも可能です。ところがガスがたくさんできるとおなかがゴロゴロして気持ちが悪く、ひどい人になると、ところかまわず漏れたりすることがあります。学校や会社で必死に我慢したり、トイレに頻繁に通う人が増えています。オナラが異常にたくさん発生する理由は、食事の摂り方です。早食いの人は食べ物と一緒に空気を飲み込みやすく、オナラやゲップの原因になります。

また、ジュースや甘い炭酸飲料、お菓子などを始終食べていたり、夜遅くに食べる習慣のある人は、食事をして数時間後におなかがゴロゴロして、ガスが大量に発生することがあります。間食をやめ、寝る前の数時間は食事をしない、またおなかがすいてから食べる習慣をつけましょう。

常におなかがゆるくてガスが大量に発生する人は、おなかに酸がたまり過ぎていることが原因です。こうなると長期間この状態が続き、何十年も悩み続けている場合があります。特に過去に腸炎を経験していたり、過激なダイエットをしていることが影響している場合があります。

Q：腸内フローラが乱れるとどうなるのでしょうか？

腸内フローラのバランスの乱れが、腸の病気だけでなく、全身の病気になるのが報告されています。
免疫関係（アレルギー、自己免疫疾患）、代謝の病気（肥満、糖尿病、脂肪肝、動脈硬化）、神経の病気（自閉症、うつ、パーキンソン病）など、「動物」と「共生している腸内細菌」の関係は想像以上に密接で、腸内フローラのバランスが乱れることによって、腸内細菌たちが作るものの種類や量が変わり、慢性炎症になり結果的に病気になってしまうようです。

腸内フローラのバランスが乱れた状態になると、腸内細菌が短鎖脂肪酸をつくることができないので、腸の細胞が更新するために必要なエネルギーが足りなくなり、腸の細胞同士が「スカスカ状態」になってしまいます。
このような「スカスカ状態」になると、「腸内細菌がつくった悪い物質」や「身体に悪い影響を与える菌」が身体の中に入ってしまいます。
身体に悪い物質が入ると、身体は自分を守るために防衛体制になって、常に戦っている状態（慢性炎症）になり、その結果さまざまな病気にかかるということが最近の研究でわかってきたのです。

Q：博士が発見した乳酸菌はどのような特徴があるのですか？

自分が乳製品のアレルギーがあったので、そんな人でもすっきり実感できる乳酸菌を見つけたい！と考えていろいろな乳酸菌の研究をした結果、北海道を代表するライラックの花からさまざまな条件をクリアする働き者の乳酸菌を見つけて「ライラック乳酸菌」と名付けました。その後豆乳を使って培養し、さらに試行錯誤の結果、オカラをカプセルにして種の状態のライラック乳酸菌を入れ、体内に取り組むという方法をあみ出したわけです。長い研究の果てにようやく完成した「100％植物性の乳酸菌製品」。胃酸や熱にも強いので乳酸菌が腸の奥まで届きしっかり働くことを実感できます。
ご興味のある方はぜひお試しください。お試しサイズもございます。

【アテリオ・バイオ株式会社HP】
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