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それいけ「ほくでん」探検隊

Vol.4 火力技術研修センター

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それいけ「ほくでん」探検隊 Vol.4

今回の
探検場所

火力技術研修センター

火力技術研修センター外観

工場や建築・土木・工事現場での作業には危険がつきものです。
その危険を疑似体験してもらい、ケガや事故を無くすため、危険に対する感受性の向上に取り組んでいる火力技術研修センターを今回はご紹介します。
場所はハスカップが名産の勇払郡厚真町にある苫東厚真発電所内。
普段は一般見学ができない場所に潜入してきましたよ!

「ご安全に!」の掛け声で、今日もゼンリョクでゼロ災害を目指します!

火力部 火力技術研修センター 山下 博幸さん
火力部
火力技術研修センター
山下 博幸さん

さあ、前回に引き続き、火力技術研修センターのさまざまな危険体感を見学していきますよ。

まず最初に説明してもらったのが「60kg墜落衝撃危険体感」です。
人間の体重に見立てた60kgのタックルバックを5メートルの高さから落下させ、その衝撃と衝撃荷重を表示して、体感させるというものです。その衝撃荷重はなんと約4トン。音もさることながら、衝撃波にも驚きました。
高所作業は危険がつきものなのでしょうが、これを見たらより安全に作業をしようと心掛けるに違いないと素直に思いました。

また先ほど同様、5メートルの高さから物を落とした時の衝撃を体感する「飛来落下危険体感」にもびっくり。
もしヘルメットを被っていなかったらと思うと、心臓がドキドキしてしまうほどの光景でしたよ。

続いては「安全帯ぶら下がり危険体感」です。
高所作業を行う場合に使用する命綱付きベルト(安全帯)を装着し、落下の衝撃を体感するのではなく、宙吊りにされた状態で自分の体にかかる荷重を体感するのですが、こちらにも危険が潜んでいます。
ベルトの緩みがなく骨盤部分でしっかり装着できていないと、宙吊り状態では腹部が圧迫され、場合により30分ほどで命の危険につながることも。
ただ装着していれば良いというわけではないのですね。
ヘルメットもそうですが安全帯もしっかり装着することが重要です。
ご家庭では防災用にヘルメットを用意している方もいると思いますが、装着する場合は顎ひもの緩みがないよう、しっかりと被ってくださいね。

さらに、「脚立作業危険体感」でも「なるほど!」の連続でした。
よく見かける脚立ですが、こちらも使い方によっては危険がいっぱい。
地面が平らなところに正しく設置し、決して天板に乗って作業しないなど、いろいろ教えてくれましたよ。
段数の少ない小さな脚立でも、間違った使い方でケガをする危険があるので、ご家庭内での使用時にはご注意くださいね。

そのほか「階段歩行危険体感」や「ローラー巻き込まれ危険体感」などさまざまな内容を説明してもらいました。どの場面にも危険が潜んでいます。

あらゆる状況を想定して危険を体感できる研修内容は、普段の暮らしでも役に立つ内容ばかりでした。
なかでも特に印象的だったのが、働くみなさんの声掛けについてでした。
発電所や作業現場では、会う人たちにそれぞれが「おはよう」や「こんにちは」などの代わりに「ご安全に!」と、声掛けを頻繁に行うそうです。
その一言で「安全」に向けての気が引き締まるのだとか。コミュニケーションって大切ですね。
今日も「ご安全に!」を合言葉に、平穏な毎日の暮らしが守れているのだなとしみじみ思いました。
自転車や自動車の運転時にも通じる声掛け「ゼロ災害!ご安全に!」。みなさんも一緒に声掛けしてみましょう!

研修のご案内

一般見学者は受け入れておりません。
危険体感研修をお考えの企業や団体のご担当者さまは、当社ホームページをご参照ください。
【ほくでん 危険体感研修のご案内】


火力部 火力技術研修センター

勇払郡厚真町字浜厚真615番地

※掲載情報は2021年6月25日時点のものです。

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