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みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.81

運動と身体 その1「清水宏保さんインタビュー 前編」

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みんなの声で!しあわせ北海道生活 vol.81

今月は、エネモール会員のみなさんのアンケート結果をもとに、「運動と身体」についての特集をお届けします。
1回目の今回は、スピードスケート元日本代表で金メダリストの清水宏保さんのインタビューです。清水さんの現在の活動について、また経営されているスポーツジムやリハビリ施設についてご紹介します。

清水宏保さん プロフィール

1974年 北海道帯広市生まれ。
幼少のころより気管支喘息を患うが、喘息と向き合いながらトップアスリートとして活躍。スピードスケート日本代表として、リレハンメル・長野・ソルトレークシティー・トリノと4度の冬季五輪に出場し、長野オリンピック500m 金メダル、1000m 銅メダル、ソルトレークシティオリンピック500m 銀メダルを獲得。2010年3月に現役を引退、日本大学大学院にて医療経営学修士を取得し、現在は、弘前大学大学院社会医学講座博士課程に在学され、喘息の啓蒙活動、講演会や執筆活動等、文化人としての活動のほか、スポーツ選手のセカンドキャリアを支援する活動も積極的に取り組むなど幅広く活躍されています。


Q:まず、スケートを始めたきっかけを教えてください。

現役時代の清水宏保さんの写真

今もそうなんですが、喘息ですね。気管支喘息のうち約7割は大人になるまでに症状が治まると言われてますが、僕は一生付き合っていかなければならない3割の方なんです。運動療法で免疫力をあげて喘息を少しでもコントロールしようということで、何かスポーツを、と始めたのがスケートだったんです。ほかにも、剣道、サッカー、柔道、レスリング、バスケットなどもやりましたが、たまたま一番スケートが好きだったんです。3歳ぐらいから始めて、大会に出るうちに記録と戦うのが大好きになって、のめり込んでいきました。

Q:現在、スポーツジム、デイサービス、訪問看護施設等を経営されていますが、きっかけは何だったんですか?

喘息の啓蒙活動を何年もやっているのですが、たまたまある方から、「そういったことをやっているのであれば一度医療の現場の勉強をしてみたら?」と勧められたことから始まったんです。それから日本大学大学院で医療経営学の勉強を始めました。経営学だけなのかなと思っていたら、いろいろな現場を見に行って、その中でたくさんのリハビリ(リハビリテーション)を見ました。その時にこれは「スポーツ選手が関わるべき領域だな」と強く感じ、運動療法を用いたビジネスプランを考えました。

それと同時に考えていたのが、スポーツ選手が現役を退いた後の「アスリートのセカンドキャリア」についてです。アスリートはみんなケガをするじゃないですか。ケガをした後に、リハビリを自分たちでやる。その中で、身体の動かし方、筋肉の位置っていうのを身を持って理解していく。これはまさにリハビリの現場のスタッフとしてうまく当てはまるんじゃないかと思いました。
将来的には、地域の子どもたちに自分のやってきたスポーツの指導もして、トレーニング指導だけじゃなくてケアの指導もできるサイクルを目指しています。

Q:経営されている、スポーツジム、デイサービスの特徴は?

スポーツジム「27 TWO.SEVEN BODY」の写真

スポーツジム「27 TWO.SEVEN BODY」は、セミパーソナルの指導がつくことです。トレーナー対お客さまが1対3とか1対4でメニューを提供しつつ、ポイントポイントで指導を入れていきます。その代わり、月会費はメニューを製作する費用、場所を提供する費用としてスポーツジムの中では中間領域の値段をいただいているというのが第一の特徴になります。

スポーツジム「27 TWO.SEVEN BODY」内部の様子
参加者を指導する清水さんの写真

【27 TWO.SEVEN BODY】
https://two-sevenbody.jp/

デイサービス「リハビリ型 リボンリハビリセンター」では、リハビリの機材を充実させています。看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師といった国家資格がある人員を配置して、一人に対していろんなアプローチができるようにしています。かなり運動に特化した活動的なリハビリに変えていっています。だから来るお客さまは汗をかいて「筋肉痛になった」と言う方もいますよ。高齢者が運動をしていくっていうことに重点を置いてやっていますね。

デイサービス「リハビリ型 リボンリハビリセンター」の様子
デイサービス「リハビリ型 リボンリハビリセンター」の様子

【リハビリ型 リボンリハビリセンター】
http://ribbon-day.jp/

どちらもパッケージとして、リハビリや運動療法に必ずスポーツを取り込むようにしています。
訪問看護を卒業してデイサービスに通ってもらう。デイサービスも卒業したら今度ジムに来てもらうっていう段階を踏んでもらえるようになったら良いですね。

Q:今の事業のやりがいや今後について教えてください。

今、取り組んでいる健康産業は「全世代に向けた事業」だと実感しています。小学生から90歳、100歳までの高齢者までを対象とした健康産業を作っていきたいと思っています。
また、予防的に運動を取り入れる「予防医療」にも興味を持ってほしいと思っています。30~40代ってバリバリ動けるから、健康に対する意識がすごく弱かったりするんですよ。ですから、まさに今そこに取り組もうとしていますね。

Q:ちなみに、スポーツジム27 TWO.SEVEN BODYの名前の由来はなんですか?

現役時代の清水宏保さんの写真

これはですね、僕が2月27日生まれだからです(笑)
あと…、不思議なことに、現役時代、勝つレースの前日には必ず2時27分に目が覚めていたんです。オリンピックで金メダルを獲得した前日も同じ現象がおきたんですよ。
そんなことから、僕にとって「27」という数字はラッキーナンバーでとてもパワーを与えてくれるキーワードなんです。

実際にデイサービス「リハビリ型 リボンリハビリセンター」を見学させていただきましたが、みなさん、スポーツジムのように生き生きとリハビリをしていてびっくりしました。

清水宏保 27 two.seven.inc

http://27complete.jp/


次週は、清水宏保さんインタビュー後編をお届けします。エネモール会員のみなさんのアンケート結果をご覧いただき、運動についてお話をお聞きしました。お楽しみに。

※掲載情報は2020年1月8日時点のものです。

企画:ドーモニ 事務局

「ドーモニ」は株式会社エルアイズが運営する北海道のモニターサイト。
ドーモニに登録すると、飲食店の覆面調査や化粧品の試用モニター、アンケートの回答、グループインタビューの参加者の募集などが届きます。
16才以上の男女のみなさんに無料でご登録いただけます。
登録はこちら → https://www.domoni.jp/

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