vol.25 からあげ専科 鶏から屋 しらかば店

広～い北海道。太平洋に沿う道央の西から東に並ぶ18の市町村からなる、胆振・日高地方。
略して「日胆エリア」は、水揚げされる魚介も農畜産物も、地域ならではの特色があります。
気持ちのいい秋風に誘われて、日胆エリアをめぐり旅です！

その見た目で、個性で、老若男女を魅了し、食べると幸せになる道民が愛するソウルフード、ザンギ。
家庭の食卓に、お弁当に、定番でありながら気分が上がり、絶対に外さない安定感。
そんな国民愛を一身に受ける大衆メニューのアイドル・ザンギで、賞を取り続ける店が苫小牧にあります。
苫小牧に2店舗を構える「からあげ専科　鶏から屋」。
開店3カ月目（2017年）にチャレンジした、日本唐揚協会が主催し全国から約900店舗がエントリーする「からあげグランプリ®」において、いきなり金賞を獲得！なんと、2017・2018・2019年に「東日本しょうゆダレ部門金賞」、2020・2021年には「東日本味バラエティ部門金賞」と、5年連続で金賞を受賞しています。
さて、看板商品の「金のザンギ」540円～（税込）。大ぶりの鶏肉にショウガを利かせた深みのあるたまり醤油ダレが浸みこんでいて、冷めてもとってもやわらかい！「もっと食べたい！」と思ったら、やはり一番人気は大容量の「金のザンギ8個入り」1,296円（税込）だそう。
また、金のザンギにジンギスカンのタレを絡めた「金のザンギスカン」540円～（税込）も、ガツンと濃厚。こちらも金賞受賞のザンギです。
現在はテイクアウトが主流になっていますが「その場でサクサクの揚げたてを食べてもらいたい」というこだわりから、最初はテイクアウトに抵抗があったそう。しかし、ひとりでも多くの人に家庭での食事を楽しんでもらい、家事の負担を減らす手助けをしたい、また、コロナ禍で滞在時間が短いテイクアウト需要が高いということもあり、現在はテイクアウトメニューも多彩に揃えています。

平日の12時半までは「金のザンギ弁当」が500円（税込）なほか、毎週金曜日は“アゲアゲチ金フライデー”と称して「甘辛手羽ダレ（5本）」が半額の330円（税込）とおトクです！
フレンチの技法を取り入れ、前日から4回の工程を重ねて完成するという「若鶏半身揚げ」1,296円（税込）も自信の一品。選び抜いた海塩の塩味が引き立てる、中札内産鶏肉のうまさ。豪快にかぶりついてください！

「腹ペコを笑顔に」「苫小牧を元気に」を掲げ、「鶏から屋」の代表を務める、福澤龍司さん。
飲食を通して人々の人生を豊かにし、まちに活力を与えたいと“地域活性マーケター”としての活動もしています。
グランプリに挑戦したのもその一環。店の認知度を上げ、「人を呼び、苫小牧を元気にすること」に貢献したいと、毎年チャレンジを続けています。
美味しいものがある場所には人が集まるー。“小さなお店が集まり、街並みを作り上げ、活気を復活させる”ことを目標に「自分が苦しい時に学んだことを誰かの為に生かしたい」と、個人経営店の集客支援もお手伝いしていくそうです。
笑顔が増えれば世界が平和になることを夢みて、今日もザンギを通して人に、まちに、笑顔を紡いでいます。

※掲載情報は2021年10月6日時点のものです。

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